Webエンジニア学習日記 CSS編 #03 「セレクター」

2023/04/30

CSS 学習

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eyecatch CSSのセレクターが理解するには、HTMLのタグの構造を理解しなければいけません。 でも、セレクターが分かれば、その後学習するJavascriptのDOM操作が非常にわかりやすくなるでしょう。 という事で、今回は、CSSのセレクターを徹底的に理解できる内容をレクチャーします。

CSSのセレクターの概要

CSSは、HTMLのタグに対して、装飾や特性の切り替えを行う処理です。 実際にどのタグに対して命令を適用させるかという、タグの指定をするのにセレクターを使って行います。 このセレクターが理解できたら、その後CSSは簡易に思えるでしょう。 でも、難しいポイント満載のセレクターなので、多くの人がつまづいてしまいます。 基礎も含めてちゃんと理解しておきましょう。

CSSのセレクターの種類

  1. タイプセレクター
  2. IDセレクター
  3. クラスセレクター
  4. 子孫セレクター
  5. 属性セレクター
  6. 擬似クラスセレクター
  7. 疑似要素セレクター

1. タイプセレクター

タイプセレクターは「タイプ」という名前ですが、「HTMLタグ」の事です。 <p>sample-title</p> このHTMLに対して、 p { color: red; } このように指定すると、Pタグに対して、文字色を赤に変更する命令になります。

2. IDセレクター

IDセレクターは、ID属性が設定されている、HTMLタグが選択されます。 <p id='header'>sample-title</p> #header { background-color: blue; } ちなみに、id属性は、ページ内では、同じ値は他では使えないというルールがあります。 CSSでのIDセレクターは、問題なく機能してしまいますが、HTMLバリデーションエラーとして、w3c規定では、エラー扱いになります。 Javascriptで操作をする時には、不具合につながるので、複数セットする値の場合は、class属性で書き込むようにしましょう。

3. クラスセレクター

クラスセレクターは、指定されたclass属性の値を持っているHTMLタグを全て選択します。 <p class='highlight'>sample-title</p> .highlight { font-weight: bold; } 一番スタンダードな使い方なので、覚えやすいでしょう。

4. 子孫セレクター

子孫セレクターは、HTMLのDOM構造の下階層に向かって選択をします。 <div> <ul> <li><a class='step-1' href='#step-1'>STEP_1</a></li> <li><a class='step-2' href='#step-2'>STEP_2</a></li> <li><a class='step-3' href='#step-3'>STEP_3</a></li> </ul> </div> 子供選択 ul > li { list-style: none; } ulタグの直下にある子要素のliタグのみ選択されます。 隣接兄弟選択 li.step-1 + li.step-2{ font-weight:bold; } liタグのstep-1というクラスのすぐとなりに隣接する、step-2のクラス属性(.step-1の直後に.step-2がある場合)が選択されます。 一般兄弟選択 li.step-1 ~ li.step-3{ font-weight:bold; } liタグのstep-1というクラスと同じ階層で、後ろに書かれている、.step-3が選択されます。 上記サンプルのように、複数のセレクターをつなげて使う方法を「結合」という風にも呼ばれます。 参考書などに書かれていることも多いので、覚えておきましょう。

5. 属性セレクター

属性セレクターは、HTMLタグに書かれている属性(または、javascriptで書き換えられた属性)を判別して、選択することができます。 <a href="http://example.com">Example</a> <a href="http://myntinc.com">Myntinc</a> a[href="http://example.com"] { color: green; } サンプルコードは、href属性が"http://example.com"という文字列を設定されているタグが選択されます。

6. 擬似クラスセレクター

<a href='https://google.com'>Google検索</a> visited : 既に訪れたことがあるリンク a:visited { color: purple; } hover : 要素の上にマウスが乗った時 a:hover { color: purple; } empty : 要素の中身が空の時 a:empty { color: purple; } 実際にセットしたcssの挙動を、自分でコードを書いて確認してみよう!

7. 疑似要素セレクター

サンプル要素
要素の手前に擬似要素を作る div::before { content: 'beforet-selector'; color:red; } 要素の後ろに擬似要素を作る div::after { content: 'after-selector'; color:blue; }

上記の組み合わせ

CSSは、上記のセレクターを組み合わせることで、ほぼ全ての要素を選択することが可能になります。 そして、今回紹介したセレクターは、まだまだ氷山の一角で、もっと便利に使えるセレクターはたくさんあります。 以下のリンク集を参考に、知らないセレクターを自分で書いて実験してみると、簡単に習得できるでしょう。

リンク集

CSSセレクタのチートシート|37パターンを一覧で解説 図解でわかりやすくセレクターを解説しています。 CSS Selector Reference 全てじゃないですが、CSSセレクターの一覧が掲載されています。

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