Webエンジニア学習日記 CSS編 #09 「position」

2023/05/11

CSS プログラミング 学習

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eyecatch htmlのタグを設置していて、どうしてもデザインどおりに設置できない時に役に立つのが、"position"のプロパティです。 画面の任意の座標に設置したり、画面に追従するページトップに戻るボタンや、ドラッグで表示の画像などを動かしたりする時は、このpositionプロパティを使用しています。

positionについて

このプロパティは、一言で説明すると、タグのどのように配置するかを設定する命令です。 プロパティの値は次のようなものがあります。
propertyで使える値と説明 static : 通常のHTMLタグ状態(何も設定しない場合はこの値になっています) absolute : 絶対座標で、タグの位置を変更できます。 relative : 絶対座標の起点を設定できます。 fixed : 表示している画面の絶対座標が指定できます。 stick : 画面の上に張り付いているタブの様な効果が設定できます。
実際にサンプルを見て自分でコーディングしてみないと、なかなか理解するのが難しいと思うので、それぞれの値についてのデモを掲載しておきます。

デモ : static

staticは、通常の状態なので、設定しなくても大丈夫です。 <div class='demo-1'> <div class='object-1'></div> <div class='object-2'></div> <div class='object-3'></div> </div> <style> .demo-1{ white-space:normal; width:100%; height:auto; border:1px solid black; } .demo-1 > *{ display:inline-block; width:50px; height:50px; border:1px solid red; margin:10px; } </style>

デモ : absolute

absoluteは、起点(通常はbodyやhtmlタグ)からの絶対座標が指定できます。 DOM構造では表現できない表示ができるようになります。 デモでは、上位タグの左上から、30px x 30pxの座標に、object-2を移動させています。 <div class='demo-2'> <div class='object-1'></div> <div class='object-2'></div> <div class='object-3'></div> </div> <style> .demo-2{ white-space:normal; width:100%; height:auto; border:1px solid black; position:relative; } .demo-2 > *{ display:inline-block; width:50px; height:50px; border:1px solid red; margin:10px; } .demo-2 .object-2{ position:absolute; top:30px; left:30px; } </style>

デモ : relative

relativeを設置すると、そのタグが起点になり、設置したタグを含めて、それ以下のタグが、起点を軸に座標指定をすることができるようになります。 特定のタグの中での座標指定ができると、インライン表現がやりやすくなるでしょう。 absoluteと同じ構造にしているので、表示のされ方の違いを理解しておきましょう。 <div class='demo-3'> <div class='object-1'></div> <div class='object-2'></div> <div class='object-3'></div> </div> <style> .demo-3{ white-space:normal; width:100%; height:auto; border:1px solid black; position:relative; } .demo-3 > *{ display:inline-block; width:50px; height:50px; border:1px solid red; margin:10px; } .demo-3 .object-2{ position:relative; top:30px; left:30px; } </style>

デモ : fixed

ページを表示した時から、画面左下に表示されている赤い物体です。 クリックすると、この項目に自動スクロールするようにしています。 <a class='demo-4' href='#demo_4'>デモ : fixed</a> <style> .demo-4{ padding:10px; background-color:red; color:white!important; position:fixed; bottom:30px; left:30px; cursor:ponter; z-index:100; } </style> <h2>デモ : sticky</h2> <div class='demo-5'> <div class='scroll'> <div class='object-1'></div> <div class='object-2'></div> <div class='object-3'></div> </div> </div> <style> .demo-5{ white-space:normal; width:100%; height:100px; overflow-y:scroll; border:1px solid black; position:relative; } .demo-5 > .scroll{ height:300px; } .demo-5 > .scroll > *{ display:inline-block; width:50px; height:50px; border:1px solid red; margin:10px; } .demo-5 .object-2{ position:sticky; top:10px; } </style> デモ : fixed

デモ : sticky

stickyは、スクロールと連動して、指定されたtop,right,bottom,leftで指定された値より小さくならないように座標を固定してくれる、少し特殊な動きをする命令です。 スマートフォンなどでたまに見かける方式なので、使いこなすことで、画面の使い勝手が良くなりますよ。 <div class='demo-5'> <div class='scroll'> <div class='object-1'></div> <div class='object-2'></div> <div class='object-3'></div> </div> </div> <style> .demo-5{ white-space:normal; width:100%; height:100px; overflow-y:scroll; border:1px solid black; position:relative; } .demo-5 > .scroll{ height:300px; } .demo-5 > .scroll > *{ display:inline-block; width:50px; height:50px; border:1px solid red; margin:10px; } .demo-5 .object-2{ position:sticky; top:10px; } </style>

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