[業務開発論] 攻める開発と守る開発の話

2021/12/28

学習

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eyecatch 「開発って何ですか?」と聞かれると、「遊びです!」と言い切る、ユゲタです。 仕事で、プログラミングをするのって、それが本職なんで大事なんですが、正直言うと、仕事でプログラミングをするなんて、全然楽しくもなんともありません。 むしろ、なんで面白くもないプログラミングを一生懸命やらなきゃいけないのか!と頭の中で叫んでいる自分に気がつくこともあります。 ・・・が、そこは、プロなんで、カッチリとプログラミングを納めて、ビジネスを行っているいましがたの自分事情ですね。 また、プログラミングだけではなく、ビジネスにおける開発組織論などについても、知り合いの会社の経営者や、開発チームリーダーの人から相談される事もあり、 どうすれば、「開発部門が良くなるか」という事について、とにかく年から年中思考しております。 そんなユゲタがたどり着いた結論などを、ブログに残しておこうと思います。

攻める開発と守る開発

「攻撃的な開発」って、なんか乱暴に聞こえますね。 一方、「守る開発」って、なんかセキュリティに強い印象を持つかもしれませんが、 ここでいう「攻め」と「守り」というのは、開発で作るモノの話ではなく、開発組織の姿勢の事だと考えてください。 「攻めの開発」というのは、開発部門が、会社全体の組織に対して、前向きの姿勢がある状態で、技術提案などがしっかりと行えている部門になっている場合にこのように表現されます。 一方、「守る開発」というのは、障害が頻発する事に対して、それを防ぐための作業に追われたり、会社経営の立場の人から、「あーしたい、こーしたい」という意見を鵜呑みにしてばかりいる開発チームの事です。 このように聞くと、「攻めの開発」というのは、ポジティブで、「守りの開発」というのは、ネガティブのようにも聞こえますが、どちらも、メリット・デメリットがあり、 「攻めの開発」のメリットは、内部にいる人の開発員のモチベーションは高く保つことができますが、デメリットとして、開発組織が角が立つような雰囲気になりガチというのがあります。 ようするに、周囲から見てとっつきづらい(声がかけずらい)開発になる組織が多いようにも思えます。 「守りの開発」は、この攻めの開発と真逆で、デメリットとして、組織内の開発の人は、作業をしていてしんどい思いをしている事が多く、トラブルも次から次へと発生してしまう、なんとなく負の街道を歩いているような感覚があります。 ですが、メリットとして、開発チームの人柄が良い事が多く、周囲部門の人からの信頼を得やすいという事もあります。 このように考えてみると、攻めと守りのどちらの開発がいいかというと、その両面の良い方を兼ね備えた開発であることが理想で有ることが分かります。

攻めの開発が足りない開発組織はどうすればいいのか?

小さなベンチャー組織で、経営者が開発側のスキルを持っていない場合に、その会社の開発部門は、「守りの開発部門」になる傾向があります。 そして、経営者のいいなりになるという、悪く言うと、「奴隷開発」のような、ブラック企業になりやすいというのがあり、 そうした組織の開発内部にいる人は、そうした自分たちの実態にほとんど気がついていないという側面もあります。 だって、こういう開発の人たちは、忙しさが一番際立っているため、社外でのコミュニケーションは皆無で、会社外の世界を外の世界として、閉じこもってしまう傾向もあります。 なので、攻めの開発に転じる機会などは、思考も含めてほぼ皆無で、ひたすら内部開発に没頭して、言われるがままの守りの開発を繰り返して年数だけが過ぎていきます。 そして、こうした開発はきっと、採用活動に困り、仕事は増えるけど、肝心の開発員は増えないというジレンマに陥ります。 さらに、採用は会社経営として行われるのではなく、開発部門が片手間で採用活動をやらされているという事も合わせて守りの開発を促進させている要因にもなっているようです。 こういう開発部門の人達は、まずは、別の会社の開発部門の現状を知って、自分の会社と比べてみて、何が足りていないかを、心の底から理解する必要があります。 多くの場合、こうした守りの会社の人たちは、「自分の会社は居心地がいい」と思考しているケースが多く、ユゲタはこれを「洗脳」と呼んでいるんですが、 かなり偏った思考になってしまっているケースが多いようです。

守りの開発が足りない開発組織はどうすればいいのか?

一方、スキルアップなどが随時できて、楽しく開発ライフを過ごせそうな攻めの開発の場合は、会社内の技術部門のポジションの力が強大になっているため、 経営者や周辺部門の人たちが、ジャイアンをみるような目で開発組織を見てしまっている場合があります。 残念なことに、開発部門の人たちは、そうした自分たちに気が付かずに、横暴な発言を繰り返し、たまに周囲を困らせたりして、反抗期まっさかりの高校生ぐらいの感覚になっているケースも見たことがあります。 こういう場合は、経営者からヘルプが入ることがあるんですが、会社内の技術を人質のように捉えられて、人としてクズなので、会社を辞めさせたくても辞めさせられないという状態になってしまっているようえです。 正直、ココまで言ってしまうと、誰も得をしていないということに、開発組織自体が気が付かないと行けないのですが、ジャイアンはジャイアンなので、のび太にはなり得ませんからね。 こういう開発部門に育ってしまった会社は、経営者がしっかりと「攻めの経営」と「攻めの社内組織」を理論的に理解しなければいけませんね。 まあ、今回は開発だけの話にとどめておくので、開発以外の組織や経営についての「攻防」は別の機会に行いたいと思います。

さいごに

今回は、開発部門の「攻め」と「守り」について、会社で何かしら困っている場合に、どちらのケースかというのを考えて、足りていない思考を身に着けて組織内で浸透させていくという いわゆる「考える」という事を気がつくきっかけになればと思って、少し荒目の記事を書いてみました。 専門のコンサルタントに相談をして、解決法を聞くということでもいいかもしれませんが、多くの場合に、「それって変えられないよ〜」というような内容の指摘をされてしまうのですが、 そうした指摘に適応できるかどうかが、問題解決の糸口であるということに気がつくと、より良い開発組織になるかもしれませんね。 何かお困りのことがあれば、ユゲタまで、ご一報ください。 美味しく楽しく、調理して差し上げますよ。

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