海外で働くってカッコいいですよね。実際にグローバル企業に勤めて海外勤務という人も僕の周辺にはかなりたくさんいます。
エンジニアの人で、テレワークが基本なので、バリ島のインターネット回線のある所で快適にくつろぎながら、ストレスなくプログラミング作業をしている人もいます。
今や会社に行って仕事をするというスタンス自体が古いのかもしれません。
有名ブロガーのイケダハヤトさんなどは、いち早く関東圏から外に出て、ブロガーという地位を築いたというのは有名な話ですが、余談ですが、最近LIGに就職されて東京に戻ってきたとか・・・
評価
★★★☆☆
今時の働き方についての実践体験談本です。
人と人を繋ぐのが趣味であり、仕事としている著者の尾原さんが、実体験を元に、 人と違う生き方は、どのくらい魅力的なのか、
会社に属していて、言われるままの仕事をするのと、自分の好きを見つけて仕事にできる大きな違いを、持論的に展開しています。
僕は企業した経験から、後者を推したいのですが、労働者の割合で多くの場合がサラリーマンという現状を考えると、どうしようもないと考える人も多いでしょうね。
そうした事も踏まえて理想の桃源郷は、行ける人と行けない人がいるというのではなく、自分次第で行くことは可能という内容になっています。
例えば会社を立ち上げる時に、利益が得られる会社が作れるだろうかというような悩みは付き物ですが、これまでの経験でのアドバイスや、人との繋がりがあれば、大きな自分のstrengthになるという良い話もあり、
響く人には人生が変わるぐらいのインパクトがある本かもしれませんね。
うがった見方をすると、「成功したからそんなこと言えるんだよ」という人もいるでしょうが・・・
内容紹介
今回はKindle版で読ませていただいたので、紙本のペラ感覚がなく、文字列だけを頭に叩き込む読書でした。
著者:尾原和啓は、元楽天の執行役員を経て、バリ島に家族で移り住み、政府の仕事をしたり、色々な人からお仕事をいただいたりつなげたり、楽しんだりして、とても人生を桜花されている人のようにお見受けしました。
222ページというボリュームですが、2、3日電車移動の際に読み切れるぐらいの手軽さです。
ちなみに、AmazonPrimeの会員であれば、無料領域に入っているので、ペラ読みしてみるといいと思いますよ。
刺さった言葉
「乾けない世代」というキーワードが全編に盛り込まれていますが、今では「ないものが無い時代」として、最近の世代の人たちの事をこういう表現がされています。
「AIに仕事を奪われるから先手を打たなければイケない」と本書に書かれていますが、こういう言い方は個人的に好きではなく、ある意味AIがなんたるかがわからない人を、恐怖に煽っているだけの言葉として考えてしまいます。
「会社に縛られない仕事って、いいよね?」と言われると良く聞こえますが、「会社に守ってもらえないと怖いよね?」と言われると真逆の印象を受けます。
この書籍は、少し偏った風に捉えられがちですが、実際に、こうした思考の人たちは、実際に会って話をすると、とても面白い人がほとんどです。
何故なら、他の人と違い、全く飽きさせてくれません。
そういう人たちは、自分たちの生き方を真似してもらいたい訳ではなく、実際にいる周囲のサラリーマンたちがぼやいているのを聞いて、そうした苦しみから解放されるためには・・・という内容を発信しているだけなのですね。
全員に押し付けている訳ではない事はとても良くわかります。
働きたくない訳ではなく、稼ぐために働きたくないという事と、そういう思考の世代が実際に存在する事を少し不思議ですが、教えられた書籍でした。
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