
自分、今現在、株式会社を起業して、いわゆる独立しているんですが、
従業員が自分一人なので、フリーランスと何も変わらない現状で、
日々、顔には出しませんが、まあまあ寂しく仕事をこなしておます。
以前、企業に勤めていた時に、査定や人事評価って、個人的にはなんかすごくイヤだったんですよね。
大したマネジメント能力が無い経営者やその上層部の人たちに、自分の良い事、悪い事を分析されるかの如く言われる事が非常に苦痛でした。
これが、尊敬できる上司が査定をしてくれていたとしたら、そんな気分にはならなかったでしょうね。
そして先日、仕事でお手伝いをさせてもらっているとある会社さんの担当者の方から、自分の評価をいただいて、
それがとてもいい気分にさせてくれたので、久しぶりにサラリーマン時代の気持ちが蘇ったという話です。
システム改修要望の話
お手伝いさせてもらっている会社は、そんなに有名では無いですが、エンタメ系で、若い人が多い社風の会社です。
商材もたくさんあり、システム面で色々な問題を抱えている為、コンサルティングも兼ねて、色々と技術面で支援させてもらっているんですよね。
そんな中、大規模にシステム改修をしたいというその会社の古くから使われているシステムについて、プロジェクト関係者みんなで情報共有しようという会議が開かれました。
そこで、そのプロジェクトの責任者としての役割の担当者がいて、その方の仕切りで会議が進められていきました。
そもそも、そのシステムは、色々なコンテンツへのハブ的な役割をするシステムなんですが、
初期構築した時の設計がうまくできておらず、やりたい要望はたくさんあるのに、それに対応するには、
システムを全て作り直すというぐらいの大改装をしなければいけない状態でもありました。
※こういうケース意外と多いんですよね・・・
飾らず隠さず本音を言うのがモットー
その会社は、多分に漏れず、車内でのプロジェクト会議が非常に多くあり、従業員はみんな会議で業務時間の大半を費やしているのだそうです。
でもその会議が無駄が多いということに気がついていない従業員も多く、
会議に参加することが仕事と勘違いしている方も見受けられました。
会議で重要なのは、情報共有ではなく、議論して課題を決議することなんですよ。
それがわかっていない会社の会議というのは、本当に苦痛です。
もちろん、自分も以前の会社でそうした地獄会議はなんども経験してきました。
今回開かれた会議も、冒頭からその流れで、グダグラのダラダラで、単なる状況の報告と、やりたいことの一方通行の発言のみだったので、
あるタイミングで意を決して、「そもそもどうなの?」という事と、「本当はこうした方がいいんじゃ無い?」という2点を具体的に事細かく熱弁しました。
その会議には、その会社の全責任を追うべき社長も同席していて、自分の考えに非常に参道してくれて、
その会社のこれまでのプロジェクトメンバーは何を考えてこれまでやってきたのかと、ゲキを飛ばし始めました。
アンガーマネジメントは、会社ではすべきでは無いので、その場で社長には退席してもらい、その後はひたすら自分のオンステージとなり、
実際に技術的にどういうことが覗いましいのかを、自分の意見として延々と述べさせてもらいました。
担当者からの言伝
そのプロジェクト会議の最後に聞かされたのですが、プロジェクトリーダーの方は、その月末に会社を退社することが決まっていて、
その場に同席していた後輩にその引き継ぎをするという意味も込められていたのだそうです。
なので、その方とはその後会うことは無いのですが、その部門の上司の方と、お食事を一緒にさせてもらっていた時に、
実は・・・と少しかしこまって話を切り出されて、
何事かと思って聞いていたところ、
先日のプロジェクト会議で、ファシリテートをしていた方が、ユゲタの話を聞いて、非常に話し方や思考、技術力に感銘を受けたらしく、
もう少し会社に残って、ユゲタの元で仕事をし続けたいという話をしたのだそうです。
ウソ!
そんなこと言われるなんて非常に嬉しい・・・
自分の本来やりたかった仕事に転職も決まって、来月から心機一転できるという方から、そんな嬉しいこと言われたら、
こちらとしても、喜ばずにはいられないじゃないですか。
そんな、テンション上がる事を告げられた、最近のニュースだったんですよ。
あとがき
その会社は、マネジメントスキルに長けている人があまりおらず、
退職率も非常に高い原因が、
上層部の人が、「会社の社風に合わない人は、辞めてもらっても構わない」と平気で口にだして言うタイプの人が多いというのは、個人的に指摘はしてあげてるんですが、
そうした悪式習慣が身に染み込んでいる人って、なかなか自分の事に対して気がつかないことが多いんですよね。
なのでその会社の役員はほぼ、自分ではなく、従業員が悪い(思考性が低いとか、やる気がないなどと言う感じ)と決めつけて、
結果退職率が爆上がりしている現状に、「仕方がない」と言うしかなくなっている組織でもあるんですね。
まったく、他人を褒める平社員の方が、こちらとしては、よっぽど一緒に仕事をして楽しいと思わずにはいられなかった、最近の気付きでした。
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