現代の人柱は、「イノベーター」や「アーリーアダプター」と同じ意味で言われる場合が多いけど、
過去の人柱は、その名の通り、人間を建物の柱にするという恐ろしい儀式や習俗のようなモノだったと考えると、
同じ言葉なのに、言葉の本質自体も変わっていることに時代の移り変わりを感じてしまった。
河童の人柱
人柱に関する興味深い話の一つは、日本の歴史における「河童の人柱」の伝説です。
古代日本のある村に、洪水で困っていた時、村人たちは神に祈りを捧げました。
すると、突然、河童(川の精霊)が現れ、洪水を止めるためには毎年1人の人柱を要求すると言いました。
村人たちは困り果て、その要求に従うことにしました。
年が経つにつれ、人柱を捧げることが村の風習となり、ある年には若い女性が選ばれました。
しかし、その女性は河童に捧げられる前に、勇敢な若者によって救出されました。
彼は女性を助けるために河童との戦いに挑み、勝利しました。
この話は、人柱の悲劇的な要素と勇気ある行動を描いており、日本の民話や伝説の中でも有名なものの一つです。
このような伝説は、文化や歴史を通じて人々に伝えられ、時には教訓や価値観を伝える役割を果たします。
この話を聞いた時に、その洪水は河童の仕業ではなかったのか?ということで、
河童って怖いという感情を抱きました。
現代の人柱
現代における「人柱」は、革新的な製品や技術を導入する際に、最初にその利用を試みる人々の体験です。
これはしばしば
先駆者や
イノベーターと呼ばれます。
例えば、ある会社が新しいVR(仮想現実)デバイスを発売するとします。
このデバイスは市場での成功を期待されていますが、実際にその製品を最初に試すのは一般消費者ではなく、開発者や技術愛好家などの先駆者(人柱)です。
彼らは新しい技術や製品を体験することに熱心であり、その利点や欠点を発見し、開発者にフィードバックを提供します。
Youtuberなどの場合も少なくないですね。
ここでの面白い点は、先駆者(人柱)が新しい技術や製品の初期バージョンを試す際に経験する冒険や挑戦です。
彼らはしばしば未知の領域に踏み込むため、予期せぬ問題やトラブルに遭遇することがあります。
でも、そのような困難にもかかわらず、彼らの情熱と好奇心は彼らを前進させ、最終的に製品や技術の改善に貢献します。
ネットでは、不具合や整っていない仕様を面白おかしく叩き上げる場合もありますが・・・
そして、この現代の人柱は、商品や製品をより便利なものに成長させる役割でもあるんですね。
現代と過去の人柱の比較
昔の人柱って、いわゆる
生贄(いけにえ)という意味合いだったんですが、
田代の人柱って、
先駆者という意味になっています。
まるで重なっていないようにも思えますが、同じだと思われる部分としては、
先立って人の役に立つという事でしょうか。
今現在、過去のような人柱が行われる事って有りえないのは、天災が科学的に解明されてきて、
災害以外は、予報として検知できているからかもしれませんね。
昔は、分からないからこそ、人の道からはみ出しても、迷信や呪術などを信じてしまう傾向があったんでしょうね。
あ、でもこれは現在の都市伝説にも似た要素があるかも・・・
あとがき
人柱って実際に人間を使って行われていたかどうかは実は正確にはわかっていないそうです。
動物などを使って生贄を行った形跡はいくつか発見されているみたいですね。
なんだかこの事を聞いて、少しホッとしました。
現代のデジタル人柱になりたいと思うけど、イノベーターになるには、めちゃくちゃ早い情報キャッチが必要になるから、
普通の人よりも大きな
情報アンテナを持たないとイケないですね。
う〜ん、大きな情報アンテナか〜、これは大きな課題ですね。
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