相変わらず、ホームページを作ってほしいという依頼は多く、毎回「いくらで作れます?」と聞かれるます。
そりゃそうですよね。ホームページを作って欲しいけど、高すぎる制作費は払えないし払いたくも無い気持ちも痛いほど良く分かります。
相見積もりを取ろうといろいろな制作会社に金額を聞いてみても、「詳細がわからないとお見積りが作れません」とか、その会社特有の理由による意味のわからない金額を提示されることが多く、比較対象になりにくいケースも少なくありません。
一体業界水準とか、平均金額っていくらぐらいなのかを手軽に知る方法は無いものなのか?
という多くの声にお答えして、お手軽見積システムを作ってみようと思います。
ホームページ制作の料金水準について
基本的にホームページの制作料金は、一定の基準があるわけではありません。
要するに
言い値なわけですね。
アルバイト程度の数万円で作るホームページもあれば、数十万円という額でも普通に感じられるし、中には、100万円を超えるホームページも存在します。
主にその会社での料金体系に依存して、その会社規模に左右される事が、次のページに書かれています。
参考 :
ホームページ作成費用の相場を徹底解説【2024年最新版】カテゴリ別の早見表付き
それじゃあ、安くホームページを作ってほしいという場合は大手企業にホームページ制作を依頼できないのかというとそうではなく、
テンプレートを利用したデザインは標準的なものでいい場合などはかなり安価にできる場合もあり、
内容に関する文章や、画像素材などを依頼者が用意できれば、コーディングとサーバー管理ぐらいの金額で依頼できるというポイントはありますが、
多くの場合、そういうホームページの制作手順や必要事項などが全くわからない人がほとんどです。
※なので、依頼するワケですね。
そもそも、サーバーとか全くわからない人も多いので、「別途サーバー費が月額で掛かります」とか言われても、それも相場がわからず、
毎月1万円と言われてそれが高いか安いかもわからない人が多いんでしょうね。
ちなみに、サーバーコストは、アクセス規模にも寄りますが、中小企業レベルでのホームページで爆発するほどのアクセスがない場合は、サーバー原価は2,3千円程度が原価で、1万円を超える場合はほぼボッタクリと考えたほうがいいというのが個人的な感覚です。
※意味のわからないセキュリティ管理費や、定期メンテナンス費などを付けて3,4万円で請求する悪徳なケースもあるようです。
ホームページ制作に必要なフローを検討
ホームページを制作する場合に必要な作業を洗い出してみました。
1. ページ数の確定
2. ホームページの全体的なデザインの構築
3. それぞれのページにおける文章やキャッチコピーなどの必要情報の構築
4. ディレクション業務
5. 公開サーバーやドメインに関する設計と設定と構築作業
6. ソースコーディング作業
7. コーディング以外に発生するシステム構築作業など
1. ページ数の確定
全体の階層やサイトマップなどを作成して、ホームページ全体のページ数を算出します。
ページ数が基準になってこれ移行の作業に影響するので、ここはしっかりと構築しないと行けないんですよね。
でも、結構依頼も曖昧な場合が多いので、おおよそ1ページでいいのか、5ページぐらいなのか、10ページ以上なのかという感覚も必要です。
ちなみに、ニュースページというのを1ページ作ったとして、ニュースの項目ごとにページを作る場合、動的ページのうような扱いになり、一概に何ページって判別できないので、これは別途対応する必要がありそうですね。
2. ホームページの全体的なデザインの構築
おそらく殆どの依頼者が一番重要視するのが、この項目です。
ホームページのデザインは、古臭いのは嫌だが斬新にしなくてもいい。
見栄えを良くしたいけど、高額なデザイン費用がかかるなら、一般的なものでいい。
そもそも、いい感じに良くしてもらいたいという、制作者泣かせの依頼が最も多いのも事実です。
3. それぞれのページにおける文章やキャッチコピーなどの必要情報の構築
文章は、非常に重要ですが、最も軽視されるのも事実です。
会社のホームページを作る場合、その会社の中の人じゃないとほぼ文章を作り上げるのは不可能です。
そして、そうした文章が無いとホームページは出来上がりません。
でも、「社長あいさつ」という文章が必要な場合、社長が自分で書くのが当たり前と思われますが、結構ライターの人がそれっぽく各ケースもあります。
それを、最後に社長がチェックして、ダメ出しをするケースもありますね。
会社のパンフレットなどがあれば、それをそのまま文章流用するという事で安価にできる場合もありますが、そんなホームページは良いページとは言えないというのが、プロのホームページクリエーターとしての自分の意見です。
文章量や、キャッチフレーズなどの思考料に応じて金額が上下するのというのがこうした点ですね。
4. などのディレクション業務
少し伝わりにくいのがこのディレクション業務。
公開日などのスケジュールに合わせた制作管理というのが名目になりmがう、
制作に関する日程のスケジュール確認だったり、各種素材などが揃っているかという確認、その他の雑多な業務と考えたほうがいいです。
複数人で動いているチームの場合のリーダー手当てのように考えてもいいかもですね。
逆にこの役割がない場合は、製作工程がぐっちゃぐちゃになって、整理されないまあ進行するケースもあるので、指揮的要素であるディレクション業務は必須と言えます。
一人で行っている場合でも、クライアントとの各種のやりとりや、会議の議事録作成などなど、作業は尽きません。
5. 公開サーバーやドメインに関する設計と設定と構築作業
いわゆるサーバー関連の作業です。
最近では、ホームページを作り直したいという会社さんが多く、その場合に今使っているサーバーをそのまま使ってホームページを作り直したいというケースもあれば、新たにホームページを作ってサーバーも新設したいというケースもあります。
ドメインも同じで、手持ちのものを使うか、新規にするか、サブドメインを追加するか、様々なケースが存在します。
サーバー管理者がいる会社もあれば、サーバーの事はまるでわからないけど、ホスティング契約だけしている会社など、それぞれのケースに対応できるサーバースキルが求められる作業ですね。
6. ソースコーディング作業
主にHTMLとCSSのコーディングですが、内容によっては、JavascriptやPHPなどのプログラミングも含まれます。
ページのデザインによってこの辺の内容は変わりますが、HTMLとCSSのコーディングもなめてはいけないぐらい奥が深い内容でもあります。
この項目は素直に工数に応じた金額算出になりそうですね。
お見積りとなると、冒頭に作ったページ数に依存する金額算出がわかりやすいですね。
7. コーディング以外に発生するシステム構築作業など
お問い合わせシステムは、ほぼ大体のホームページで作ると思いますが、これもしっかりとしたシステム構築です。
リアル店舗などのホームページであれば、来店の予約システムや、関連したAPIなどへの繋ぎ込みが発生する場合もあります。
他にも自社のERPに繋ぎ込んで、データ連携して欲しいなどというシステム構築案件に繋がる場合があり、ホームページ制作とは切り離した金額算出が必要になる場合があります。
もちろん、こうしたシステム構築は高額になるのは、わかりやすいかもしれませんが、ITが良くわからないクライアントからすると、「ホームページ制作でしょ?」というレベルで考えている場合も少なくありません。
もらった見積もりで腰を抜かす人も何度も見たことがあります。
あとがき
ホームページ制作とい、LP制作は、単にページが複数あるのか1ページだけなのかの差だと思っていたら、
LP制作は、短期寿命でデザイン構築自体もそもそも違っていて、マーケティングツールなどと連携する必要があるためまるで違うのだと言うことを最近知りました。
でも個人的には、目くそ鼻くそレベルだとも考えていて(言い方悪くてスミマセン)、それも含めたホームページの見積もりを自動生成する必要があるとも思いました。
今回はフローの洗い出しでしたが、次回は、見積もりに必要なチェックリストを作ってみたいと思います。
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