全米興行収入**億ドル
世界で**万人が愛用する製品
世の中の三人に一人が利用している健康器具
この様なキャッチフレーズを、テレビやネット、メールで、必ず見かけますが、どうやら、数字で押してくる商品は、買うべきではないと思い始めました。
数字の魔法
その昔、田中角栄さんの著書で、彼が何故、多くのヒトに指示されたのかを、彼自身が分析していて、書籍の中で言っていたのが、
演説の際に、納得と共感を得る事が重要だそうです。
彼は、演説や会話の中で、必ず数字を織り交ぜて話をしてました。
どの節にも、必ず数字に結びつく様に構成されており、聞いているヒトは、その数字に納得して共感していったのだそうです。
「今よりも、より良くなる政治」と言うよりは、「今より30%の収入アップを目指す政治」と言う方が、聞き手としては分かりやすいですからね。
数字を売りにした商品
モノを買う時に、他の購入者の意見を参考に出来るのが、最近の特徴ですが、
「5人のうち4人が選ぶ商品」などの宣伝文句を聞くと、選択肢の感覚がかなり揺らいでしまいますよね。
もちろん、その数字の根拠をうたっている商品も数多くありますが、
「商品の魅力って、選んでいるヒトの多さでは無く、機能や性能だろ」
と、感じて、逆に数字しか、宣伝文句が無い方が怖いと感じる様になりました。
ただ、最近うまいと感じた宣伝文句に、商品ページで「残りあと1個」などと露骨に書いてあると、急いで購買しておかないと・・・と焦る気分になりますね。うまい。
新機能も不要
世の中で販売されている家電製品などは、
毎年、新機能を搭載してきて、新しさをアピールする事も、企業努力として必要だとは思いますが、
性能、品質を向上させ、かつ、商品の値段をダウンさせる事に注力してもらいたいという事も、ここ最近ではよく考えます。
その際の、コストダウンの根拠として、性能値の数字を沢山提示してくれる事は、大歓迎なんですよね。
カカクコムなどでスペック表などがいくつかの商品で比較できるようになっていますが、あれば相当に役に立ちますね。
各社のカタログなどでは性能の書いてある項目や、内容が違っていて、中には、値の桁や単位が違うのもあり、店頭などでパンフレットでそういった比較をすることは、間違いなく厳しい状況だと思います。
親切な店員さんがいて、かなり詳しく熟知されている場合は、口頭で聞いてなんとなく判断できますが、やはり、自分の目で確認出来たほうがいいです。
数字マジックに気をつけろ
うまい売り文句は、必ず数字を織り交ぜてきますが、営業マンがいう数字は絶対に魅力付けを行うことができる数字になっているので、消費者としては、
売りにしている数字が、本当の自分の求めている性能値なのか
それ以外にデメリットの数値などは比較できないのか
というような視野で見極めを行うことをオススメしたい。
そういった視野を養うには、色々な商品を購入した人がボランティアで書いている使用後意見などがとにかく参考になります。
★マークをつけているサイトも最近多いですし、アプリのレビューなどで標準化されつつありますが、世の中の比較対象の基準を、こういったレビューとして、一括ルールを作ってもらいたいですね。
とにかく、お金を出す人が自分の目利き能力をアップさせなければいけないことは間違いないんですけどね。
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