会社の売り上げを上げるためにSEOの順位をアップさせるのはミスリードかも

2025/05/06

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eyecatch 知り合いから、「会社の売り上げを上げるために、SEO対策をして、Webサイトの改善を行うように言われたけど、何をすればいい?」と聞かれ、 あれ?なんかおかしいぞ・・・と思った話。 SEOを改善して、検索順位がアップすれば、そのサイトでの売り上げが向上するというのは、少しマユツバ的な発送じゃないのかな?

SEOは、集客手段

ホームページに訪れた人が、一定数購入してくれるようなサイトであれば、流入を増やすだけで売り上げがあがるかもしれないが、 離脱率を下げるようにする方が売り上げが向上するという考え方もある。 どちらかというとそっちのほうが、サイト改善がやりやすいはずなのに、SEOを先行的に行うのはいかがなものかと、その知り合いに伝えておいた。 キビしい言い方かもしれないが、これはWebマーケティングを10年以上やってきた自分ならではの意見でもあるけど、 そうした実績を数多く見てきたという経験からの意見でもある。 そもそも、SEO以外のサイト改善がまるで思考されていなそうだったので、あえて言ってみたというのもある。

離脱率改善をする方法

ホームページで集客を増やすのは重要なミッションでもあるけど、サイト内の動線などが適切ではないWebサイトも数多くある。 いろいろな商品を取り扱っているECサイトでは、来訪したお客さんが商品を見つけられないでいたり、 おすすめ商品のバナーやリストなどがてんこ盛りで表示されて、目的の商品に辿り着くまで多くの閉じるボタンやリンクボタンを押すページなどは、 離脱率が高いサイトであることは言うまでもない。 コンバージョン(購入完了)まで、極力クリックやスクロールを少なくするほど離脱率は少なくなる傾向があるのは、多くのサイトのセオリーでもある。 でも一体どうすればいいのかというと、サイトを訪れたユーザーの属性を判別する事ができたら該当するページに遷移させればいいだけなのだが、 最も簡単な方法としては、サイトにユーザー登録機能を作って、ユーザー情報を入力してもらうことで、2回目以降の来客からは属性判定ができるようになる。 でも、会員登録をすることも一つのコンバージョンであって、これが簡単に登録してもらえない。 Gmailアカウントのシングルサインオンであれば、リンクボタンクリックだけで、メールアドレスと名前ぐらいは取得できるので、次はそのユーザーがどのサイトから来訪したかを計測してみる。 referrer(リファラ)の値が取得できたら別のサイトのどのリンクから来たかがある程度推測できるようになる。(被リンクサイトが多い場合のみ) 残念ながら、オーガニック検索(主にGoogleでも検索)で来訪したユーザーは、リファラ情報が消し去られてしまうため、どういった検索キーワードで来訪したのかがわからないので、リアルタイムにこだわらなければ、GoogleAnalysisを使って分析をするのも悪くないだろう。 でも、そんな難しいことをしなくても、サイトのトップページの商品分類をわかりやすく表示するとか、見やすくするだけで、十分に売り上げってあがってくれるんですよね。 それができたら、いよいよSEOやっって、売り上げ拡大を行うのがいいでしょう。

ホームページが営業マンになる幻想

ITに疎い会社のよくある思考として、良いホームページを作ったら、会社の売上もあがるはずという、SEO以前の幻想を抱く話をこれまでたくさんの会社さんから相談されて聞かされてきました。 いや〜、ホームページは、作っただけじゃ、誰も見てくれないし、検索エンジンもよほどしっかりSEO対策をしていなければ、ヒットしてくれないんですよね。 それに、キーワードなどを量産するべく、ブログなどのページコンテンツなどの運用をしっかりやって、数週間してようやく来訪者が来てくれるようになるんですが、 こうした会社は、定期的にコンテンツページを量産するなんて、まるでやる気もなければ、継続できている会社って、ホボみたことないです。(自分の周辺の経営者は・・・) そう考えると、ホームページって、本当に生き物みたいなもので、会社のWebサイトなんかは、自分の子供のように可愛がってあがないと、そのうちグレて反抗期になっちゃいますよ。

あとがき

ホームページって、作って公開したら作業終了してしまう人(会社)が多くて、それで売り上げが上がらないから、SEO対策をしてくれって、行ってくる人、結構います。 「SEO対応っていくらぐらいでやってもらえます?」 と聞かれても、やることは膨大だし、そもそも、ウチの会社で作っていないホームページだったとしたら、作り直しも余儀なくする場合もあり得るので、 「ホームページを作るよりも高額になりますよ」 としか返答できないんですよね。 しかも、確実にSEOのランクがアップできるという保証はなく、ダメで終わるケースもあるし、年月をかけて育てていく気力がなければ、そもそもお断りしているんですよね。 そんなわけで、EFOであれば、サクっと対応してあげるんですが、なかなかEFOの説明をしても伝わらないことも多く、もったいない会社さんも結構たくさんあるので、 「売り上げ機会損失してますよ。」 と強く言ってあげたいけど、そう言う時って時間が無い事が多いので、あまり深追いしないようにしています。 コストを抑えて、本気で売り上げあげたいのであれば、ご自身でホームページのいろいろなことを覚えてみるのも悪く無いのにね。

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