
kindleにずっと入れっぱなしにしていた「クリエイティブプログラマー」を読んでみました。
このシリーズは、面白そうと思いつつ、海外翻訳書籍なので、読むのに時間掛かるだろうな・・・という苦手意識を持っていたので、なかなか読み始める事ができていなかったんですね。
でも、今回読んでいろいろな発見と、改めて読書の面白さに気付かせてもらったので、簡単にレビューと内容紹介をしておきたいと思います。
レビュー
★★★★★
読み応え満載でした。
全ての章で、参考になる事が必ず書かれているので、いつもKindleでしおりをつけながら読んでいるんですが、
本を読み終えた時に、しおりだらけになっていたことに気がつきました。
中にはマイページつけたしおりの箇所もあったので、
毎回読書レビューで振り返りをしているんですが、ほぼもう一回読み直すレベルのボリュームでしたね。
プログラマーエンジニア系の書籍であることは間違い無いんですが、この書籍の本筋はクリエイティブ(創造性)について記述してあり、
どうしたらクリエイティブになれるか?
モチベーションを持ち続ける方法。
偉人の思考についてとその根拠。
などが書かれていて、自分のブログで書いている内容とマッチする部分も多く、非常に感銘を受けたと同時に、
改めて自分の思考が整理できた感覚をもらえました。
内容紹介
創造性の先にあるもの
それは
可能性を大幅に高めるからなのだそうです。
でもそれって創造性意外にもいろいろな手法があるけど、何故創造性に特化して考えるのかというと、
有能なプログラマーよりは、クリエイティブプログラマーになった方が、より確実に良い未来が来るからということです。
この書籍の道標的な画像です。
クリエイティブプログラマーの7つのテーマ
1. 専門知識
2. コラボレーション/コミュニケーション
3. 制約
4. 批判的思考
5. 好奇心
6. 創造的な心の状態
7. 創造的なテクニック
この書籍は主に上記のテーマについて深掘りして書かれています。
創造的プログラミングの問題解決テストというのが書かれていて、50問近くの質問に答えると次のようなスパイダーグラフができあがります。
↑これは書籍に載っていた図ですが、自分は次のようになりました。
ちなみに、スパイダーグラフは以下のサイトで自動生成できました。
https://chachart.net/radar
フロー
1日の時間があっという間に過ぎ去ってしまう経験ありますか?
集中している時や、作業を楽しんでいる時に、時間が短く感じることは誰にでもあると思います。
こうしたことを最適経験として「フロー」という風に書かれていました。
フローの条件は以下の9つによってなりたっているそうです。
・心に明確な目標がある。
・全ての活動の直後にフィードバックが行われる。
・朝鮮とスキルのバランスが取れている。
・行動と意識が一体となっている。
・気を散らすものは意識から排除されている。
・失敗を恐れない。
・自覚がほとんどない。
・時間の感覚が麻痺している。
・活動が自己目的的(内発的:プログラミングのためのプログラミング)である。
歳をとるにつれて上記の項目が失われていく人も多いようですね。(逆の人もいますが)
コネクティング・ドッツ
いろいろな知識は、最終的に全く関係のない点と、別の点が繋がる瞬間があります。
スティーブジョブズの演説で有名なコネクティングドッツは、好奇心旺盛な人の為せる技なのだそうです。
これは、勉強をして得る知識よりも、楽しんで遊ぶ感覚で得るコネクティングの方がより高度な繋がりになり、
つながったアイデアなどの精度が高くなるみたいですよ。
マルチポテンシャライト
エミリー・ワプニックが提唱した、興味が1つのことではなく、たくさん散漫にあることを、「マルチポテンシャライト」(略してマルチポというらしい)と発表して書籍がベストセラーにもなっていますが、
いろいろな事に興味を持つことは、何も悪いことではなく、むしろコネクティングドッツを導く非常にいい状態だと書かれていました。
浅く広く物事を捉えて、比較的自信を持つ事ができないマルチポの人が多いようですが、そんな中でも周囲の人よりもアイデアマンとして自分のちょっとしたひらめきが、周囲の思考を一変させる事が多い場合もあるみたいです。
こういう人カッコいいですよね。
あとがき
なんと、以前からマルポテと言ってたのがマルチポとして紹介されていて、コネクティングドッツしました。
エンジニアリングでの創造性について書かれていますが、人としての創造的人生を桜花する思考法として、この書籍を読むことも可能だと、読み終わってから感じました。
何か毎日モヤッとしている人は、この本を読んで、自己分析をして、いろいろな思考性を目の当たりにして、新たな自分に気がついて一皮向けるんじゃ無いでしょうか?
読み応えバッチリだったこの書籍に感動と満腹感を覚えて、おそらく今後何度も読み返すだろうという意気込みまで感じた、今回の読書感想文でした。
エンジニアの人以外も、自己成長したいと思った人は、ぜひ読んでおくべき一冊と言ってもいいかもしれませんね。
0 件のコメント:
コメントを投稿