
先日とある会社のシステムを新しいシステムにリプレイスするという作業を請け負いました。
システムもほぼ仕上がって、現場の人に使ってもらってアルファ版テストに進んだ時に、
「どうしても古いシステムじゃないと使いたくない(使うことができない)」という、拒否反応をしている人がいました。
残念ながらその人は、業務委託契約でその会社で働いていたのですが、その発言を聞いたその人の上司は、即時にその人の契約をストップするという顛末になってしまいました。
なんとも可哀想に思えたんですが、その人も、「今の働き方を変えるぐらいなら、クビにしてもらってもいい」とまでいうぐらい拒絶反応を示していたので、
本人が本当にそれでよかったかはこちらとしては理解できませんが、こうして新しい事を拒絶して時代に取り残されていく人って結構いるのかもしれないと思いました。
と言うことで、時代に取り残されがちな人を10パターン考えてみたので、読んでみてご意見くださいませ。
1. 車に乗るのが苦手な人
運転免許証を持っているのに、ペーパードライバーな人は、もしかしたら、
自動車を運転するよりも「徒歩のほうが信用できる」と本気で思ってる可能性があります。
もちろん、都心にいて車が必要ないという場合は車に乗れなくても時代に取り残されることはありませんが、
日本の田舎に住んでいると、タクシーも来なければ、バスも1時間に1本または1日に数本程度で、生活に困るケースも多いようです。
何かの時に車が運転できなくて困った経験がある人は、出費もかさむかもしれませんね。
そもそも、車が怖いと思っている人も多いらしいと言う話を聞いた・・・
2. パソコンが苦手な人
「電源ボタンどれ?」から始まり、「ダブルクリックって何回押すの?」と言っているようなWindows95事変の時のようなサラリーマンは
今はもう少なくなっていますが、まだまだコンピュータが苦手と言っている人は日本に半数以上存在します。
年代もそうですが、キーボードが苦手とか、そもそもITが苦手と言う人は、これからの生活に困ることも多いかもしれませんね。
便利を追求すると必ずパソコンが必要になるケースが多いですから。
3. スマホは通話専用な人
LINEは既読スルー以前に未インストール。ガラケーから進化する気ゼロ。
チャットやメールよりも、電話命というタイプの人、たまにいます。
もちろん、パソコンを持っていないとか、ローテクが好き(と言うかハイテクを知らない)人種は、スマホをとにかく毛嫌いしているようです。
人生を半世紀以上生きている昭和生まれで、ギャンブル好きな人は、この傾向が高いみたいですね。(どっかで聞いた話)
4. キャッシュレスに拒否反応を示す人
「現金こそ信用!」が口癖で、財布はパンパンである人。
PayPayなどのキャッシュレス、Suicaなどの交通機関系カード(今時はスマホ)を便利に使っている若者に対して、
いまだに駅の券売機でキップを買っている人を見かけますが、
地方から都心に旅行に来て、SuicaやPasmoを持っていないという場合はわかるんですが、
都心に住んでいてタッチ交通機能を使っていないのはなんだか勿体無いと思いますよね。
コンビニなどでも、最近お金を払わないから、財布のコインが減らなくて困っているという悩みを聞くぐらい
世の中でキャッシュレスが進んでいるのに、それらを使っていない人って今後完全キャッシュレスみたいな時代が来たら一気に生活できなくなる可能性が高いですよね。
5. AIを信用してない人
ChatGPTのことを「なんか怖いやつ」と呼び、Siriとも会話しない。
日本国内でChatGPTの事を知らない人は、70%ぐらいいるらしいです。(ChatGPTにフェルミ推定させてみました)
若者などAIに抵抗がない人は知っていて当たり前の現状ですが、AIをまだまだ未来の技術と思っている鉄腕アトム世代の人には、
ChatGPTという言葉とAIも結びつかないようですね。
6. SNSは見るだけの人
「バズるって何?」「リプって鳥の鳴き声?」と聞いてくる。
SNS見ない人、使っていない人、使うのをやめた人、というのも増えているようですが、
いまだに巨大なマーケットが存在するSNSという領域は、今後も拡大して、生活に密着していくでしょう。
マーケティングなどは理解していなくてもいいのですが、人間関係に疲れてSNSを拒絶してしまう人も、
過去に交通事故をして車を乗るのをやめたみたいなもので、拒絶が苦手感覚になっているのもかなり残念な話ですが、
SNS見ていないと井戸端会議でついていけないというケースも増えているとか・・・
7. YouTubeよりテレビ派な人
「録画予約したから大丈夫」が現代の“安心装置”。
もしかしたら、いまだにVHS使っている人もいるかもしれませんね。
VHS2025年問題として、過去に持っていたビデオカセットをDVDに変換してくれるサービスが流行っているそうです。
でも、DVDも寿命があるのですが、デジタル化すると、映像コンテンツはそれ以上の劣化をすることがなくなるので、
もはやデジタルな状態が信頼のおけるデータと言う時代なのかもしれません。
Youtubeは、動画系で最もメジャーで利用者の多いテレビを凌駕しているWebサービスですが、
最近では、言葉が自喋れない赤ちゃんでも操作して見ることができると評価されているようですね。
SNSと似た感じで、食わず嫌いしている人が多いかもしれないですが、Youtubeは、学習に使う、情報収集に使う、エンタメ系に使う・・・
などと、利用目的も多岐に渡るため、ケースバイケースで使うのがいいですが、NHKの集金も関係なく、0円で活用できる有意義なコンテンツなので、
使わないと勿体無い。
8. オンライン会議で常にミュートな人
話しかけられても動じず、カメラもOFFで“謎の参加者”と化す。
これは以前にもブログで書きましたが、確かに冒頭で言ったシステムリプレイスについていけず会社を辞めさせられた人も、このタイプでした。
実はその人は、ホームページデザインをフリーランスでやっているぐらいパソコンには慣れているはずなんですが、
フルタイム自宅で作業できて、リモート会議でこれまで仕事をこなしてきていたんですが、
ミュートな人って、結局何か欠如している証拠であると今回の件で確信できました。
9. QRコードをカメラで撮る人
「読み取る」じゃなくて「記録する」派。支払い時に写真アプリを開いて固まる。
そもそもQRコードを理解していない人もいるようですが、QRコードって主にURLを取得する方法なのに、
カメラでカシャっと撮ってしまう人がいるようです。
まるで芸人のコントのような感じですが、本人は極めて本気というシチュエーションが、コントよりも笑えるんですが、
本人の前で笑うと、デジタルマウントになるので、やめときましょうね。
10. 「昔はよかった」が口癖の人
未来に目を向けず、永久に1990年代をリピート中。
ちなみに、1991年は、歴史に残るバブル崩壊の年。
そして、1995年は、Windows95発売の年と言うことでデジタル元年という人もいる90年代です。
昔話を自分だけで懐かしんでいるだけならいいんですが、
周囲を巻き込んで、昔のようにしないとダメと意固地な人はもはや老害と言わざるを得ないでしょう。
あとがき
時代に取り残されるって、なんだか負け組のような感じに思えますが、レトロで良いという面もあります。
周囲に何も迷惑をかけずにレトロで生きていくと決めている人は、時代に取り残されることなく、ローテク一筋で進めると思いますが、
物事を知らないと言うことはある意味マイナスに働くことも多いハズです。
「無知はコスト」という有名な言葉がありますが、言い換えると「知識は自分を助ける」なんじゃないかなと思いました。
デジタル的な知識って、パソコンありきですからね。
今時パソコン使えないと、情弱になってしまうという事かもしれません。
こう言う人、口八丁で騙されないようにしましょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿