アイロニーで分かる物事の本質

2023年9月18日

コミュニケーション 学習

eyecatch 「ソクラテスのイロニー」という言葉を聞いたことがありますか? 先日、とある場面で耳にして、気になって調べてみた所、アイロニー(イロニー)という言葉にたどり着きました。 ギリシャ語の、エイローネイアー εἰρωνεία「虚偽、仮面」から来ている言葉なのだそうです。 参考 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%BC このアイロニーは、日本語で「皮肉」とか、「遠回しの避難」「当てこすり」という意味なのだそうです。 なんだか攻撃的な内容なので、気になるので、アイロニーについてちゃんと理解してみたくなりました。

アイロニーを辞書で調べると

アイロニー 1 皮肉。あてこすり。 2 反語。逆説。 3 修辞学で、反語法。 4 ソクラテスの問答法。無知を装いながら、知者を自認する相手と問答を重ね、かえって相手が無知であることをあらわにし、その知識が見せかけのものでしかなかったことを悟らせる。 参考 : https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%BC/
4番の内容で説明が行き届いてますね。 ビジネスマッチングなどの目的で異業種交流回などに参加した時に、「なんで?」「何故?」を聞き返してくる方が、たまにいらっしゃいます。 そういう人は、このアイロニー思考が強いタイプなのだと思いました。 相手の話の矛盾を自分が納得行くまで質問攻めするタイプとも考えられます。 あまり冗談が通じなくて、冗談を言った一言一言に、理論的な質問をしていた人も、過去に出会った人でいましたね。 「ふとんがふっとんだ時は、どんな状況だったのか?」とか、 「猫が寝込むのは、動物の習性だから仕方がないのではないか?」とか・・・ マジで、コミュニケーション能力皆無と思いました。

プログラミング開発で使えるアイロニー

攻撃的でネガティブなこの「アイロニー」という言葉ですが、 知らず知らずのうちに自分でも使っている事に、このブログを書きながら気がついてしまいました。 何かをプログラミング開発した時に、そのサービスや製品のテストやデバッグをする段階で、エラーが報告去れた時に、 そのエラーに対する再現性を確かめる場合などは、アイロニー思考で行うと本質が見えてくるかもしれません。 エラーを見つけた人が、「なんか動きません」という時に、「なんかって何ですか?」というこのラリーから始まる、エラーの本質調査ですが、 「これをこうしたらエラーが出ました」という報告に対しても、少し想像を働かせて「これをする前に、こうしてませんか?」というやり取りをすることで、明確に不具合の原因が追求できます。 予想が難しい時は、どんどん相手の行動に対して質問をしていきます。 アイロニーという単語の本質と、矛盾を追及してバグを撲滅するプログラミングのバグ修正作業って、なんだか似ていると感じてしまいました。

他人のアイロニーに気がついた瞬間

日本語訳で「皮肉」という言葉を聞くと、全く良い意味には聞こえません。 なのでこのアイロニーという言葉は、かなりのネガティブワードなのだという事が分かります。 相手の発言した矛盾の言葉に対して、遠回しにツッコミを入れるという、何とも上から目線で嫌味ったらしいニュアンスです。 でも、こういう人実際にいるんですよね。 知識量が人よりも多い人が無意識に行ってしまう行動なのかもしれません。 こういうところって、なかなか他人から指摘されることが無いので、自分で気がつくしかないんでしょうね。 自分のアイロニーに気がつくことができたら、コミュ力アップするかもですね。 おいおい、このブログ、アイロニーだらけじゃないか! って気がついた人、いいコミュ力持ってますよ。

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