WEBエンジニアにとってサーバーは、重要な公開基盤ということで、店舗経営している人でいうところの実店舗と同じ立ち位置になります。
要するにサーバーが無いと何もアウトプットできないので、サーバーにおける作業は必須なのです。
なので、サーバーメンテナンスは重要な商売道具のお手入れなのですね。
サーバーメンテナンスと一言で言っても山のように作業があるのですが、今回は、他サーバーアクセスのに便利な「wget」を深く理解して無駄に時間を掛けないメンテナンスを行ってみましょう。
wgetで出来ること
wgetコマンドの一番の使い方は、URLを元に特定のデータをダウンロードしてくる事ですが、モジュールソースコードのアーカイブファイルを取得する際などに利用刷ることが多いと思います。
まあ、それ以外の使い方は、あまり無いんですが、最近では、curlコマンドを使うケースが増えてきて、wgetを使う人が少なくなっているようにも感じます。
個人的には、wgetでもcurlでもどっちでもいいんですが、比較的デフォルトでインストールされている事の多いwgetは比較的重宝するという事もあり、覚えておいて損はないと思いますよ。
少し便利な使い方
そんな僕が個人的に使うことは、他サーバーに設置されているテキストデータを瞬時に開くという使い方です。
これは、別サーバーのテキストデータを確認しようとすると、ブラウザであれば、URIを叩けば表示されますが、サーバーメンテナンス中に、GUIは使えないため、wgetにオプションを付けるだけで簡単に行うことができます。
$ wget -q -O - %URL%
通常、何でもダウンロードしてしまうwgetが「確認の度にゴミファイルを増やすのが嫌」という人の為のオプションです。
%URL%に、README.mdなどをつけると、説明書きファイルをコマンド叩いてその場で見えたり、robots.txtの内容を確認したりするのに便利でしょう。
コーダーの人であれば、「http://***/common.js」などのような、ソースコードの確認もできてしまいますが、あまり長いプログラムの場合は、"| less"とパイプで付けてあげると、見た目も操作もできて便利です。
応用の検討
これを応用して考えると、bashプログラムなどで、wgetコマンドを叩いて、返り値を求めて、ファイルの正常確認など、監視にも使うことが可能です。
う〜ん改めて、アイデア次第で使い方は無限大!!!
というのは大げさですが、日頃使っているコマンドに、隠れた使えるオプションがあるといういい教訓になりました。
あ、大前提として、httpアクセスが主になると思うので、apacheやnginxなどで、制御されているファイルへのアクセスはできませんよ。
もし、アクセスできないけど、wgetで便利に確認したい場合は、メンテナンス効率も考えたサーバー構成を検討してみましょう。
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