イマドキのワカモノ

2017年11月15日

ビジネス 日記

世代が変わると必ず出てくる「今時の若者は・・・」というセリフ、大抵が悪く言う前置詞として使われますが、今時の若者は本当にダメなのでしょうか? ちなみに、僕も既に若者世代ではないので、このセリフを言う立場なのですが、どうしてもこの言葉に違和感があり、少し考えをまとめてみました。

ジェネレーションギャップ

いわゆるオジサン連中は、「今時の若者は・・・」というセリフを言った後で必ず言うセリフがある。 「自分が若い頃は・・・」である。 苦労が大事で、いかに自分が苦労してきたかを比喩している言葉の組み合わせだが、実際の若者には、このセリフは何一つ、響いていないという事を認識しなければいけない。 何故なら、年配者の過去の経験は、結果が出ている事柄なので、必ず最後に成功した話を事実として結びつけることができ、自分が行ってきたことが全て正論化することが出来る。 要するに、「今時の若者」というのは、単なるジェネレーションギャップでしかないという事。 ヒガミで言っている年配者もいるし、自分と価値観の違う若者を、さも自分が正しいと言わんばかりに言っている年配者もいる。

ワカモノ・エピソード

とある会社での話ですが、入社して数ヶ月の新卒社員のA君は、毎日遅刻をして上司Bさんは困っていたそうです。 大学生から社会人になった時の気持ちの切り替えがうまくできない事情は重々理解していた上司Bの取り計らいで、遅刻した日は小言を言う程度で留めていましたが、 ある時タイムレコーダーのデータを見た人事部の人から、社則で遅刻刷る人は、減給しなければならないことを指摘されてしまう。 他の社員への示しもあるため、上司Bは、A君にこの事を告げた所、次の日から態度を改めると思っていたが、全く遅刻グセは変わりませんでした。 上司BはA君に、事情を聞いてみた所、
遅刻してものペナルティを払えば、怒られない、そっちの方が気が楽なので、安心して遅刻できる。
という返答をして、上司Bは呆れて次の句が出なかったそうです。

イマドキの年輩者

呆れるようなエピソードに聞こえますが、このA君の考え方って、ある意味論理的であると思いませんか? 確かに遅刻する事は良くないことで、それを悪びれる事の無いA君にも非がありますが、年輩者は、こうした詫びることを強要するようにも見て取れます。 最近の世間事情では、「働き方改革」を進める日本政府と、古くからの習慣を切り替えられない日本企業のギャップと、年配者と若者の関係は同じようにも見える。 A君は怒られることが何より嫌で、お金を払えば怒られないと考える事自体には、さほど問題がないのですが、遅刻をする事を改めない事よりも、働く時間、場所を柔軟にしなければ今後の会社経営が成り立たないという風に考える経営者は非常に少ないです。 もちろん、他社との打ち合わせや、店舗運営のように、営業時間が固定化されている職場では、遅刻は厳禁なのですが、事務作業でそれに合わせる必要もまったくない会社もたくさんあります。 「今時の若者」というセリフを言う前に、「今時の年配者」は柔軟な思考を持って、物事を解決することができると言われなければいけないかもしれませんね。 そういや、僕も、自分の事もに対して、自分のやって来たことを押し付けているかもしれないので、今一度子供の立場に立って考えてみることにしよう。

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