まことしやかな都市伝説である1円の製造原価が、1円を上回っているという話。
製造コストの詳細は公表されていないというのが、現時点で分かっている事なんですが、1円硬貨のアルミの代金が一昔前は0.7円ぐらいだったが、最近では値上がりして3円ぐらいになっているらしい。
さらに、製造するにあたり、人件費やその他の費用を考えると1円以上の金額は掛かっているはずなので、この噂、あながち嘘では無さそう。
それがどうした?
そもそも、この噂を何故ブログに書いたかというと、
一見無駄に思える1円の製造という作業だが、日本の通貨では必要不可欠なので、1円を作らないという訳にはいかないという事は、誰でもわかると思います。
僕の友達が「無駄なので作らなければいいじゃん」と発言していたので、そんな訳にはいかんだろうと思い、この友達が何故そんな事を言ったのかを少し考えてみた所、
この友達は1円を作ることを「無駄」という思考だったことがわかりました。
「無駄」というのが人によって違う価値観があるという事を、との当時鮮明に感じたことを思い出しました。
1円のコストは1円以上掛かってはいけないのか?
確かに、1円を作るのに2円以上かかっていると聞くと、「無駄じゃん」と言ってしまう人の気持ちも分からなくないです。
でも、そもそも1円という金額で話すので、少しややこしくなっているのであって、日本の造幣局では、1円という通貨を製造しているだけであって、1円を発行して利益を考えている訳ではないことがわかると、「別に2円かかっててもいいじゃん」という風に思えるようになります。
ここで考えたいのは、1000円札を作るのに、1枚あたり1000円以上かかっているとは思えないし、10000円も5000円も1000円と同じぐらいの原価ではないかと考えられます。
お金って、通貨の役割を果すことが目的なので、造幣局事情のコストを考えつ事自体がナンセンスなのかもしれませんね。
なんとなく、「1円のコストが2円かかる」という言葉のインパクトが強い為、無駄とかもったいない議論に進みがちなんですね。
面倒くさがり人間の考え方
僕の母親は、このダメ人間に近くて、自分の生活において、面倒くさい事をすぐに簡易に済まそうとする「面倒くさがり屋」なのです。
久しぶりに実家に帰った時に、誰も居ないのに、電気が点きっぱなしのリビングの事を「こまめに消すべき」と話すと、下記のように返答されました。
1日に何度も部屋に出入りするので、つけっぱなしのほうが効率がいい
少しイラッとしましたが、こういう風に考える面倒くさがり屋さんである事は重々承知していたので、最近ではだいぶ慣れてきました。
しかし、こうした事に慣れるのではなく、こうした面倒くさがり人間をいかに正常の状態に変えてあげられるかが今後の僕の課題でもある事を実家で再認識しました。
1円を作るのに2円かかってしまう事と同じで、面倒くさいと考える人を面倒くさいと考えてはいけないという事なんですね。
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