何かに値段をつけた時に、「高い」よりも「安い」と言われたほうが、得をする話

2022年1月20日

ビジネス

eyecatch 法人の会社を立ち上げているのに、今現在一人なので、フリーランスとなんら変わらない、ユゲタです。 最近もっぱら増えてきている、副業する人、サラリーマンを離脱してフリーランスエンジニアになった人。 そんな人達が、まず初めに困ることは、自分に対して値付けをするという事ではないでしょうか? ※困らない人もいるかもしれませんが、ユゲタの周りでそういう声をよく聞くので・・・ 自分に値段をつけると言うことは、自分の価値を決めると言うことで、その人が以前にどの位の給料をもらっていたとかを基準にする人がほとんどだと思いますが、実はあまりソレは関係ないと言う事を初めに頭に置いておきましょう。 そして、値段を見た人、ソレを判断する人は、みんな一律では無いと言うことも、合わせて理解しておきましょう。

自分の値段はいくら?

世の中でモノを販売する時に、世間相場はとても参考になりますが、ソレが正解とは限りません。 世の中には同じ事をやっても、同じ金額を対価として貰えない事は、多々あります。 エンジニア業界は、まさにそういった感じで、同じ作業をしても、それをどの会社からお金をもらうかで、下手すれば数倍ほどの差が生まれることもあります。 それをわかりやすくした質問が、 「とりあえず、一般的なエンジニアの値段で、見積もってください」 みたいな事を言われた時に、それがホームページを作る値段だとしたら、あなたなら、いくらの値段を思い浮かべますか? この値付けに関して、エンジニアの人達は、まあまあ苦労しているという話を聞きます。 そしてそれは、あなたの思っている自分自身の値段よりも高いですか?安いですか? その、高い安いと言う感覚は、あくまであなた自身の自分の価値ですよね。 世間の一般的よりが自分の想定よりも安いと感じたら、あなたは自分を世間よりもスキルがあってもっと価値があると思っているだろうし、一般的よりも高いと感じたら、あなたは自分はまだスキルが足りていないと思っているのかもしれません。 因みに、ボクがとある会社で採用活動をしていた時に、経験が浅いエンジニアを、エージェントに頼む金額で50万円でセットしていました。 これをベースにスキルが高いか低いかを判断していたんですね。 もう、10年ぐらい以上前の感覚なので、最近はもう少し高くなっているような気がしますが・・・ 正直、その時に倍額以上のエンジニアもいたので、改めて夢のある職業なのだと感じますね。

自分の値段は相手からはどのように見られるのか?

例えば、車を持っている人がガソリンスタンドに行く時に、一円でも安い所に行くのは、心理的に分かりますが、値段が高くても同じガソリンスタンドに通う人もいます。 近所のスーパーで激安の果物を買うよりも、老舗の八百屋の果物を高値でも買う人もいます。 これは、販売しているモノの質が高いという安心感が、値段ではなく、その質を求める人の行動です。 最近では、ネット通販などで、値段が安すぎると偽物の可能性があると思って、そう言うモノは、買わないと言う人も増えているようです。 そう、値段は質に対する対価なんですね。 そう考えると、あなたがフリーランスとして、作業の対価を提示する時に、あなたというブランド価値があれば、相場よりも高くても相手も納得感がありますが、難のブランド価値も感じてもらえないと、相場と同等であると、「高すぎない?」と感じられてしまう可能性があるという事です。 なんか同じ作業をするのに、嫌な感じですよね。 これが露骨なのが芸能界で、売れすぎと旬を過ぎた芸能人の価格は、ビックリするぐらいの開きがあります。 ・・・あまり多くは語りませんが・・・

売るものに値段をつける心理学

では、自分が商売をしている側だとしたら、出来るだけ利益の出る値段で売りたいと考えるのが一般的なので、世間の一般価格と全く同じにする事を最低限の値段だと思うでしょう。 そして、通常の商売人であれば、出来るだけ安く仕入れて、コストを抑えて利益が少しでも多くなるようにするはずですよね? でも、激安系の商売人は、10分の1の利益しか出ないので有れば、10倍の数をすれば良いと考えてしまいます。 商売においては、どちらが正解ということは無いのですが、 冒頭から言っている質問で、エンジニアであるあなたが(そうじゃない人はすみません)、フリーランスで、企業から「いくらでできる?」と聞かれたとしたらどうでしょう? 正直、プログラミングに薄利多売ってそんなにできるものではないので、やるべき作業をどのくらい効率的にこなせるか、 仕事を依頼した人の想定スケジュールよりも早く出来れば、勝ちで、それよりも遅ければ負け、というような勝ち負け構造になるでしょう。 ココで言いたいことは、ホームページをいくらで作ったかということよりも、どのくらい素晴らしいホームページを作ったかという事を、誇ったほうがいいという事なので、実は値段は正直後回しでもいいかもしれませんね。 でも、生活も掛かっているので、最低限という感覚は持って、あまり負けすぎないという意思も必要かもです。

自分の値段が高いと言われた時の相手の感覚

さて、これは実際にユゲタが体験した話ですが、数ヶ月ほど前に、以前にとあるシステムを作ってあげた会社さんから連絡が来て、 「LPを更新したいので、FTPのアドレスとログインパスワードを教えて下さい。」 という依頼が来ました。 「デザインなどは、デザイナーがもう作ってあるので、こちらでアップします」 という内容だったのですが、実はGITリポジトリ管理をしていて、FTPアクセスは、サーバー側でポートすら開けていない状態だったし、 セキュリティも含めて、こちらで管理しているサーバーだったので、とりあえず、その説明をして、「アップするファイルをもらえれば、こちらでアップしますよ。」という事をお伝えしたところ、 ファイルを渡すという事が理解できなかったらしく、「どうすればいい?」という質問が、壊れたロボットのように、何度もリターンされてきました。 こちらの方でなんとなく察したのは、デザイナーの人がコーディングをしていない状態で、サーバーのアドレスを聞いてからファイルを作り始めるのではないかと思ったけど、 どうやらコーディングをするスキルが無いのではないかと・・・ そして、親切なユゲタは、デザインをもらったら、こちらでコーディングしてあげますよ。という事で連絡をしたところ、なんか喜んでOKの返事がきました。 「ただし、工数が発生するので、費用がかかりますよ」 と伝えたところ、それでも構わないからやってほしいとの事で返答がきたので、フォトショップ画像が1枚送られてきて、それをWEB用にコーディングしてあげました。 工数にして、3日ぐらいで完了したので、3人日+なんか知らんけど手直しが入ったので、1日追加という感じになった。 そして、ユゲタは、こういう仕様設計などがなく、おまかせで来る場合、1人日分を設計日として見積もりに追加するようにしているんですが、全てが完了して請求書を送ったところ、 デザイナーの倍以上のコストが「高すぎる」というクレームを言ってきました。 こちらも、最初に説明をしたし、工数は以前から同じ金額で単価を出しているので、理解しているはず。 そして、実際に掛かった工数での金額提示をしている旨を説明しても、なんか納得行かない様子だったので、設計分だけ差し引いて提示してあげて、それ以外は一切値引きしないと強めに言ってあげたら、先方が折れてくれたのですが、 正直慈善活動をしてあげてもよかったんですが、これが何度も続くと困るので、こういう対応はしっかりと行ってあげることがお互いという事を、ユゲタは心得ていました。 なんかこの話でわかるのは、値段は「高い」と言われるよりも「安い」と言われる方が、その後も含めて圧倒的に良いことが多いようです。 実際に、このお客さんとはこのあとギスギスの関係になって、おそらくこれ以降は、疎遠になるだろうと予想しています。 まあ、ケースバイケースという事も考えようですが、このケースでは、こちらのほうで、コスト感覚を事前に伝えてあげなかったという落ち度があるし、実はこの対応をしてあげないと、今回の作業は完了しなかっただろうという事で、 先方は、予算感を見誤っていたという事を学習させてあげるべきだったのかもしれません。 正直、システムを最後の最後に考えていると、情報弱者の人は、こうした痛手を食らってしまうことになるという事も合わせて覚えておいたほうが良いかもですね。 え?この人が実際にどうすればよかったかって? もちろん、コーディングができるデザイナーと話をするべきだったんですよね。 フォトショップだけの素材作りと、コーディングとシステム関連、サーバー関連との作業を天秤にかけられるこちらとしても、正直割に合わないんですよね実際。 あ〜なんかボヤいたブログになっちゃった。 どうもすみません。 こんなブログ、二度と書きません。

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