PDFをダウンロードさせるホームページの特徴

2021年7月13日

テクノロジー

eyecatch とにかく面倒くさいことが嫌な、ユゲタです。 「ユーザー利便性を考えることは、テクノロジーである」と本気で思っています。 ホームページを公開するということは、ユーザーに便利にサイトを見てもらいたいという意思表示ですが、 単に情報を公開すればいいと考えている経営者が多く、ユーザー利便性は二の次になってしまって、 結果、ビジネスにつながらない、WEBサイトが横行している感じもします。 これまでボクが作ってきたいくつかの会社のホームページでは、運用コストを抑えるため、wordpressで構築してあげたケースが多いのですが、 そのほとんどのサイトで、会社紹介パンフレットや、店舗情報、商品情報、などこれらの情報をPDFをダウンロードさせる方式にしているケースを見かけました。

何故PDFをダウンロードさせる?

会社でデザイン会社に頼んで作ったPDF資料は、それを印刷して、顧客に配布する資料として使う用なのですが、 「これを、ホームページでも配布できれば」 という思考から、ホームページに、「会社概要はこちら」というリンクを用意して、PDFファイルに直リンクしてしまっています。 最近のスマホなどのwebブラウザでは、pdfもそのまま表示されるため、その内容をそのまま確認ができるんですが、 実はこれって、ユーザーが非常に嫌がるリンク(ダウンロード)方式という事を理解しなければいけません。 何故って、実際に自分が見に行ったページでPDFをリンクしているだけのページって「面倒くさい」と感じるでしょ。フツー。 スマートフォンで見ている人は、レスポンシブデザインが適用されなくて、A4サイズの大きめのサイズが表示されて、おそらく文字が拡大しないと見えない という点に、きっとイラッとします。 さらに、中に画像を使ってデザインされているものは、多くの場合、圧縮対象外になってしまうので、まあまあ大きめのファイルサイズを表示しなくてはいけないので、 回線状況でモタついてしまうと、イラつき度数はアップするでしょう。

PDFをダウンロードさせなくて、どうすればいいのか?

そんなPDFをわざわざ印刷して保持してくれる人など、皆無だと思ったほうがいいでしょう。 確かにそういう人もいるかもしれませんが、どのくらいの人数がいるか、GoogleAnaryticsを使って計測してみると、きっと雀の涙ほどもいないことを理解できるでしょう。 では、こういうPDF素材をどうすればいいかというと、いくつかのやり方があるんですが、 容量の問題がある場合は、PDFをそのままjpegに変換するだけで、最大で10分の1ぐらいの容量になって、サクサク動作できるようになるでしょう。 また、PDF2HTMLというようなソフトウェアも存在するので、コーディングが苦手な人でも、簡単にHTMLに変換して ホームページに掲載することは可能です。 そして、テクニックとしては、レスポンシブ対応をすることで、ユーザーは、探している情報を素早くみつけ、そんな便利なサイトをブックマークしてくれやすくなるという流れに繋がります。 もちろん、ページデザインと合わせるとか、cssなどのアニメーション機能を搭載するなどという、インターフェイスの統一を考えると、コーダーを使って構築するしかありませんが、 その一手間を惜しんで、webサイトのクオリティを落としてしまっては、「残念なページ」という印象を利用者に与えるだけになってしまいます。

ユーザー利便性のテクノロジー

さんざん、会社のPDFダウンロードをディスってきましたが、 実は、PDFを一番多くダウンロードさせているwebサイトは、「政府のwebサイト」でないかと思っています。 企業で資料集めのために、総務省のサイトでの公開されている統計情報などを見つけると、そのほぼ全てが、PDFダウンロード方式が取られています。 おそらく、政府内部のデジタル資料のやりとりは、PDFで統一されていて、それをweb公開するというルールになっていることは容易に想像できますが、 ITが遅れている日本の現状がこんなところからも伺えますね。 デジタル庁ができて、今後に期待したいですが、この記事を見ているホームページ担当者の人は、今一度ユーザビリティについて考えるいい機会だと思ってみてはいかがですか? 意外とホームページは会社の売り上げに直結する営業ツールなので、ユーザービリティをアップするだけで、小さくても何かしらのメリットが生まれるモノです。 とにかく、PDFのダウンロードやってる会社の人に読んでもらいたいブログを書いてみました。

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