開発プロジェクトにおいて、バージョン管理は必須です。
管理していないと、色々な問題が発生しがちです。
・アップデートしたら、以前修正したはずの機能が修正前の状態に巻き戻ってしまっていた。
・検証が足りていなくて、更新したら特定の機能が使えなくなった。
・誰が修正したかわからないプログラムが存在する。
・検証したはずのプログラムが次の日にまた検証する羽目に・・・
これらの不具合はバージョン管理をキチンとしていたら原因究明が簡易に行える様になります。
不毛な犯人探しはもうやめ
バージョン管理を行っていないプロジェクトチームは、こうした問題の時に、原因追求と称した犯人探しが始まります。
仕事でプログラミングする時に、誰も不具合を発生させたいと思って作業をする人はいません。
しかし、会社として有料サービスで公開しているプログラムは、顧客に対しての陳謝というケジメが必要なため、原因を作った開発員(または疑わしい開発員)を生贄として捧げないといけないという固定観念が発生します。
キチンとバージョン管理をしていれば、犯人探しは簡単になる上、修正も素早く行うことも可能です。
そういう体制を作るという環境が重要なんですが、イケていないプロジェクトチームは、犯人探しを仕事として行うことに一生懸命になります。
GITの使い方は釈迦に説法
ここでは、GITの使い方を解説するのではなく、GIT管理において、僕がこれまであまり使ってこなかったTAG設定をきちんといれてバージョン管理を行う事を覚えたので、備忘録としてコマンドを書いておきます。
ちなみに、GIT-TAGは、特定のコミットに対してラベルをつける様な感じです。
バージョンをつけてそのバージョンに対してテスト検証などを行う事で、そのバージョンの品質を担保するんですね。
ちなみに、TAGをつけるポリシーなどは、チーム毎に作成する必要がありますが、GITの便利な点として、個人のリポジトリにおいても、一人作業でもTAGをつけるようにすると、作業は格段に捗ります。
確かに、TAGをつける癖が付いていない人はcommitコメントだけで満足しがちですが、commit-idなどの煩わしさなどからも解放できるので、使い慣れると便利で仕方ないですよ。
GIT-TAGの使い方一覧
タグを追加(注釈付き)
$ git tag -a ver0.1 -m 'comment'
全てのタグを表示
$ git tag
タグの絞り込み
$ git tag -l 'ver0.*'
タグの削除
$ git tag -d ver0.1
削除したタグ情報をPUSHするとサーバーリポジトリのタグも消せる。
$ git push origin :ver0.1
タグから対象のコミットを呼び出す
$ git show ver0.1
git log"でもTAGが見られる
$ git log -n 10
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