SNSのフォロワーを増やす商売

2018/06/07

ビジネス 日記

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知り合いから、インスタグラムのフォロワー数を増やす商売というのを聞きました。 おそらくSNS全般で行われている商売で、TwitterやFacebookでも存在すると思われる。 こうした商売が何故成り立つのかを少し考えて見たので、その思考を書き留めておきます。

一般の企業はSNSのフォロワーを上手に増やすことが出来ない

大手企業や、顧客相手の中小企業などは、来客を増やす為だったり、ユーザーを獲得するために、インターネット広告を利用すると思いますが、有料のアドバタイズを行うのは費用に見合わず、満足な集客が出来ないという話をよく聞きます。 とりあえず、飲食店などは、LINEでお店のアカウントをフォローしてもらって、クーポン券を配布するLIEN@を使うポップなどをよく見かけますが、お店側はその後、獲得したユーザーに対して、広告を配信することで、来客を促しますが、忙しい飲食店舗ないでは、とてもじゃないけどそんな手間はかけられません。 TwitterやFacebookも、費用を支払う広告でなく、お店そのもののアカウントに対して、ファンがつくように、フォロワーを増やすことで、0円で集客する事も可能なのですが、ここで問題なのが、ファンになってもらうフォロワーを集めることがまた手間がかかるため、お店や企業はこうした活動をまともに行うことができないようです。 大手企業であっても、こうしたSNSのフォロワーの集め方って、なかなか難しいとボヤく担当者が多く、フォロワー集めって、いっときのSEOのような感じになっているとも感じました。

フォロワーを増やす商売

Twitterで、知り合いでも無いのに相手から勝手にフォローしてくる人がいます。 多くが、エロ系か、投資を促す系、または同じ内容の海外の人、基本的にフォロワーを増やしたい人は、こうした人をフォロー返ししていると、次から次へと同じようなフォロワーが増えていきます。 こういうフォロワーを増やしても意味がないことはよくわかりますが、フォロワーを増やす商売は、フォロワー数だけをコミットしてしまうと、こういうまったく異質なフォロワーをたくさん抱えたアカウントになってしまいがちです。 基本的に、質のいいフォロワーとは、企業アカウントであれば、その企業のファンになり得る人をフォロワーに付けなければ、全く意味がなく、企業の書き込みをバズらせてくれる要素はなくなってしまいます。 ちなみに、このSNSのフォロワー数を増やすという商売、月額20万から30万ぐらいの料金設定が一般的で、1年ほど使って、フォロワー数を1万人にまで育てるという目的のようです。 確かに質って大事ですよね。

企業の費用対効果

ここで不思議に感じるには、企業は何故フォロワー数を増やしたいのでしょう? もちろん、フォロワー数の多いアカウントは、人気アカウントのようにも見えますが、個人的には、フォロー数とフォロワー数のバランスの悪いアカウントは少し危険なアカウントのようにも感じるし、そこの値から、色々なアカウントの特性が読み取れます。 例えば、フォロワー数が10,000ぐらいのユーザーだが、フォロー数が1桁しかないものは、放っておいてもユーザーが集まってくる超人気アカウントです。 一般的には、企業アカウントでフォロワー数を増やしたいものは、フォロワー数よりもフォロー数が多いものです。 自らフォローしてフォロー返しをしてもらうため、必ずこうした結果になるのですが、 普通のユーザーであれば、友達をフォローし合うので、フォロー数とフォロワー数が同じになり、芸能人などの有名人アカウントをフォローするため、フォロー数が増えがちです。 この値が全く同じぐらいの感じで、さらにフォロワー数が5,000を超えているアカウントは、ほぼ商売アカウントと見て間違いなさそうです。 重要なのは、そのアカウントが質のいいツイートをしているかどうかではないでしょうか? ひたすらフォロワーを増やしたがる企業は、いったいその先に売り上げに繋がる費用対効果としての価値があるか考えられているかいささか疑問を持ってしまいます。

SNSの未来

インスタグラムは、F1層といった若い女の子が「インスタ映え」を狙って自らたくさんツイートし、他の人の素敵な写真をイイネする文化なのですが、ここでは、イイねされるモチベーションと、自ら後悔をするリア充モチベーションがバランスよく成り立っている事がわかります。 Twitterは、写真というよりは、日々の細かな文字列公開、Facebookは、仲間内のタグつけ合いのような使い方。 これらのSNSをどう使い分けてイイのかわからないという事で、質問をいただく事もあるのですが、無理にSNSをやろうとする人にはいつも、「やめといたほうがいい」と伝えておきます。 LINEも含め、Skypeや、Slack、FacebookMessenger、他にもチャットツールを含めるとITアプリサービスは山のようにありますが、公開型のSNSはとにかく企業が目をつけて広告媒体と化しつつあります。 良いも悪いも、使いたい人が使って、使わない人が特に問題でない世の中が普通なはずですが、きっと、仲間内で特定のSNSをやっていないと村八分にされたりもしているんでしょうね。 15年ぐらい前は「掲示板」と言っていた時代が懐かしいですが、きっとSNSもその先の未来に別のツールによって新たな使い方や価値観が出てくるでしょうね。 なんだか少し待ち遠しい感じもしますが、そうしたムーブメントを作って見たいという欲求もあり、改めて目が話せない分野であると確信しました。 まずは、今の所SNSを便利に使って、仕事にもプライベートにも役立てている人は、今時のITマンなのでしょう。

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