自宅サーバーの電気代を抑える方法 #WebサーバーをRaspberryPiに載せ替え

2015/12/24

RaspberryPi サーバー テクノロジー 日記

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自宅の電気代が1万円もあることがとてももったいなく思えてきたので、そろそろ本気で節電に取り組もうと思う。 確かにクラウドサーバーを使った方が安くなるというのもハラがたつので、できれば、終了形態は太陽光発電で、電気代なしサーバーを実現したいという構成である。 前回はHDDがいっぱいのせてあるストレージサーバーをWOL起動化した事により、必要時以外は待機電力しか発生しないようになっている。 自宅サーバーの電気代を抑える方法 #WOL

概要と構成

現在は、Shuttleの小型ベアボーンとSSDという高速かつ、まあまあのスペックという事で、ダウンもせずに頑張ってくれてます。 今回はRaspberryPiの64MB領域で使うので、電気代は格安になる事間違いないが、負荷に対しての対応はどの程度、堅牢なのかわからないので、とりあえず、構築して、インフラ内で負荷を与えてみたいと思う。

構築

まずはRaspberryPiに「Raspbian」をインストール(以前のブログを参考にしてください) RaspberryPiのOSをMacのコマンドでインストールする。 ちなみに、余談だが、今回「Raspbianの2015-11-21」バージョンを使ったんだが、SD-Cardに書き込む時間が以前だと30分ほどだったのが、50分以上かかったので、新規セットの時間が大きく増えていることに気が付きました。 sudo dd if=2015-11-21-raspbian-jessie.img of=/dev/disk2 bs=1m Password:***** 3752+0 records in 3752+0 records out 3934257152 bytes transferred in 3738.501097 secs (1052362 bytes/sec) webサーバーはwordpressサーバーなので、下記モジュールをインストール

Nginx

$ apt-get install nginx

PHP-fpm

$ apt-get install php5-fpm

MySQL

$ apt-get install mysql-server

Wordpress(ディレクトリコピー)

$ rsync -av user@192.168.1.**:/var/www/html/wordpress ./

データコピー

# MySQLのデータをダンプ $ mysqldump -u root -p wordpress > wordpress.sql # 現在サーバーからRaspberryPiにデータコピー rsync -avP wordpress.sql pi@192.168.1.** # MysqlにDatabaseがない場合は以下コマンドで構築 $ mysql -u root -p Enter password: ******** mysql> create database wordpress; Query OK, 1 row affected (0.00 sec) # RaspberryPiでSQLデータのリストア $ mysql -u root -p wordpress < wordpress.sql

Nginx設定

server { listen 80; server_name wordpress.ideacompo.com; root /var/www/html/wordpress; index index.html index.php; include /etc/nginx/default.d/*.conf; location / { if (-f $request_filename) { expires 30d; break; } if (!-e $request_filename) { rewrite ^.+?(/wp-.*) $1 last; rewrite ^.+?(/.*.php)$ $1 last; rewrite ^ /index.php last; } } error_page 500 502 503 504 /50x.html; location = /50x.html { root /usr/share/nginx/html; } location ~ \.php$ { fastcgi_param SCRIPT_FILENAME /var/www/html/wordpress/$fastcgi_script_name; fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(/.+)$; fastcgi_pass unix:/var/run/php5-fpm.sock; fastcgi_index index.php; include fastcgi_params; } }

CentOSとDebianの設定をできるだけ同じにするために

CentOSのProxy設定は /etc/nginx/conf.d/**.conf というパスになりますが、Debian系は /etc/nginx/site-enabled/** という風にapacheに準拠したような内容になります。 でも、Debian系でも、「conf.d/**.conf」階層も同時に読み込んでいるため、 ファイル名に拡張子をちゃんとつけてconf.dフォルダに格納することで、同じ設定状態にすることが可能です。

アクセス値比較

Chromeブラウザのデバッグモードに表示される値で判断
現在サーバー | Load: 4.70s RaspberryPi | Load: 20.06s
これはヤバいですね。 RaspberryPiだと5倍ぐらい表示速度が遅いです。 正直WEBページ表示としては致命的な遅さです。 きっとwordpressの性能としてはこんなものなんでしょう。 自分でフレームワークを作れば同じぐらいの性能を出すことは可能なんですが、今回はこの値を元に、本番切り替えは断念したいと思います。

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