子供の頃から、絵を描くのが好きだった人が、必ずしも絵描きになれるわけではなく、
物を作るのが得意だった人が造形師になれる訳でもありません。
仕事とは、その時の運と出会いで構成される場合が大きく、好きな事、得意な事を仕事に出来るということは、ごく稀な事だとも捉えられます。
好きな事をやり続けられる人
自分の趣味を仕事にできれば、
と考えた事がある人は、少なくないと思いますが、趣味を仕事でやって行けるという人もさほど多くないと思われます。
休日や、空いた時間に、集中して行える趣味は、普段のサラリーマン的な仕事の合間に現実逃避出来る、ストレス発散法が多くの場合に当てはまりますが、
四六時中、それをやることに対して、耐えられるという人は中々少ないようです。
ゲームをやっていてお金が貰える仕事
ゲーム業界にいたことがある人であれば、よくわかると思いますが、大好きなゲームを一日中やるだけで給料が貰えるという仕事があります。
デバッグという仕事で、企業の発売する前のゲームから、バグを見つけ出す仕事なのですが、
発売前のゲームをプレイできて、四六時中それをやっていればいいという仕事なのだが、ゲームのデバッグは、開発者の誰もが嫌がる仕事だとも言われています。
自宅でゲームして遊ぶように、好きな事をしているだけではダメで、目的はゲームが正常に動作するのを見極めるというもので、全ての機能を順番に検証したり、組み合わせによる不具合を見つけたりするのが目的で、
大体の人はそういった行為を面倒くさいと感じるから、そんなことするぐらいならやらない方がいいと思い始めるようです。
子供にパティシエが人気なワケ
ケーキやお菓子が大好きで、そんなスィーツに囲まれて仕事ができたら夢のようだと考える人、
ケーキ屋さんだから、ケーキが食べ放題という訳ではありませんよ。
子供は、目の前のことしか見えていないので、こう言った単純な思考は仕方がないのですが、人間は物事の本質が分からないと、自分の都合のいいように考える生き物の為、本気でこう言う思考の大人もいるようです。
オモチャで遊ぶのが好きだから、おもちゃ屋さんて、こういう思考には、辛いことがあると耐えられない思考の持ち主が多いようにも思えますね。
自分の向き不向きを見つける事は可能なのか?
学生時代に、将来、何になろうかと考えて、悩んで、想いを募らせていたでしょうが、
「サラリーマンになりたくない」という思考の人は、クリエーターに多く見られる傾向ではないでしょうか。
型にはまった人生を送りたくない。だとか、
人と違ったことをやりたい。とか、
誰かに認められたい。
毎日が輝いていたい。
こんな寝言を平気で言っているのがクリエーターの実態と言ってもいいでしょう。
僕も本気でこんな事を考えていました。
現実は辛くない
実際に、会社に所属して、給料を貰って、サラリーマンに大体の人がなる訳ですが、それはそれで悪くないし、
そういった社会の勉強も確実に必要という事も分かります。
その先に、さらなるクリエイティブの世界を見つけられるかどうかがその人の人生なんでしょうね。
安定志向という、頑丈な橋から降りて、足元のおぼつかない、ボロボロの橋に乗ることが出来るかどうかですが、
やりたい人だけやればいい事だと思います。
クリエイティブという、人並みはずれた思考は、危険な果実とも思えますが、美味しそうに輝いている人は是非、かじってみましょう。
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