
リベラルアーツ?哲学?
アホな自分は、難しそうな単語が並ぶこの本を手に取ってみました。
気分は、「たまにはこういう知に満ちた書籍を読んで、ちょっとでも賢くなってみたい」てところです。
でも、この書籍正解でした。
初心者向きの哲学入門書という感じだったんです。
レビュー
★★★☆☆
とは言っても、やはり哲学は難しいジャンルであることは間違いないので、書かれている単語は知らない言葉の羅列が続きます。
初心者本と言っても、こうした単語に慣れて何度か読んで読み進めることができるんでしょうね・・・(読みながら気がついた)
個人的には、初心者本であるなら、もう少し随所に説明があってもいいものだけど、結構ほったらかしにされる文章の進め方をもうちょっとなんとかできなかったのか・・・という標準できな評価に落ち着きました。
でも、買いてある内容は、知らないことだらけだったので、学びに繋がったので、決して悪い評価ではないつもりです。
この書籍で学べるポイント
リベラルアーツとは?
この書籍で「リベラルアーツ」の説明は、「教養」というイコールで書かれています。
・混沌とした事態を分析する力
・正解がない中で決断する力
・難問を解決する力
・新しい価値を生み出す力
これらをリベラルアーツなのだそうです。
ちなみに、ググってみると、「自由な人間が豊かに生きるための幅広い教養と総合的な思考力」という風に書かれていたので、わかりやすく箇条書きにしてくれていることがわかりました。
哲学とは?
一方、「哲学」というのは、この書籍を通して一言で言えば「物事を思考する事」という風に書かれていました。
また、単に「哲学」という単語も、名詞としての"哲学"と、動詞としての"哲学する"というのを、分けて考えていて、
学校などで教わる倫理は、記憶学習としての哲学だそうで、これはかなり学習に苦痛が伴う一方。
哲学するということは、リベラルアーツである、思考する力を発動させることなのだそうです。
これは学生の時は、学問としての哲学を学日ますが、社会に出ると、哲学して自分の人生の難題を自分で解き進めていくことが必須になります。
こうした時に、自分で解決できない人は、社会から取り残されていくことが目に見えているので、筆者はそうならないための哲学学習を進めているのだそうです。
単なる思想と哲学の違い
名詞と動詞の話の繰り返しになりますが、「哲学を学ぶ」ということと「哲学をする」ということは、まるで異なることだからだそうです。
哲学はやってみないと意味がない。
料理の仕方やスキーの滑り方を知っているだけでやったことがないのと同じで、哲学の本を読んだだけじゃなく、一度自分の頭でじっくりと考えてみるということが哲学をすることのようですね。
これを面白いと感じる人は、いろいろな人の書いている哲学書籍を読むことをすすめていました。
哲学思想家について
本書では、30人の歴史上の哲学者(思想家)について簡単な解説がされていました。
自分物リストは以下の通りです。
1. ソクラテス - 問答法
2. プラトン - イデア
3. アリストテレス - フィリア
4. デカルト - 方法的懐疑
5. スピノザ - 凡神論
6. ホップズ - 万人の闘争
7. ルソー - 一般意思
8. ベンサム - 功利主義
9. ロック - タブラ・ラサ
10. カント - 批判
11. ヘーゲル - 弁証法
12. ショーペンハウアー - 意思の否定
13. マルクス - 史的唯物論
14. レヴィ=ストロース - 構造主義
15. ニーチェ - 超人
16. ウィトゲンシュタイン - 分析哲学
17. フッサール - 現象学的還元
18. ハイデガー - 世界内存在
19. サルトル - 実存主義
20. メルロ=ポンティ - 身体の両義牲
21. フーコー - パノプティコン
22. ドゥルーズ - リゾーム
23. デリダー - 脱構築
24. デューイ - プラグマティズム
25. レヴィナス - 他者
26. ロールズ - 正義論
27. アーレント - 活動
28. ハーバーマス - コミュニケーション的行為
29. ネグリ - マルチチュード
30. メイヤス - 思弁的実在論
21世紀の問題について
AI、インターネット、監視社会などについて、いろいろな角度から哲学されています。
これはテックセミナーなどでも擦り倒されている内容でもあるんですが、
AIについては、シンギュラリティにおける映画ターミネーター的な世界がもう時期到来するかもしれないというネガティブ回想を膨らませて、
実際には起こり得ない、トロッコ問題に至るまで、どういうふうに哲学として捉えるかを筆者視点で書かれています。
インターネットは、便利な反面、つながりすぎた世界のデマや、間違った思考拡散における思考感染という視点で哲学されていて、
まだインターネットを理解できていない国家などがネガティブに捉える様などが表現されていて、ITエンジニアの思考と違っている点が興味を持ちました。
また監視社会というのは、SNSが生活の主流になる世代が世の中の大半になってきて、動画撮影による監視社会が到来しているという警鐘をしているようでもありました。
こういう問題について、自分ごととして哲学してみることが、今後起こり得る何かしらの事件や問題に対しての早期の答えを出す秘訣にもあるのだそうですね。
資本主義について
需要と供給がマッチしていれば、どんなやり取りをしてもいいのか?
こんな問いかけに対して、取引市場における道徳についての記述があり、
世界の闇部分や、ダークサイドにおける高額なやり取りで犯罪などが行われている実態を許容できないとされる道徳的な思考を考えずにはいられませんでした。
あとがき
書籍の巻末は、読むべき哲学書が大量に書かれていました。
また、哲学書籍だけじゃなく、映画や小説なども、思考するのにいいものがたくさん紹介されていたので、片っ端から読んでみるというのも面白いかも・・・と思っちゃいました。
その中に、ヨシタケシンスケさんの書いた「りんごかもしれない」という絵本が書かれており、この書籍は、3歳児を対象にした絵本なのですが、多くの大人にも人気があり、リベラルアーツとしての書籍として紹介されていました。
ウチにもこの絵本を買っていたので、一気に哲学に対しての親近感が湧いた瞬間でした。
とにかく、「哲学する」ということをわからせてくれた今回の読書体験だったのが、学びになりましたね。
このブログを読んで、「難しい」と考えた人と、「面白そう」と考えた人がいたと思いますが、あなたはどちらでしたか?
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