
先日、とあるラジオ番組を聞いていた時に、「視座が高い人」という話が出ていて、
視座という言葉について深掘りしたくなり、同時に自分の視座の高さを計測する方法はないものかと考えてみました。
視座とは「物事をどの高さ・位置から見るか」という思考の立ち位置のことなんですよね。
同じ出来事でも、視座が違えば見える世界がまったく変わるって感覚分かります?
たとえば、個人視点だと「今日は忙しかった」でも、チーム視点だと「他のメンバーもカバーしてくれていた」と見えると思うんです。
視座が高まると、部分ではなく全体が見えてくる。要するにメタ認知みたいな意味も含まれているという事なんでしょうね。
視座のレベル例
視座でみる事ができる視点について、次のような視点があります。
自分視点
「自分の作業が終わるかどうか」にフォーカス
チーム視点
「自分のタスクが全体にどう影響するか」を考えられる
組織視点
「チーム全体の成果にどう貢献できるか」が気になる
社会視点
「この仕事は社会全体にどう価値を生み出すか」まで見える
なぜ視座が大事なのか?
視座が低いと、他人の動きにイライラしがちになる傾向があります。
視座が高いと、
課題の本質に気づく力を与えてくれる事が多いです。
キャリアアップする人ほど、自然と高い視座を持っている傾向がありますよね。
個人的な経験では、社会人になりたての時には、給料やボーナスの事ばかりで不満を言っていたんですが、
自分で会社を企業して、他人に頼らない仕事の仕方に変えてからは、不満ばかり言っている人に対して不満を感じるようになりました。
これって、年齢も影響しているかもしれないから、もしかしたら、年相応の視座というものがあるのかもしれないと思った。
自分の視座を知るチェックリスト
簡単なチェックリストを使って自分の視座の高さを測ってみましょう。
チェックの内容が、文章で書いてみた方がいい項目も含まれていますが、
これらの視点で物事を考える事ができるかどうかという、真偽で考えてみるといいかもしれません。
視座はトレーニングで高められる!
まずは「ちょっと高い位置から見てみよう」と意識するだけでOKだと思います。
社会人であれば、手軽に行える方法として、会議や議論で「他の人の立場だったらどう感じるか」を少し考えるだけで、それを踏まえた自分の意見が大きく変わる事がないですか?
「この行動の意味」を一段抽象的に考えるクセをつけるのも非常に有効です。
無意識に自分がやっている行動で他人が不思議に感じる事を、
自分の当たり前が他人にとっての不思議という客観視点に繋がります。
一般的な感覚と、それから外れていると言う意識が大きくずれていると、他人はあなたのことを「なんだかとっつきづらい人」という風に感じるでしょうね。
でも、他人と全く同じことをやる事がいいわけではありません。
他人が嫌がらない事だけど、他人と違うことをやっている人が、最近ではもてはやされる傾向があるらしいですね。
あとがき
自分の視座を意識すると、思考が立体的になり、行動に深みが出るんですよ。
高い視座は、問題を見抜く力と、他者と協働する力をくれることがあるので、絶対に持つべきスキルであるとも言えます。
年齢や、性別、国籍、出身、思考などどれも関係なく超越した思考を持つことも可能なので、
視座を高めるために自分を磨くというのは、かなりいい人生スキルアップなのかもしれませんね。
ぜひ今日から「視座の高さ」を意識して、見える景色を変えてみよう!
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