アウトプットが大事だということは最近は大体の人が理解していて、日記やブログを書く事が自己成長につながるというのは理解しているけど、それを実行する事ができないという人に、この本を読んでもらいたいです。
よく聞く内容も多いのですが、自分の知らなかった事、参考になるというページは、付箋を貼って何度でも読んでアウトプット能力を向上させることができるでしょう。
内容
目次で読み取れるのは、5章からなる構成は以下の内容になっています。
Chapter1. アウトプットの基本法則
Chapter2. 科学的に裏付けられた、伝わる話し方
Chapter3. 能力を最大限に引き出す書き方
Chapter4. 圧倒的に結果を出す人の行動力
Chapter5. アウトプットを高める7つのトレーニング方法
アウトプットは、「何かを作って誰かに見せる」というだけではなく、単純に人とのコミュニケーションで「話す」という些細な事でも、十分なアウトプットとして考えられているようです。
この本で重要視しているのは、ただ話すのではなく、きちんと相手に伝える、質を高く伝えるやり方が筆者の経験から、思考なども含めて書かれています。
そんな中僕がマークした内容は以下のようなものがありました。
伝える
「クッション話法」は相手にできるだけショックを与えずに物事を伝える方法で、マネジメントなど人に指導する人が使うと効果的なやり方です。
・No-But話法
最初に悪い情報を伝えて、そのあとポジティブな内容を伝えるやり方ですが、これはネガティブな印象になりがちです。
・Yes-But話法
悪い情報を直接伝えずに、クッションを入れるやり方で、最初にポジティブな情報を伝えると相手は心理的なダメージが少ないようです。
・Yes-And話法
プラス情報にプラスの情報を上乗せするやり方。「・・・してほしい」という言い方でかなりマイルドになります。
・Yes-How話法
疑問形式で本人に考えさせるやり方で、最もマイルドな伝え方です。
質問する
セミナーなどにおいて、最後に行う質疑応答は、非常に重要なコミュニケーションで、質問する側も自分の疑問を質問するというだけではなく、講演者の聞いてほしい事を質問するという技術は、非常に面白い視点でした。
感謝する
「ありがとう」をいうことによる7つのメリット
1. 人間関係がうまくいく
2. 幸福度が25%アップ
3. 感謝する人は9.4年長生きする
4. 感謝する人は病気になりにくい
5. 感謝すると免疫力がアップする
6. 感謝すると病気の回復力が早い
7. 感謝するだけで痛みが軽減する
後半は類似の内容ですが、いわゆるペイフォワードの考え方です。
書き出す
「脳の棚卸し」という言葉が非常に気に入ったのですが、脳の整理をする大事さは、誰もがわかっている事ですが、手書きでノートに書き出すだけで効果がでるので、できるだけ早い時間での書き出しが非常に効率的なのだそうです。
ひらめく
「ひらめき」の4段階
「準備」 - 「孵化」 - 「ひらめき」 - 「検証」
「ひらめき」と同様に「問題解決」でも同様の肯定で行うといいようです。
引用する
ブログを書く時に、引用を行う事がありますが、明確な権威をもっている引用を使う事で信ぴょう性を増す事ができます。
ここでは、ライターとして「引用集」を作る事で、そうした時の活用がいかに効率的になるかが書かれており、書き方のテクニックも書かれています。
目標を実現する
目標を立てる人は多いですが、きちんと達成を確認してフィードバックする人は少ないようです。
そうした人は、下記の3つをきちんと実践する事が重要だそうです。
・目標は何度も見直す
・目標は公言したほうがいい
・きちんと自分でフィードバックする
問題を解く
勉強は重要なインプットですが、実はアウトプットするとより学習に効果的である事が、実験により明確になっています。
ここでいうインプットは、教科書を読むなどの、視覚、聴覚の処理で、アウトプットは、書く事や、問題集を思考して解くというような事で、より多くの五感を使う事がいいようですね。
ちなみに、「インプット3 : アウトプット7」の黄金比率が最も効果的な勉強方法なのだそうです。
続ける
「継続は力」というのは本当にいい言葉で、続ける事ができる人は「成功体験」をたくさん持っている人とも言えるようです。
続ける為のテクニックや、思考法などが非常に重要ですが、そもそも飽きっぽい人が人生でどれだけ損をしているかが、読んでいるとよくわかります。
教える
人が成長する過程で、インプットして終わる人に対して、「教える」という人を介したアウトプットを行う事でより自分にとってのプラスになると分かると、高品位なステップアップができるようです。
ここでは、学習定着率を表す「ラーニングピラミッド」というものが紹介されています。
チャレンジする
自己成長する過程に置いて「チャレンジ」せずに自己成長は有り得ないのです。
この時に少し難しい課題にチャレンジする事が重要で、難易度を次の3つで考えられます。
1. 快適領域
2. 学習領域
3. 危険領域
僕がブログを書き続けて得られた事
確かに僕もこのブログを4年続けて、非常に多くの事を得る事ができました。
当たり前ですが、ブログの書き始め当初は、3行程度しか書けなかった文章も、1ページ1000文字というようなポリシーを持つようになったり、
1記事を書く事に数時間かけていたのが今では30分から1時間いないぐらいで書けるようになり、作業を定量的にこなす事が可能になりました。
同時にこのブログを見てくれた人からコメントをもらい、それによりさらに自分のスキルが上がったり、思考の思考の広がりが生まれました。
もちろん、「ブログを書かないといけないがネタがない」という場合もありましたが、今では、毎日の何かしらの気づきや、学習した記録をブログとしてアウトプットしているため、自分の成長記録という位置付けで脳みその中身をアウトプットしている行為だと考えて楽しく運用しています。
この「楽しい」が非常にポジティブな感覚で、ブログ以外の仕事でも、こうした「楽しむ」という思考をもって行うと、非常に高い達成感を感じやすい事も最近理解でき始めてきました。
この「アウトプット大全」を読んで、さっそくノートを大量に買い込んできました。
この本を読むとなぜか色々書き溜めたくなりますよ。
自己成長したい方は是非手にとってみてください。
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