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質の高いエンジニアや企業顧問などを数多く手がけている
サーキュレーション社のmeetupで色々な会社のCTO、VP、技術責任者、デザイナーなど10名弱ほど集められて行われた中で非常に盛り上がったトーク内容であった内容を話し足りなかったので、ブログに認めておきます。
そもそもこのmeetupは、
「Lean Coffee」という方法で進行しており、その中で参加者の方が書かれた内容だったのですが、仲間うちでの飲みネタでの鉄板でもあり、エンジニア教育などにおいてもよく出る話の内容でもあります。
LeanCoffeeについて
参加者全員で、議論をしたい内容を付箋に書いてみんなの投票により上位から議論をするのですが、このLeanCoffeeはアジェンダを作らない議論をしたい時に行うそうですが、そもそもアジェンダの無い打ち合わせをやるというスタートに疑問があるのですが、討論付きの思考回路の人というのは世の中にたくさんいて、個人的には会社でLeanCoffeeを行う場面というのは、よほど打ち合わせのファシリテートや事前準備ができない会社なのかな・・・と思ってしまいました。
別にLeanCoffeeをディスっているわけではないのですが、実際にやってみて、これがなかなか面白かったので、個人的には、アイデア出しのブレスト会議や、答えの見えにくい課題に対する検討会などで使う事で、参加者全員の思考を吸い上げてまとめるという事ができる非常に良い手法であると実感できましたね。
細かなやり方が知りたい方は、リンク先を見てもらうと解説されております。
https://dev.classmethod.jp/team/lean-coffee-remote/
この質問の出たきっかけ
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meetupで最も盛り上がった「エンジニアの幸せとは?」という議論内容は、実は類似のものもあり、「エンジニアのキャリアパスについて」「エンジニアが野心を持つためには」というものと告示しており、実はこの3つは、討論議題の上位3つでもありました。
このmeetupに参加している人は、色々な会社でのCTOや技術責任者も多く参加されているのですが、この悩みは誰もが感じている事でもちろん答えを持っていないから興味があるのだと思われます。
そして、こうした事を課題として出した背景には、社内のエンジニアが幸せな未来に向かうために何をすべきなのか?どういう事をエンジニアは考えれば、不幸せにならないのか?という事の答えを求めるCTOの方もいて、現在のご自身の活動で少し困っている箇所があるとの事で出された質問だったのですが、参加者全員がこうしたテーマに関心がある事から、エンジニアライフにおける非常に大きなテーマである事が伺えます。
幸せに感じるエンジニアと感じないエンジニア
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そもそも、こうしたテーマで盛り上がるのは実は年配者だけなのではないか?とも個人的に考えてしまったのですが、実際の若手エンジニアというのは、あまりこういう事を考えておらず、彼らに自分の将来像に関して聞いて見ても、「何も考えていない」という答えが返ってくることの方が多いと言っているCTOの方もいましたが、これにはみなさん頷いており、「野心を持たないエンジニア」というのが若手に多いと嘆いている技術責任者の方も答えを知りたそうな感じでした。
僕も過去にエンジニア部門の責任者をしていた時に、採用・養育・評価というHRも全て行なっていて、部下が自分の思っているような意欲が無いという事実に非常に憤りを感じていた事はあったのですが、実はこれはエンジニアに関して言える事ではなく、世の中全体的にそうなのではないかと考えられます。
ちなみに、この手の話がでるのは、シニア系の技術責任者などが多いという事を考えると、ここにジュニアエンジニアの思考とジェネレーションギャップがある事を理解しなければいけないかもしれませんね。
CTOクラスのエンジニア経験者であれば、自分は成功したという実感を持っており、ジュニアエンジニアの人もそうなってほしい(目標にしてほしい)と考えがちですが、それは自分で成功を感じて、自分に対して幸せを感じているから、そのように思いがちなのかもしれません。
そうすると、これは「幸せの押し付け」なのではないかとも感じてしまうようになりました。
少し尖った思考にも思えたので、meetupでは話さなかったのですが、いわゆる「年寄り思考」なのではないでしょうか?
組織によって幸せの定義は変わる?
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そもそもエンジニアを置き換えて、「人の幸せとは?」とするとどうでしょう?
当たり前ですが、「幸せ」とは人によって内容は全く違うはずです。
試しに多くの人が共感しやすい幸せを挙げてみると、こんな感じじゃ無いでしょうか?
お金持ちになる。
楽な生活を送る。
好きな人とできるかぎり一緒にいたい
もちろん、この中には無いという人もいるはずです。
そして、実際のテーマであるエンジニアで考えるとエンジニアの幸せというのも、人それぞれだという事はわかります。
一生プログラムコードを書いている事が幸せと感じる人もいるし、
製品やサービスを完成させてそれを世の中に出すことに幸せを感じる人もいます。
ある特定の技術に特化してそのスペシャリストとして生計を立てられる事が幸せな人もいるかもしれません。
そして、会社内において、その会社の中でだけ感じる事ができる幸せというものもあります。
会社の誰かが喜ぶ顔が幸せという人ありきのコミュニケーションによる幸福感もあれば、
商材が世の中で売り上げが高くなり、貢献度による幸福感や、
組織内でこれまでに無い技術を自分で持ち込むことによる、新たな風を吹き込む幸福感などもあるかもしれません。
会社毎に色々な「幸せ」があるという事がわかると思いますが、そうした幸せの定義を考えている会社と考えられていない会社ではどちらが幸せなのでしょうか?
何が幸せか考えている事が幸せ
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個人で将来像を考えている人と、考えていない人の差は何なのでしょう?
「日々の自分の作業に追われていて、そういう事を考えられない」という人がいますが、忙しくて辛いと感じている人ほど自分の幸せな将来を考えるべきです。
「幸せになるためには」というテーマを話し合うのは大体が「自分が幸せ」と感じている人達です。
その人達が勝手に若者は幸せではなく、将来的に幸せになるために、今何をすべきかという事を話し合っているとすると、何だか的外れのようにも思えてきますね。
そもそも、自分の幸せを考えない人の幸せは、他人が考えてあげる事なのでしょうか?
「本人が自分の幸せを見つける事こそが、その人に対しての幸せである」というのが僕の意見だったのですが、幸せを見つけられていない人って、ティーンネージャーの時に「自分探しの旅」の終着点にたどり着いていない人だとも言えるので、20代はまだいいですが、30代でこうした人は、是非自己モチベーションと好奇心を向上させるという目標を立ててみるといいかもしれませんね。
誰も他人は自分の幸せを見つけてくれませんよ。
人から言われた幸せを幸せと感じる人も少し危篤に感じてしまうので、自分のことは自分でやってみませんか?
なんだか幼稚園児に先生が言っているようなセリフになってしまいましたね。
是非、自分の幸せを見つけた方は、他人にそれをアウトプットしてみてください。
幸せ度合いが倍増することでしょう。
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