[企業課題] 優秀なエンジニア採用ができない企業に足りない経営者視点

2018/10/13

ビジネス 学習

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IT企業のよくある課題の一つに、「優秀なエンジニアの採用ができない」があります。 個人的に相談いただく事が多いのもこの内容なのですが、毎月3~5件は問い合わせをいただき、1,2社実際にお話を伺っています。 毎月こうしたお話を伺っていると、大きな特徴がある事に気がつきました。 それは、経営者がエンジニア出身なのかどうかで、エンジニア採用に影響がでているという事実です。

エンジニアの気持ちはどうやって汲み取れるのか?

非エンジニア系経営者が口を揃えて言うセリフで「エンジニアの気持ちがわからない」というのがありますが、世の中的に人材紹介会社などで、高額な売れ筋商材でもある、エンジニア人材は、貴重な人材であり、彼らに会社を気に入ってもらおうと必死になる経営者の人もよく分かるし、そうしたエンジニアが会社を去っていくという経験のある経営者も多い為、こうした思考が植えつけられているように思われます。 確かに、非エンジニア経営者は、エンジニアリングがわからないし、エンジニアの人の気持ちはわからないかもしれませんが、それは、技術部門を特別視している証拠でもあります。 人はわからない事に対して少しネガティブになる傾向がありますが、それに対してどのように自分から近づいていくかがポイントであるかは、色々なビジネスマインド書籍に書かれているでしょう。 要するに、ある程度は理解する為に、技術のことを知ろうとする姿勢がある経営者が、社内のエンジニアから歩み寄ってくる傾向があります。 そらそうですよね。技術者って、技術の力量で上下関係を築き、自分を向上させてくれる環境に身を置きたがるものです。 エンジニアの事を理解しようとするのであれば、エンジニアの言っている単語を理解する必要があることはわかります。 人間関係のコミュニケーションにおいて、こうした一方的な歩み寄りが少しおかしい事もあり、僕が個人的に考える思考としては、エンジニアにも、他部門に対する歩み寄りを持ってもらう事が重要です。 会社の文化にもヒモづきますが、エンジニアが踏ん反り返っている会社は、内部炎上しがちな環境でもあるため、経営者が扱いづらくなる上、周囲の部門とうまくコミュニケーションが取れないエンジニア集団になっている傾向があります。 エンジニアを理解したければ、他の部門と差別化せずに、きちんとヒューマンスキル教育を行い、社会人としての知識を社内教育する体制を持つ事がうまくいくポイントではないでしょうか? 結構、腫れ物にさわるような感じでエンジニア部門に接している経営者も多いようですよ。

エンジニア採用をうまくいかせるポイント

よく人材業界で聞く言葉に「優秀なエンジニアは紹介会社にエントリーしない」というのがあります。 これは、実際には優秀なエンジニアは、イベントやセミナーで知り合った他社エンジニアや経営者などから常に声がけをもらっていて、ダイレクトスカウトを毎日のようにもらっています。 きちんとSNSにプロフィールを公開している場合は、企業の人事部門から、のスカウトメッセージが常に飛んできて、気軽にチャットなどで話をしたり、お茶やお酒を飲みに言って関係性を築いているケースもあります。 要するにエンジニアは紹介会社にエントリーをする必要など全くないのですね。 SNSっていうすごく便利なマッチングツールによって、「より自分を評価してくれる会社」、「技術を高額に変えてくれる会社」、「今よりも働きやすい会社」を求めて転職しまくっているエンジニアも多いのが事実です。 採用活動を紹介会社のみに頼っている会社であれば、費用の無駄使いと、今時の採用方法を今一度検討してみる事をお勧めします。 実際に、エンジニア採用がうまく言っている会社が何をしているかと言うと、前述している通り、採用担当者がイベントやセミナーなどに行き、エンジニアと数多く名刺交換したり、SNSの友達申請をして繋がって、その後のコミュニケーションを取ると言うのを重視している会社は、かなり安い単価で優秀なエンジニアが獲得できているようです。 皮肉なモノで、紹介会社のように、高額なコストをかけている会社が、「優秀なエンジニアが採用できない」と言っていて、wantedlyやlinkedinなどをうまく使えてほぼ0円で採用を行なっている会社ほど、満足のいくエンジニア採用ができているという格差が生まれています。 これも、エンジニア採用に関する最新情報を入手するという事で比較的簡単に実施する事が可能なので、ぜひトライしてもらいたいですが、何をやったらいいかわからない方は、僕から簡単にお伝えすることは可能なので、ご連絡をくださいませ。

エンジニアの人が考える働きやすい環境とは何か?

働きやすさで一番上位に来るポイントとして、「人間関係が優良な職場」があります。 これは、転職理由の上位の「人間関係問題」(おそらくダントツトップ)から起因しているのでしょうが、会社の上司からパワハラをうけたり、社内での陰湿なイジメがあったり、派閥問題などによる職場のセグメンテーションであったり、エンジニアに限りませんが、人間同士のコミュニケーションで起きがちな問題なのですが、 エンジニアも多分に漏れず、この悩みが大きい人がほとんどのようです。 逆に言うと、人間関係が良好な会社であれば、エンジニアは長く居つくはずなのです。 もちろんそれ以外の理由として、「自分の技術向上」と「自分も持っている技術をもっと活かせる環境」というのもあり、これは、社内教育や、新規ビジネスへの取り組みで満足度が高まるので、こうした事をまるでやっていない会社には技術者は長く定着しない事は安易に想像できます。

必要な経営者視点

こういうエンジニアの話を聞くと、非常にわがままに思えてしまうかもしれませんが、技術職っていう立場を会社内に確保したいのであれば、経営者の人は、技術職のモチベーションを十分に理解する必要があるのは、こうしたポイントなのです。 決して「プログラムが書ける書けない」とか、「技術を深く知ってる知っていない」というレベルの話ではない事を理解してください。 少なくとも、優秀なエンジニアは、常にいい環境を提示されていて、移る事に抵抗がなければ、すぐにでも転職をしてしまうという職種でもあると言ってもいいかもしれません。 優秀なエンジニアであればあるほど、こうした誘いも多い為、優秀なエンジニアが居つく職場環境を構築できた会社は勝ち組になるでしょうね。 でも、決して、エンジニアを甘やかす職場環境を作ると言う意味ではない事を履き違えないようにしましょう。 ポイントは常にレベルの高い成長できる環境にあるかどうかです。

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