人に質問をする事に対してスキルがある事に気がついていますか?
実はコミュニケーションスキルでの非常に重要な要素であるのがこの「質問力」になります。
人と話をしている時に「ハア?」と聞き直される人は、質問力が低い可能性が高いので、是非意識してみることをお勧めします。
何故、質問力が重要なのか?
頻繁に行われているビジネスマンセミナーなどに参加した時に、終盤に質問タイムが予定されている事が多いのですが、この時にファシリテータの人が「質問ある人〜」とノリノリで言っているにも関わらず、誰も手をあげないという冷めた空気の時、よくありますね。
こう言う時のファーストペンギンとして、挙手する人は、その場のヒーローとして君臨する事ができる要素を持っています。
また、高層ビルのエレベーターに乗った時に、微妙に知り合いの人と二人きりになってしまったら、何も話さないのも気まずい時に、さりげない質問ができるスキルがあるだけで、その人との距離も一気に縮める事も可能です。
また、質問された側としては、自分の想定していないことを聞かれる事によって、新たな気付きが発見でき、その質問に対して感謝される事もあるようです。
もちろん、質問する側だけでなく、質問される側のスキルにも大きく依存してしまいますが、スタートになるのは何はともあれ「質問」が重要である事がわかると思います。
質問力の種類について
・相手がしてほしい質問をする
・状況を好転させる内容を提案する
・ブランクの空気感を埋める
勉強会やセミナーなどにおいて、挙手してする質問は、単なる自分の疑問を質問するというのは、素人レベルです。
「登壇者のして欲しい質問をするという事と、「参加者の誰もが聞きたいであろうことをする質問」を意識できれば、その質問に対してのクオリティは高いと考えられます。
何故なら、その質問をする人によって、誰かに影響を与えているからです。
そして、相手がして欲しい質問というのは、セミナーなどにおいて、登壇者が言い足りない事を補助するような質問であったり、参加者の誰もが聞きたいと思っているモヤモヤな点の質問です。
こうした質問がある事によって、会議や勉強会の質全体が向上する事もあるのです。
よくセミナーなどでの質問で、登壇者に対して、質問ではない、自分の意見が正しいという言い方をする人を見かけますが、おそらく自己顕示欲の強いタイプの人と、どうしても言いたいという事が抑えられない人なのだと思われます。
こういう人の言いたいことは、大体において、その会の趣旨と異なっている事も多く、質問力としては、非常に稚拙である事がわかります。
何より、周囲の人が「それここで言う事とっちがうやろ!」と心の中で突っ込んでいるに違いありません。
「ブランクの空気感を埋める」というのは、会議や勉強会での質問タイムでシーンとしてしまう、参加者がお互いの様子を伺っているような場面で、手を挙げる事ができる勇気のようなもので、そのタイミングで手をあげた時点で質問レベルが底上げされる事が多いはずです。
よほど的外れなことを言わない限り、ファーストペンギンは喜ばれる存在になる事を頭の中にインプットしておきましょう。
質問力を高めるためにやるべき事。
質問力は、豊富な雑学力、相手に対する観察力、その場の空気を読む力などが必要であり、臨機応変な対応と、語彙力などが関連して相手とのコミュニケーションを生みます。
池上彰が抗議している時に生徒に対して「いい質問ですね」といって褒め称えるのは、生徒側にとっても、非常にモチベーションがあがるため、これは先生側のスキルが飛び抜けて高い事を表していると思われますが、
それはうわべだけの「いい質問」ではなく、本当に良い質問をいする事が、どれだけ生産性を高めるかをあらわしてもいます。
気がついていない人も多いのですが、「何か質問ありますか?」と聞いて、何一つ質問をせずに「特にありません」という人、質問力が欠如していて相手はあなたを見限っているはずです。
自分見直しも兼ねて質問力アップをしてみてはいかがですか?
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