思考理論を身近な人に当てはめて考えていると、面白いほど当てはまって、もはやゲームのような感覚に思えてきたのですが、間違えても周囲の人にそんなことを伝えてはいけません。
ゲーム感覚に人と接しているってちょっと失礼な感じに思われるかもしれませんからね。
あくまで個人的に分析をして頭の中で考える程度にとどめている、思考オタクになりつつある僕ですが、横文字思考を話に取り込むと、少し賢くみられる傾向があるのですが、最近の僕の考えているプログラムアルゴリズム思考を、そのままリアルなコミュニケーションやタスク管理に活かすことができればと思って、「シーケンシャル思考」というのを考えてみました。
シーケンシャル思考とは?
シーケンスという言葉は、「連続」とか「順序」という単語の意味になるのですが、シーケンシャル思考とは、そのまま、順番に思考して行くことで、物事をスムーズに進行させて行くための思考です。
当たり前のように聞こえますが、人はなかなかシーケンシャルに物事を勧められません。
仕事では、1つのことばかりやるという事も少なく、色々な作業を同時進行させる人が結構多いのでは無いでしょうか?
プロジェクトA , B , Cをそれぞれ納期は違うけど、同時に進行させなくてはいけないようなプロジェクトディレクターのような立場の人は、一番納期が近い物を優先したり、携わる人の都合を合わせて、その時のマッチング具合で日々スケジュール変更させるようなケースも重要な立ち回りです。
こうしたマルチタスク的な処理をうまくこなせる人はそれほど問題ないのですが、2つの作業が同時発生してしまうとそれだけでテンパってしまうという人もどうやら多いようです。
これは、シーケンシャルに物事を考えられていないからそうなるというのを理解できれば、比較的簡単に解決することができます。
シーケンシャルな考え方は、全て「効率的に行えるか」どうかを目的とする考え方なので、人によって効率的かどうかは尺度が違うのですが、大体の人の思考を標準化して考えてみたいと思います。
シーケシャルな考え方
1. 割り込みタスクをすぐに手をつけない。
会社で仕事をしていると、今やっている作業ではない別の作業を人から振られてしまうことってあります。
特に、別部門の人から、「ちょっとだけ時間ください」と言われて、頼まれごとをしたり、新人だからといって雑用を押し付けられたりしますが、こうした割り込みタスクが入ると、今順調に行なっている仕事でも、うまく進めることができなくなります。
確かに組織においては、コミュニケーションが重要なので、周囲の人から言われて無視をするわけにはいかないのですが、作業効率を落として割り込みタスクを優先するというのは、シーケンシャルではありません。
ちゃんと、優先順位を考慮した上で、先にやってあげなくてはいけないのか、後回しでも問題ないのかを都度判断することでこうしたトラブルは回避することができます。
2. 気分が乗る乗らないで作業をしない
意外とエンジニアの人に多いのが、なんとなく気分が乗らない時って、作業スピードが極端に落ちてしまいます。
同時進行しているタスクの面白度合いだけで、仕事を進めて結果、締め切りが間に合わないというタスク未消化になってしまいがちな人は、夏休みの宿題を最終日にやるタイプの人で、めんどくさいことは後回しにするということを日々繰り返している気分屋が多いようです。
人だから確かに、気分が乗る乗らないというマインド的な要素はあるとしても、少しでも踏ん張ってやる習慣を身に付けることで、嫌な作業を1時間やったら、気分の乗る作業を2時間やる、というような確実に作業が前に進む進行にすることが可能になります。
3. タスクをちゃんと並べてみる
「トヨタ式」とか、「見える化」とかで付箋にタスクを書き込んで壁にペタペタ貼って行くやりかたは、非常に効率的だし確実性があります。
こういうアナログなことをめんどくさがってやらないタイプに限って、物事をきちんと整理整頓できないことが多く、いわゆるタスクの整理ができないようです。
当たり前のようにメモや手帳が汚かったり、議事録などのドキュメント作成が苦手なタイプもこういう特性があります。
付箋じゃなくても、ノートに箇条書きでスケジュールを書き出すだけでも、整理はできてしまいます。
そして、パズルのように並べてみると、効率化の道が必ず見えます。
頭の中って高性能だけど、リアルな目の前のものにはどうしても勝てない時ってありますよね?
シーケンシャル思考が必要なタイプの人
ビジネス書をたんさん読んでいると、大体の書物に同じ事が書いてあるという事に気が付きます。
・朝早く起きて脳の活性化
・手書きで思考力を鍛える
・スマホの便利ツールの活用
他にもいくつかの共通ポイントがありますが、こうした自己啓発本を読んでいる人の特徴として、書かれていることは大体できているという人が多いようです。
逆にいうと、できていない人は、こういう書籍は読まないんですね。
仮に読んだとしても、その内容を実践することもなく、そのポイントを継続することもできない為、結果読んだことすら忘れ去ってしまうようですね。
こういう人には、「シーケンシャル思考」が足りていないと思われます。
シーケンシャル思考の今後
自分のできていない事を書籍を読んで正してもらおうと考えている時点で、少しぐらい背中を押されても、決して前には進まないタイプです。
連続して作業する思考は、いわゆる継続する事ができる思考なため、「何かを始めたらやり続ける」という事を肝に命じなければいけません。
「とりあえず初めて見る」とか、「面白くなくなったからやめる」というような思考の人は、どう考えても成長するレベルが限られてしまいます。
でも、この点に気がついた人のみが、自分の望んだ成長を遂げる事ができ、人生のゴールにたどり着ける成功者になるのかもしれませんね。
僕も、まだまだ発展途上である「シーケンシャル思考」をもう少し踏み込んで思考法などを考えてみたいと思います。
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