AI絡みの映画って、一昔前はSF映画って言われていたのに、ここ最近は「AI」っていうカテゴリになっている。
攻殻機動隊や、ブレードランナーなどをよく話題で聞くのだが、ハーレイ・ジョエル・オスメント主演の「AI」って僕の周りでは非常に評価が低いのはなんでだろ?すごく好きなのに・・・
今回は、劇場ではなく、AmaonVideoで閲覧した2年ぐらい前の映画だけど、非常に心に残ったので、レビューして、意見を残しておきたかったので、ブログに乗せておくことにしました。
「エクス・マキナ(原題:Ex Machina)」という映画
斬新なゾンビ映画で有名な「28日後」の監督のアレックス・ガーランドが監督をした本作品。
非常にアングルも、ストーリー展開も素晴らしい。
閉鎖空間での撮影は、低予算映画特有の感覚なのだが、この映画は、ロボットの撮影技法が非常に斬新で、CGクリエーターでさえもどうやっているか分からない場面があり、映像クオリティは非常に高い印象を持った。
映画中、ロボットと称して美人の女性アンドロイドが、一糸まとわぬ姿で度々登場して、映画自体の美しさを強調してくれる。
多少のエロチシズムは、この手の映画には必要だし、Aiの話題で必ず出てくる性ネタなども、かなり現実味を帯びた構成になっている。
AIとは思考という概念をよく理解させてくれる映画だったのと、時間が立つのが非常に早い感覚のゆっくりしたストーリー展開がなんとも心地よい。
公開年・国
2015年 / アメリカ
あらすじ
検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、ほとんど人前に姿を見せない社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山荘に招かれる。
人里離れた山間の別荘を訪ねると、女性型ロボットのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)が姿を現す。
そこでケイレブは、エヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能の実験に手を貸すことになるが……。
YahooJapan映画
スタッフ・キャスト
監督 | アレックス・ガーランド |
製作総指揮 | スコット・ルーディン |
製作総指揮 | イーライ・ブッシュ |
製作総指揮 | テッサ・ロス |
音楽 | ベン・ソーリズブリー |
音楽 | ジェフ・バーロウ |
ケイレブ | ドーナル・グリーソン |
エヴァ | アリシア・ヴィキャンデル |
ネイサン | オスカー・アイザック |
キョウコ | ソノヤ・ミズノ |
評価
★★★★☆
コメント(ネタバレ)※まだ観ていない人は観ないほうがいいかも・・・
出演人数が極端に少なく、最後まで飽きさせない内容と言う事は、それだけ質の高い映画という評価なんだと思う。
個人的にはネイサンが創り出す数々のアンドロイドは、いったい何がゴールなのかという疑問が残る。
確かに実際の世界においても、AIロボットを作る事は、人間としての課題であり、目標というのはよくわかるが、エヴァも完璧と思われるぐらいのAIロボットなのに、まだ不満がっているところは、観ている人は少し疑問に思っても不思議はないだろう。
そして、ケイレブを罠にハメたかのような抽選結果で、「素直だから」という理由が出たが、AIにある程度のプログラム(芝居)を組み込み、そうしたアルゴリズムで動いた時に、人間との関係がどうなるかという実験なのであれば、この映画は成功といえるのか、失敗と言えるのかは、中々興味深い結果である。
公式サイト
http://exmachina-movie.jp/
予告動画
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