[アルゴリズム] バケットソート(AWK編)

2017/04/11

AWK テクノロジー プログラミング 特集

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バケットソートシリーズも後半の折り返しです。 大体、Shellで苦しんで、AWKで機能の少なさに嘆いて、C言語で肩の制御と、メモリ管理に悩んで、Go言語で触り慣れて無くて悩んで、Rubyで繰り返し分に悩むという毎回のこの連鎖です。 AWKは比較的直感的に書けるのですが、インクリメントが無かったり、配列での関数受け渡しができない、などのもどかしい言語です。 でも、OSにしっかりと入り込んでいる言語なので、重宝することは間違いないです。 普段からAWKに触り慣れておくと、良い事があるかもね。

ソース

BEGIN{ FS=","; } function bucketSort(numbers_str){ split(numbers_str , numbers , ","); split("",bucket); max=0; for(i=1; i<=length(numbers); i++){ if(numbers[i] in bucket){}else{ bucket[numbers[i]] = 0; } bucket[numbers[i]] = bucket[numbers[i]] + 1; if(max < numbers[i]){max = numbers[i];} } split("",arr); num=1; for(i=1; i<=max; i++){ if(i in bucket){}else{continue;} for(j=1; j<=bucket[i]; j++){ arr[num] = i; num = num + 1; } } str = ""; for(i=1; i<=length(arr); i++){ if(arr[i]==""){continue;} if(str == ""){ str = arr[i]; } else { str = str","arr[i]; } } return str; } { print bucketSort($0); }

実行

$ echo "1,1,3,2,4,6,1,2,4,6"|awk -f bucketSort.awk 1,1,1,2,2,3,4,4,6,6

解説

配列の要素確認

# 配列内に任意のkeyが含まれているかの確認 if(a in arr){ ...[含まれている場合の処理] } else{ ...[含まれていない場合の処理] } #今回は含まれていない場合のみの処理なので、以下のように書いた if(i in bucket){}else{continue;}

空配列の定義

split("",arr);

関数への配列の受け渡しと戻し

基本的には、配列での扱いはできないと思ったほうがいいので、文字列で受け渡して文字列で戻す。 # 文字列で受け取って、配列に変換 split(numbers_str , numbers , ","); # 戻す時に配列を文字列にする str = ""; for(i=1; i< =length(arr); i++){ if(arr[i]==""){continue;} if(str == ""){ str = arr[i]; } else { str = str","arr[i]; } } return str;

関連リンク

wikipedia たくさんのプログラム言語でアルゴリズム学習

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