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webページ:
https://soracom.jp/
デブサミ2015秋に行ってきました。
10社以上の会社のスピーカーさんたちの話を聞いていて、正直、眠い人もいたし、ただ、現行を読んでいるだけでつまらない人もいて、座っている椅子でケツが痛くなってきた終盤に「株式会社soracom」という会社のプレゼンを聞いた時に、久しぶりに震えるぐらい面白いベンチャー企業を見つけたと感じました。
株式会社SORACOMとは?
社長の玉川さんという方がプレゼンをしていたのですが、この会社は、MVNOのSIM販売をもっと便利にする為に立ち上げたとのことで、その内容と、実現方法が非常に素晴らしく、プレゼンの面白さもあわさってとても魅力的な会社と感じされました。
MVNOとは?
最近よくCMSで見る「OCN」や「IIJ」などの格安SIMの事です。
以前ブログにも書いたんですが、一般的な3キャリアのスマホの値段って高くないですか?
きっと5000円から7000円ぐらい毎月支払っていると思います。
5000円だとすると2年で12万円・・・
それが、MVNOはだいたい1000円以下という値段、電話番号をNMPしても1600円ぐらいというお手頃感。
もちろんデメリットもあって、SIMフリー端末を持っていないと対応できないという事だが、今やiPhoneもSIMフリーで買える時代なので、本体無料という文言に載せられてキャリア専用の端末を購入するぐらいなら、少しぐらい高くてもSIMフリー端末を購入した方が、月額の安さの魅力には勝てないですよね?
もちろん、設定などは自己責任になりますが・・・
IoTって?
IT系のビジネスをやっているとここ1年で聞かない日がないというぐらい有名になった言葉で、
「Internet Of Things」
というモノをインターネットにつなげて便利にしようという啓蒙的な言葉なのですが、最近はこれをビジネスにするという方向の意味合いが強くなっている気がしますね。
とにかく、ITガジェットとよばれるものは、インターネットにつながっているととても便利な事が多くなるので、どんどんつなげましょうという事。
IoTとMVNOの接点
SORACOM社が狙っているのは、まさにIoTのネット回線をwifiという閉じた世界ではなく、便利に広域網であるWan側にするという壮大な計画という事でした。
通常であれば、キャリアの持っている基地局からプロバイダ処理、その他のシステムを数億円規模で構築しなければいけないのを、AWSを使って自分たちで簡易に構築してしまうという素晴らしいベンチャー体質。
さらに、それを既存でも安いと思われているMVNOよりも安価に提供するという太っ腹加減が非常に面白く、日本に少ないベンチャー気質を感じずにはいられませんでした。
ビジネスとしてのSORACOM
既存のMVNOとSORACOMのやろうとしているSIM販売は大きく違うのが、想定キャパの母数が違うという点でしょう。
何故なら、MVNOは、携帯電話の保有台数がキャパになるのですが、SORACOM社の母数は、IoT機器全てが対象になるため、今後開発されるものや、非接続のガジェットなども、対象に出来ることをかんがえると、母数の膨れ方は半端ないと思われます。
この辺のビジネスモデルも非常に素晴らしく、多くは語ってなかったですが、将来性を感じました。
そして会場で迷わず購入までしてしまったので、便利に使わせていただいています。
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