自宅に大量にある書籍やDVDや音楽CDなどをデジタイズする生活

2020/01/01

テクノロジー

t f B! P L
IT機器がどうしても捨てられず、先日も壊れたプリンターを嫁に捨てろと言われて、仕方なく分解して内部パーツを全て抜き取った結果、モーターやケーブルなど電子工作で使えそうなパーツの山に目がハートになったが、ケースの一部だけ捨てることに成功した下駄です。 「断捨離」という言葉が流行っていて内容を理解すると、とにかくモノを捨てる文化になりつつあるようです。 食品ロスが大規模に投げかけられている反面、世の中の人って「もったいない精神」は非常に欠如しているとも考えられます。 今回はそんなもったいないをデジタイズ化する方法を模索(思考)する事を目的としていて、 同じ様にモノが捨てられない人がデジタル化によって生活が一辺するヒラメキを考えてもらおうと思います。

コンテンツは場所を取る?!

僕のようなプログラムを仕事にしている人って、自宅に結構たくさんの書籍を買い揃えている人が多いのではないでしょうか? かくゆう僕も、年に一度本棚を購入するという生活をしていた時期もあり、本で自室が埋め尽くされていました。 また、映画を見るのも好きなため、本棚にDVDが大量に入っていて、更に同時に、好きなアーティストのCDが目一杯並べられていました。 もちろん、キレイに整理されていたら、見た目もいいし、こうした大量のコンテンツ集って、その人そのものを表すことができて、友達の家に行った時にそうした光景を見るのも好きでしたが、皆さん場所の確保が大変そうなのは同じですね。 この他にも趣味でプラモデルをやったり、ジュースのボトルキャップやガチャガチャなどのフィギュアなどを収集している人などは、もはやおもちゃ屋さんのようになってしまうことは必至です。

デジタイズ手法

音楽CDは、iTunesやMediaplayerなどで、パソコンにmp3として取り込んでスマートフォンに入れている人も多いと思いますが、映画DVDに関しては、わざわざ取り込んでいる人はほぼいないと思います。 これは、映画を取り込んだ際にDVD容量なら4GB〜6GBぐらいの容量なのですが、mp4に圧縮してもどうしても600MBから1GBぐらいは消費してしまい、これが本数が増えると、パソコンのディスク容量圧迫は逃れられません。 しかし、ここは今どきのHDDの単価の安さを考えて、現時点で最もコスパの良い8TB搭載したNASを自宅に設置しておくことで、1GBのデータ映画であれば、簡易計算で8000本も格納できるデジタル棚が出来てしまいます。 もちろん、それ相応の出費は発生しますが、その後の手軽さを考えるとこうしたデジタル棚を作ることができたら、自宅の棚が別活用出来ることは言うまでも有りません。 ちなみに、DVDをリッピングする行為は、今現在「違法」になるのですが、現時点において、逮捕や罰則などは無いそうなので、自己責任において行ってください。 (参考:https://okwave.jp/guide/g77663.html) そして、最も厄介である、書籍のデジタイズですが、これは自炊するしかないでしょう。 本を裁断して一気に両面取り込みできるScanSnapが有効ですが、 本を裁断せずに、見開きをスキャンすることができる、非接触スキャナ(SV600)というのが最近の僕のお気に入りです。 ちなみに、書籍をスキャンした場合の容量ですが、見開きスキャンで100ページほどの雑誌をスキャンしたら200MBぐらい有します。 その後ご自身でjpeg変換してzip圧縮してもいいし、無駄な広告ページなどを取り除いて更に軽くすることも可能ですが、この辺の作業時間はマクロ化できないと地獄になります・・・

デジタイズした後の世界

デジタイズ自体は、時間をかければ難なく行えるんですが、問題はその先にあり、これまで本棚に並べられていて、手軽に見たり読んだり長めを楽しんだりできたのが、デジタル化したら、目に見えなくなります。 もちろん、パソコンのファイルとして閲覧することはできるんですが、リアルな書籍のメリットであるパラ見することがほぼ不可能になり、速攻で対象の記事を探すという事が難しくなってきます。 scan取り込みをしたデータを大体のスキャン機能に備え就いているOCRを適応しておいて、テキスト検索してくれるデータにしておくことで、多少は便利に使えるかもしれませんが、 自宅の書籍を全てスキャンして、DVDをHDDに取り込んで、CDなど全て部屋から無くなり、ガランとした部屋でなんだか虚空感を覚えてしまったのですが、見た目が無くなるだけでなんとも寂しくなるものです。 CD音楽の場合は、スマートフォンでリストアップしてジャケットなども自動で見ることができていいのですが、書籍はpdfファイルの羅列をみても楽しくもなんともありません。 AmazonFireStickやGoogleのChromeCast、AppleTVなどのように、テレビに指すだけで映画が見れたりできるガジェットとセットになっているNASがあれば便利なのですが、これが世の中に無いのが問題っぽいんですよね。 書籍においては、いちいちBookアプリに取り込んで使うのはとにかくめんどくさい、棚から手軽に取り出して読むという感覚にできないと、むしろリアルな書籍の方がよかったとなりかねません。 でも、自宅外で自宅の本棚を一覧でき、手軽にパラ見できる環境やアプリがあったら、コレって結構便利だと思いませんか? 実はNASも含めたそうした環境を提供できるソリューションを今考えていて、ニーズがあれば、うちの会社から販売することも検討しています。 いろいろな人の声を聞いてプロジェクトを進めていこうと思っていますね。

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