エンジニアがスキルを上げるために仕事で経験しないといけないという間違った考え

2020年1月15日

日記

人から言われた、「努力は夢中に勝てない」って非常にいい言葉だと感じた、ユゲタです。 終身雇用が過去の遺物となってしまった今現在としては、サラリーマンで「転職」をしたことがないという人ってどのくらいの割合いるのでしょう? リクナビネクストに2017年度の資料があったので、参考程度に見てみると、 参考 : https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/ 転職なしの人は、年代ごとに下がっているのですが、30代以降はすでに50%を下回っています。 もちろん、転職回数が多くなると、転職時にネガティブに捉えられてしまう事も多いのですが、ここで考えたいのは、この先、転職をしないという人は限りなく少なくなっていくという事は、予想できますね。 そんな中、エンジニアの転職について、僕の周辺でも最近よく聞く内容などをまとめてみました。

エンジニア転職あるある

1. プログラム初心者なので、殆どの企業が経験年数3年以上に満たない。 2. SIerで長期間経験していたが、WEB経験が無いため、今どきの良さげな企業に転職できない。 3. 転職をする一番の理由は人間関係

1. プログラム初心者なので、殆どの企業が経験年数3年以上に満たない。

若い人にありがちと思いきや、30代後半やそれよりも年上の方でも、ジョブチェンジをして、エンジニアという技術を身に着けて、将来安泰したいと考える人は意外といて、 プログラム勉強をするために、プログラミングスクールに半年ほど通い、その後の転職をする際に、実務経験が0年のため、書類選考で落とされる。 若い人でも、初心者お断りの企業は少なくないため、実務経験を積み上げる事ができないと嘆いている人。

2. SIerで長期間経験していたが、WEB経験が無いため、今どきの良さげな企業に転職できない。

ベテランエンジニアが転職できないという自体で困惑するという話ですが、今どきのプログラムを職にする場合、インターネットスキルは必至になるようです。 非常に優秀なプログラマーなのに、サーバースキルや、LAMP知識、経験が無いために、経験年数が0になってしまうというパターンですね。

3. 転職をする一番の理由は人間関係

上司や経営層と折り合いがつかず、なんとなくいじめられている風になってしまう人、 プログラム以外の評価が大きく社内の査定に影響するため、勤務態度を服装などでされがちな企業では、エンジニアは結構硬みの狭い思いをする事が多いようです。 エンジニアに限りませんが、転職理由のダントツトップは「人間関係」なんですけどね。

僕の考える転職事情

色々な人の話を聞いていると、転職に成功している人は、顔色もよく、流暢に自慢話を繰り広げますが、 転職がうまく行っていない人は、どんよりしている人が多いようです・・・そらそうですよね・・・ 個人的には、転職の成功談は何の参考にもならないから、転職の失敗談を聞いて反面教師で参考にした方が良いと思うんですよ。 転職してうまく言っている人のハッピー談をいくらきいても、自分の転職がうまくいくわけでもなく、非常に大きな尾ひれのついた自慢話と、自分を比較してよりネガティブになってしまうのは目に見えています。 それよりも、転職でうまく行っていない人の話を聞くと、そこから学ぶべき点はたくさんあることに気が付きます。 ※気が付かない人は、スキルが足りていないという事もわかります。 一緒に気分がネガティブになるのではなく、「そうはなりたくない」と強く思うぐらいの方がいいですね。

僕の経歴紹介

元々ゲーム開発のグラフィッカーとして携わっていた僕ですが、最初は小さな会社だったために、開発にはプログラマーとグラフィッカーしかいないという環境で、プログラムと、製品営業以外は全てグラフィッカーが行うという内容でした。 ドット絵から色々なデザインをはじめ、3Dやら動画やら、広告のDTP、1度だけテレビCMの映像制作(自分の作ったゲームの映像)までも、経験させてもらい、非常に勉強になったことを覚えています。 会社内にあったUNIXサーバー(silicon graphic indyのIRIX-OS)をたまたま近所の書店で見つけた参考本を買うことにより、UNIXの勉強が出来たことで、少しだけサーバーに詳しくなり、 その時にインターネットがメジャーになり始め、マイホームページを作るブームに乗って、自分のホームページ(趣味の映画感想ページ)を立ち上げて、CGIを自分なりに触っていました。 会社では、「個人情報保護法」が法律化され、その時に所属していたとあるエンタメ企業は上場会社であったがために、「情報システム部門」の立ち上げを余儀なくされ、サーバーの引っ越し作業などを僕一人で行った経験などから、社長自ら抜擢してもらい、いきなり部門長として、ジョブチェンジ。 企業内のERPシステムという大きなシステム開発のリプレイスを最初の仕事として申し付けられ、有名なシステム会社のSEの方に、現場ヒアリングから、各種提案、現場導入などを見させてもらい、会社の経理財務の仕組みなどを、無知な自分だけど理解することができました。 さらに、その後、開発部門のない小さなベンチャー企業に入って、自分が趣味で行っていたWEBプログラムで、色々なマーケティング商材を作って、なんと東証一部上場まで上り詰めたのですが、会社って大きくなると、体質も変わってしまうし、その企業の経営者の思考がどうしても自分と合っていないと感じたことから、自分で起業する道を選択しました。 色々な運もあるとは思いますが、これまで、誰かに手取り足取り教わる職場には全く属したことが無く、新卒生やインターン生が、やること全てをリストアップしてもらったり、「教わっていません」と発言している姿に、ギャップを感じてしまいます。

実務経験は自分で作る思考

転職をしようとする人は、「失敗しないようにする」という思想よりも、「いい会社に入りたい」という思考が強くなってしまうようです。 エンジニアに特化して言えば、自分がやりたいと思っている開発形態の会社で、人間関係が良好そうな企業を選びガチですが、 僕の経験からすると、その企業に入って勉強するよりも、まだ未熟な企業に入ったほうがやりたいことができるのにな〜と考えています。 やりたいことを教わろうとするため、どうしてもやりたいことをやっている会社を探しガチですが、そうした企業が欲しがっているのは、中で作業している人の雑用担当者であることが非常に多いです。 ようするに、夢描いている作業を任されることは、今いる人がいなくならない以上あまりなく、要因が足りていないという現場は、見方を変えれば、将来的な見通しがあまりできておらず、人員確保が場当たり的な思考で行われているために、計画性に乏しい現場であるとも考えられます。 即戦力を欲しがるという企業は、裏を返せば、即戦力が居着かない現場であるという見方もでき、退職率が高い現場を隠している可能性も低くありません。 求職者は、どうしてもどうした後後に自分に影響するであろうことには、見てみないふりをしてしまう傾向があり、自分の都合の良い思考を想像して、「思っていたことと違う」とその後に嘆いてしまう人が多いようです。 僕がおすすめする転職は、その企業が今後やりたいけどいま時点で出来ていないという人員募集に手を出したほうが、その後の自分のスキルアップに繋がりやすいという事と、 実際に募集をしていなくても、経営者と直に話をすると、「WEBサービス展開をしたいが、社内にそうした人材が一人もいない」というような企業はたくさんあります。 実際にそうした相談をもらうことも多いのですが、会社としてお手伝いさせてもらうこともあれば、正社員を欲しがっている会社もあります。 できる限り、身の回りで繋いでいっているのですが、こうした職につくテクニックがあることを、もっと転職志願のエンジニアたちに伝えるにはどうしたらいいでしょう? と考えてブログに書いてみました。 でも、結局の所、僕が評価して紹介するエンジニアは、将来成長する素質があるエンジニアか、そうでないかなんですけどね。 あまり大きな声では言いませんが、「こいつは使い物にならない」というのは、2,3分話しをすれば、すぐにわかります。 転職する人が増えている一方で、良いエンジニアは少なくなっているのかもしれませんね。

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