LT登壇者必見!成功は自慢話、失敗は実験談として聞こえるという件

2019/12/13

日記

t f B! P L
人と会っている時に3秒以上の無言に耐えられない、ユゲタです。 とにかく話をするのが好きだし、パソコンをいじっている時も好きで、その2つが同時に行えるモクモク会では黙々とできずに始終周囲の人と話をしてしまい、何も作業が進まないのが毎回で、おそらく一人で籠もって仕事をしなければ生産性がゼロなのだということは認識しています。 そんな話好きの僕ですが、人が話をしている事を聞くのも好きで、セミナーやカンファレンスによく参加しますが、面白いLTと面白くないLTの差が最近分かってきました。

面白く聞ける話

僕が過去に参加したセミナーで最も面白いと思ったのは、複数のIT企業が合同で行っていたセミナーでそれぞれの開発部門のやらかしちゃった失敗談を告白しあうというセミナーでした。 このセミナーには15人ぐらいしか参加していなかったんですが、集の日数よりもセミナー参加回数が上回っているぐらい、セミナーオタクで過ごしていた時期に、非常に勉強になる&登壇者に親近感が湧くセミナーでした。 何より、IT開発部門の誰もが「あるある!!!」となる内容ばかりで、3人の登壇者全員に賛同できる内容でしたね。 これからわかるのは、人は共感できてはじめて面白いと思い、興味が湧きはじめるという事。

面白く聞けない話

一方、面白くないセミナーというのもたくさんあり、むしろ世の中で行われているセミナーの半分以上はこの部類だと僕は個人的に感じています。 やはり面白い話とは逆に共感できない内容に対して、何も面白みを感じません。 勉強に来ている意識のセミナーの場合、講師の人がトンチンカンな事を言っていてもさもそれが正解のような言い方をしていると、すぐにでも帰りたくなります。 レベル感が合わないセミナーであったり、結論が全く求めていない内容の場合などは、終わった跡で面白くないという感情になりがちです。 そして、登壇者は自分をよく見せようとして、これまでの功績を極限まで膨らませて言いがちですが、この自慢話は有名人の場合は有効ですが、見ず知らずの人から聞くとむしろ距離を遠ざけるだけであると知らない人なので、この人からコミュニケーションを教わることは何もないと心理的に相手に思わせてしまう要因でもあります。

セミナーで有りがちな成功事例

ついこの間参加した、知財セミナーでの事ですが、 特許や商標を効率的に取得しようというセミナーだったので、そうした知財を取得した企業の紹介を数多くしてもらいました。 ネーミングセンスが良いとか、顧客ニーズに会ったネーミングだとか、類似商品との差別化がうまく行っているとか、 知っている商品もあれば、知らない田舎の農作物の商標なども紹介されていましたが、一番心に残っていたのは、成功した製品紹介よりも、商標を取得したけど、売りに繋がらなかった失敗例の方でした。 こうした成功事例の場合、真似して同じ様にうまくいくものは、参考にもなるしメモして記憶にとどめておく必要もあるのですが、知財に関しては真似すること事態がマイナスなため、むしろ失敗事例を数多く紹介して反面教師としての勉強をしたほうがいいという事を講師の人は理解できていなかったようです。 あと、セミナーを生業としているタイプの講談社に有りがちですが、喋り慣れている手練の人ほど、アイスブレイクで、直近の成功例を話し、自分を持ち上げようとしますが、これには聴いている側は「またその手の自慢話しか・・・」と霹靂としてしまいます。

成功例と失敗例の使い分け

とにかく人が成功している話は、聞き手にとっては自慢話にしか聞こえません。 ただ、成功を上回る成功例は、話のネタとして蓄積されますが、聞き手が求めているのは、うまく行った話ではなく、失敗したという内容の方が多いのが現状です。 登壇者との距離も近づくし、失敗話から、自分も改めようという教訓として受け取りやすい事もあります。 登壇者の評価はこうした成功事例系を話しがちな鼻につくタイプか、失敗事例をうまく話す手練れかを判断されてしまいます。 お笑い芸人で笑いを取るタイプは、笑福亭鶴瓶さんのような自分の失敗談をうまく笑いに変えられるタイプであることを考えると、すべらない話の多くは過去の失敗談であるという事もよく理解できます。 話し手として、非常に重要なこのポイントに気がついている人と気がついていない人の差は非常に大きいでしょうね。 知らなかった人は是非参考にしてみてください。 そんな僕の最近の失敗談は、話が盛り上がってくると、声のトーンとボリュームがどんどん大きくなって、聞き手から「声が大きい」と指摘されてしまいがちなことです。 そもそも話好きなのに話し手に向いていないのかもしれません・・・orz

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