素敵な叱り方

2017年10月30日

マインド 日記

先輩や上司から叱られた時に気分がシュンとしてしまいます。 自分が100%悪いと分かっていても、落ち込まないわけにはいきません。 こんな時にポジティブな人なら、スッキリした顔で、前向きに自分改善をすると思ったら大違いです。 誰でもショックを受け、ストレスを感じ、プチトラウマを覚えてしまいます。 叱られる側は、失敗したショックと叱られたショックで2重の苦痛を与えられているのですが、ここで考えたいのは、上司の側の人が、自分の部下が失敗をした場合など、上手に叱って、ちゃんと反省いてもらい、さらにそれを軸に成長を遂げてもらうために、上手に叱る方法を知識として知らなければいけません。 人は叱られたらショゲるだけでなく、ちゃんと成長させられる事を知らない人は、人を傷つけて終わるだけですが、優れた上司は、叱ることは部下の教育の一環にすることができる人なのですね。

相手から感謝される叱り方

叱られた人が、何故叱られたのか分からない場合、「納得がいかない」という感情が生まれ、言われたことに対して反感を持つようになります。 これでは、せっかく叱られたのに成長をする方向に向かいません。 逆に、叱られた原因が自分であることは認識しているが、叱ってくれている人の言っている事が納得できる内容であれば、素直に受け入れて、自分で前向きに改善し、叱ってくれた相手に対して、感謝する事もあります。 その昔のスポ根漫画などの部活の顧問の先生と、将来を希望され生徒(選手)における関係で、叱られて感謝する場面を思い出しますが、いざ現実でそんなドラマのような事がありえるのでしょうか? これは、叱られる側は、いかんともしがたく、コントロールできないのですが、叱る側において、ちゃんとした叱り方をしなければ、こうした結果にはなりません。 上手な叱り方ができない人に叱られると災難でしかないかもしれませんね。

教育の為の叱り方

部下が失敗した時に、失敗したことで叱る上司は、無能である場合が多いです。 失敗をした事実は、恐らく誰が見ても、本陣自身も、よく分かっているのですが、何故失敗をしたのか?どうすれば失敗をしなかったのか?こうした事を本人が自分で見つけ出せるような言い方で叱ることができれば、自己成長を促せる叱り方であると言えます。 学校の先生などは、宿題を忘れた事を叱る時に、理由を聞く事は非常に無駄な叱り方でしょう。 忘れた事実よりも、忘れたことを反省させる事と、次回忘れないために何をするかを考えさせなければいけません。 毎朝会社に遅刻してくる部下を持った会社の上司も同様に、遅刻をしたことで誰かが迷惑を被っている場合は、本人にそれらを分からせなければいけません。 おそらくここでの一番ダメな例としては、感情的な叱り方でしょう。 叱る側の感情は二の次にしなければいけないんですね。

相手に気づきを与える叱り方

実際に、人を叱ってみると、思いの外、そっぽ向かれて熱意を持っていても何も通じないという経験をすると思います。 叱られる人は、基本的に叱られることは想定しているし、言われる事も大体創造できています。 自分の創造したとおりの事を言う相手に対して、叱られた人は、少し冷めた感情をいだきます。 口悪く言うと、叱られている最中に叱っている人のボキャブラリーの無さ、想像力が自分よりも上回っていないと考え、心理的に見下してしまうからです。 そう考えると、いかに相手が創造もしない叱り方をするかという創意工夫が必要であるとも言えます。 自分の創造を超える叱り方をしてくれた相手に対しては、ある種のヒラメキのような感情をいただくこともあり、そこから反省もするし、尊敬に繋がることもよくあります。

悪いことをした子供の叱り方

子供が悪さをした時、親なら叱る事が当然の義務だと考えられますが、子供に対して物事の分別を分からせる叱り方というのがいかに難しいかを経験した人もいると思います。 子供って叱られてもケロッとしているし、何もこたえていない感じがするからですね。 実際に叱り方が適切でないと、何も伝わらないし、子供も成長しません。 僕の持論としては、「子供は叱らず、分からせる」というのが一番だと考えています。 叱って分かる相手ではないため、笑顔で笑って、自分で何が悪かったのかを口で言わせる事が一番だと思います。 もちろん、悪いことをしたら、親や他人からこっぴどく怒られるという免疫を付ける必要もあるのですが、僕が個人的に一番響いたのが、おばあちゃんが叱らずにコンコンと説明をしてくれた事がココロに残っています。

相手を嫌な気持ちにさせる叱り方

叱り方で一番最悪なのが、「ネチネチグダグダ系」の叱り方です。 叱る時の鉄則として、短い言葉で端的に素早く叱ることで、同じことを何度も発する叱り方は、心理的に効果的ですが、叱られている側はウザさ100%でしかありません。 叱る側が、相手をギャフンと言わせてやりたく、わざとネチッこく、嫌味っぽく、叱るパターンもありますが、当然ながらこれらはとても受け入れられる方法ではありません。 逆に相手からなめられるので、自覚を保つ必要もあります。

体育会系は叱り方を間違ってる

体罰はもっての他ですが、体育教師は、感情的な場合が多いように見えます。 「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」なんて言う下らないセリフが流行したのが信じられません。 何度も言いますが、感情的な叱り方からは何も得られるものがありません。 叱ることもコミュニケーションの一部と考え、相手の感情を理解するように推し量ってみましょう。

最後に

小さい頃から悪さばかりしてきた僕としては、叱られる気持ちは手に取るように分かります。 親や学校の先生をなめくさり、叱られている最中なのに、相手のことを見下し、言われたことを何一つ理解しようとしなかったのは、反抗期というよりも、叱り方が下手くそと勝手に考えていました。 とんでもない糞ガキですね。 いざ自分が会社の管理職に就き、部下を叱った時に響いていない顔を見た時に、その昔の経験を思い出し、叱るためにも技がいることを知りました。 上司としてはちゃんと「叱る」と「怒る」の違いを理解している必要もあることが理解できるといけないと分かり、上司の成長って大事だと考えさせられましたね。 叱られる部下が悪いのではなく、叱る上司が下手くそという理論は、未だに間違っていないとも思っています。

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