[アルゴリズム] マージソートのプログラミング(Shell編)

2017/03/16

Shell テクノロジー プログラミング 特集

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予想通りShellでの配列操作は非常に難関です。 今回行ったマージソートは、部分的に切り取った配列を渡して渡した配列をソートして返すという関数が重要な要素なので、なるべくフローを変えない為に、渡すデータは配列ではなく、「,(カンマ)」区切りの文字列でCSV形式で行うようにしました。 すると、意外とグローバル変数を意識せずに行うようにできたので、非常にオススメです。 ただし、注意点として、グローバル変数として存在するので、常に変数を上書きする、上書きしない時は、リセットするようにclearするようにコーディングしましょう。 そして、この影響で今までと違っている点として、実行コマンドで受け渡す値も、カンマ区切りデータにしています。 個人的にはこれでかなりオブジェクト指向対応ができるので、今までのソースも書き直したい感じです。

ソースコード

#!/bin/bash function midPoint(){ # 引き渡し文字列のsplit処理 numbers=( `echo $1 | tr -s ',' ' '`) # 四捨五入 num=`echo "(${#numbers[@]} / 2) + 0.5" | bc -l | perl -ne 'print int($_)'` echo $num } function setMerge(){ arr1=(`echo $1 | tr -s ',' ' '`) arr2=(`echo $2 | tr -s ',' ' '`) arr=() while [ ${#arr1[@]} -gt 0 ] || [ ${#arr2[@]} -gt 0 ];do if [ ${#arr1[@]} -eq 0 ];then arr+=( ${arr2[0]} ) arr2=(${arr2[@]:1}) elif [ ${#arr2[@]} -eq 0 ];then arr+=( ${arr1[0]} ) arr1=(${arr1[@]:1}) elif [ ${arr1[0]} -gt ${arr2[0]} ];then arr+=( ${arr2[0]} ) arr2=(${arr2[@]:1}) else arr+=( ${arr1[0]} ) arr1=(${arr1[@]:1}) fi done echo `echo ${arr[@]} | tr -s ' ' ','` } function mergeSort(){ # 引き渡し文字列のsplit処理 numbers=(`echo $1 | tr -s ',' ' '`) if [ ${#numbers[@]} -eq 0 ];then echo "" elif [ ${#numbers[@]} -eq 1 ];then echo `echo ${numbers[@]} | tr -s ' ' ','` elif [ ${#numbers[@]} -eq 2 ];then if [ ${numbers[@]:0:1} -gt ${numbers[@]:1:1} ];then tmp=${numbers[0]} numbers[0]=${numbers[1]} numbers[1]=${tmp} fi echo `echo ${numbers[@]} | tr -s ' ' ','` else num=`midPoint $1` # 配列を区切りポイントを元に2分割 arr1=(${numbers[@]:0:$num}) arr2=(${numbers[@]:$num}) # 配列の結合処理(文字列に変換) str1=`echo ${arr1[@]} | tr -s ' ' ','` str2=`echo ${arr2[@]} | tr -s ' ' ','` # 再帰的にマージソート処理 str1=`mergeSort $str1` str2=`mergeSort $str2` #echo $str1" - "$str2 # 2つの配列を結合 echo `setMerge $str1 $str2` fi } # 引数は,カンマ区切りの文字列で行う res=(`mergeSort $1`) echo ${res[@]}

実行

$ bash mergeSort.sh 10,2,12,7,16,8,13 2,7,8,10,12,13,16

解説

shellの配列操作いろいろ

# 空配列の定義 arr=() # 配列の追加(後ろに追加) arr+=( 1 ) # 配列の先頭を削除(破壊的操作)※1の値は先頭から○番目 arr=(${arr[@]:1}) # 配列の特定範囲を取り出す(slice)※2番めから3つ分 arr=(${arr[@]:2:3}) # 文字列をsplit処理「,(カンマ)区切り」 str=( `echo arr | tr -s ',' ' '`) # 配列をjoin「,(カンマ)区切り」にする arr=(`echo str | tr -s ',' ' '`)

四捨五入

num=`echo "(21 / 2) + 0.5" | bc -l | perl -ne 'print int($_)'` > 11

while文の複数条件

## AND while [ (条件文1) ] && [ (条件文2) ];do ... done ## OR while [ (条件文1) ] || [ (条件文2) ];do ... done

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