学生時代には、いかにして楽にお金を手にできるかを悶々と考えたりしていたのだが、これまで社会人でサラリーマン、役員、フリーランス、などを経験してきて思うのは、「手にするお金は苦労した割合に比例する」という感覚でした。
もちろん苦労に見合わない職についてたり、今話題のブラック企業で虐げられたりしている人もいるかもしれませんが、苦労の割に・・・というよりは、「残業がもらえなくて損した」というような内容が多いような気がします。
頭を使う金の稼ぎ方
最近では、インターネットを使っての不労取得だったり、アベノミクス効果による、株やFXなどの投資による取得で、いわゆる、会社に務める以外でお金を儲けるという人も増えてきているようです。
確かにこれは、誰でもができる金の稼ぎ方ではなく、手元に軍資金があるとか、専門知識が必要だとか、何かしらの元手が必要であるかもしれません。
もちろん、ユーチューバーやフロガーのように、多少の知識があれば行える事もあるようですが、もちろん無知が始められるほど甘い世界では無いようです。
アルバイトの基本は体を使い事
学生時代に手っ取り早い金の稼ぎ方は、体を使って1日8000円や1時間780円などのような時給日給での仕事だ。
これは、時間に対して作業を行うことを目的とした内容で、時間=お金という契約で、時間内は一生懸命体を使う事でお金を手にすることができます。
もちろん、中には非常に高額な日当のものがあったり、女性特有の夜のゴールデン街などによる高額な賃金の仕事もありますが、通常は1日に1万円ぐらいの感覚でしょう。
ということは休みなく働いても月給は30万円ぐらいなんですね。誰が考えてもわかりますが、休みを考慮すると、20万円ぐらいなんでしょう。
年収は300万に満たないぐらいですが、企業に務めている人でも200万円台の人がいることを考えると、福利厚生や社会保険があるぐらいのメリットでしかないのかもしれませんね。
もしかすると、高額アルバイトの人の方が裕福な場合もあるかもしれませんね。・・・いやきっとそのはず・・・
頭を使う金の稼ぎ方とは?
ここで言っているのは、不労所得で金を稼いでいる人ではなく、会社員であっても、何かしらのビジネスに関する資格を有している人などは、頭を使ってお金を稼いでいると言ってもいいかもしれません。
ただし、それによる給料のアップがある場合での話ですね。
確かに資格を取って会社員として働いている人は何人も見たことがありますが、知識量ももちろんですが、考え方が非常にしっかりしていて、会社としても重宝できるため、より経営に近いポジションを獲得できている場合が多いでしょう。
そして、複数の会社を経営するというスタイルのいわゆる経営者の人たちは体というよりは頭を使って金を稼いでいる代表的な存在でしょう。
もちろん体力を使うことは間違いないのですが、この人達の共通点は、従業員や協力してくれる人たちをマネジメントしたり、コントロールしたりすることで、うまく軌道に乗せるという点なんですね。
これは確かに頭を使う!!!
副業と複業
以前にも記事に書きましたが、「副業」と「複業」の違いを知り、頭と体をうまく使って行う仕事をここでは推奨したいと思います。
副業と複業の違いを知って働きやすさを追求すると待っている未来
いくつもの会社を経営する経営者と違い、企業運営というリスクが無い事と、複数の会社を行き来することでの視野の広さ、複数の組織へ入り込むことで一つの組織での拘束感がなくなりかなりのストレスフリーになる、というような効果があるようです。
フルコミットの働き方
多くの企業が、1つの企業に対してフルコミット(その会社に全面的に関わり合うこと)にする働き方を勧めている事が多いのですが、今後は、間違いなく、複数の企業に務めるスタイルが増えてくるでしょう。
そして、そうした時に重要なのが、そうした複数企業に対応できる為の、多様性を自分で持つことができるかどうか、知識も経験も求められるため、日々スキルアップを続けることができるかどうか、こうしたことでも頭を使わない仕事というのは考えられなくなるでしょう。
ただしこの考え方は、会社員として一般企業に努めていて出世や社会的地位を上げたいと思っている人が対象ですね。
1つの企業で上り詰める事や、1つの会社を大きくするというような事も非常に重要な社会性でもあるので、全員に対して副業を薦めている訳ではないことはご理解ください。
若い頃の苦労がどれほど大事なのか?
「若いうちは苦労を買ってでもしろ」と、20代前半ぐらいは周囲の先輩や親戚のおじさんからよく言われた。
これは、若い奴は雑用をする事に対して文句を言うな。と言われている気がして、ずっととても嫌いな言葉でした。
確かに苦労をしている人で後に成功した偉人の話を聞くと、苦労が成功の元になっている事はとてもよく分かる。
しかし、自分が尊敬している人ではなく、単に周囲にいる、先輩風をふかしているような人から言われると、単に、「我慢しなさい」と言う風にしか受け止められないと思っても仕方がない。
苦労の知らない人の欠点
苦労を知らない人は、苦労をする人を見て、見下す傾向にあります。
また、露骨に見下さなくても、無意識に自分と比較した時に、自分が優位にあることは誰でも理解できるはずです。
人の本能的に、当たり前のことなんですね。
そして、よく言われることとして、若いうちに苦労する事と、歳をとってから苦労するのではどちらが良いか?という問い。
もちろん若いうちの方が、体力的にも、脳みその働き的にも、伸び代も考慮して、優位にあることはよく分かります。
忍耐力の重要性
これに当てはまるのは、勉学と忍耐力の学習でしかないのでは?
世の中の色々な雑用に対して、我慢することを苦労としてしまうと、いささか、ミスリードになる点もあるように思うからだ。
人気の出たテレビで活躍する俳優さんが、若手の頃に、ボロアパートで、食事もろくに取れない生活をしていた事を苦労と呼んでいるが、これも単なる忍耐ですよね。
苦労した先に成功があるとも思えないし、忍耐力がある人が全員成功するという約束事もないですから。
成功とか、成長のための、苦労や忍耐なわけだが、そこにはブレない信念や、見通す目線などの方が大きいとも思える。
苦労の先の世界
要するに、何でもかんでも苦労すれば良いというわけではなく、その人が納得して、苦労した先に何が得られるかを想像できて初めて苦労を押し付けることができるというわけ。
間違えてはいけないのは、先が見えないから苦労しないという、若手の意見ではなく。
苦労を押し付ける側の若手への思いやりの考え方の話。
0 件のコメント:
コメントを投稿