分人主義というのを聞いて自分に納得ができたという話

2020年10月24日

学習

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過去の自分の失敗にいつまでもクヨクヨしている、ユゲタです。 誰でも、思い出したく無い過去ってあると思いますが、失敗した自分の事を自分でも哀れに思ってしまいます。 自分で自分のことが嫌になると、何だかとても寂しい気分になるんですが、小説家の平野啓一郎さんが、自身の書物で書かれている「個人を分人という単位に分けて、人間関係を考える」というのが、非常に納得感のある内容だったので、それによって、自分に対していろいろと納得ができたという事を自分なりにまとめてみました。

分人主義とは

個人は1人という考えは当たり前ですが、友達や家族、学校の先生、会社の先輩、同僚、縦社会・・・ それぞれの関係性において、全く同じ人でいられる人は少ないと思います。 家族には横柄にしていながら、一歩外に出ると、ヘコヘコと頭を下げるタイプの人、なんとなくその差が激しいと「信用できない人」というような感覚をうけてしまいませんか? でも、それって非常に普通の人で、当たり前の感覚なんですね。 人は、相対する関係性にそれぞれ別の人格をもたせることができる役者さながらの生き物ですから。 そして、それらの人格がたくさん集まって1人の個人という人格が形成されているということも、過去の自分の経験から納得ができます。

思い出されるビリー・ミリガン

こうした分人の考え方は非常に納得感のある内容ですが、昔読んだ、「24人のビリー・ミリガン」(著 : ダニエル・キイス)を思い出します。 ノンフィクションの小説で、殺人を犯してしまった多重人格症のビリーが、逮捕されて多重人格症が発覚し、それを克服していくという話ですが、当時は2重人格というのはヤヌスの鏡というドラマで衝撃を受けたぐらいで、それが24人の人格がいるというのに、ビックリした記憶がありました。 でも、「分人」という考え方からすると、誰もが心のなかに持っていて当たり前だということもなんとなく受け入れることができます。 確かにそれで、自分が抑制できなくなるというのは、病気なのかもしれませんが、特定の人の前でのみ現れる人格って、自分でもビックリすることがあるっていう経験、ありませんか? 男性であれば、結婚して女の子が生まれたら、これまで聞いたことも無いような頭の上から出るような声で子供を可愛がる気持ち悪い自分が出てきたり、 恋人との間だけ、外ではできないような甘えた態度をと言う人など・・・ 確かに分人は存在しますね。

人見知りする人へ

そう考えると、「人見知り」の人というのは、特定の友達や身内には、ココロを開いて話ができるのに、初対面の人には話がしずらいというのは、どの人格で対応したらいいのかわからないのだと、事前に考えているだけの状態というふうにも考えられますね。 人見知りだと豪語していたのに、実際にあってみると、話しやすい人で、人見知りが発動しなかった・・・というのではなく、応対する人格が決めやすかったんだと思います。

役者のような自分の発見

映画やドラマの撮影でカチンコがなると、役に入り込んで変貌する役者をテレビですごいすごいと褒め称えていますが、人は誰もが日々やっている事とも思えてきました。 会社や、部活で、後輩に厳しく指導している時に、後ろから先輩に声をかけられたら、いかつい表情だったのが、途端にへりくだる表情に変貌するのを見たときなどは、役者さながらのようですよね。 それを人前で演技としてできるかどうかは、役者ならではのプロスキルがあるのだと思いますが、分人はその要素で有ることはよくわかります。

自分という個人の考え方

そして、自分で自分の中の分人を認識して、相対する人に対してどういった自分がいるかを認識して、相手からは、そのひとつの分人である自分でしか理解してもらっていないので、結婚をすると、そうした多くの分人を相手にさらけ出すことになるし、相手の分人を垣間見ることも多いでしょう。 見たことのない相手の分人を見た時に、「そんな人ではないと思ってた・・・」と考えるか、奥深い人と考えるかは、人それぞれですが、自分の分人を総合して、一人の「自分」という個人が成り立っているという事を考えると、自分の中で納得のいかない分人がいると、相対する相手からは、あまりよく思われていない可能性も高いでしょうね。

まとめ

自分磨きをすると考えた時に、そうした分人をどのように正すかを考えてみるのもいいかもしれません。 また、嫌いな相手の中にいる好きな分人に気がつくと、その人の見方も変わるという事もあるので、個人的には、相手の密かな分人を見極めるという事も、自分のスキルとして欲しいですよね。 結果的に、素敵な自分に磨き上げられることと同時に、対人関係が向上し、マイナス思考な自分からなんとなく脱却できるような気がします。 この分人という内容を理解できている人と、あまり考えていない人では、大きく人付き合いが変わるでしょうね。

参考

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