会社のホームページを活かす方法

2019/06/18

ビジネス

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起業したての会社さんは、まず会社のホームページを作ろうとしますが、そのホームページの価値観ってどのように考えているでしょう? とりあえず、名刺にホームページのURLを載せないといけないからホームページを作るという理由と、メールアドレスも同じ理由で名刺掲載の為にメールアドレスを取得するのですが、ホームページの内容は、「他の会社と同じ感じでいい」というオーダーを言っている会社の受注は受けないようにしています。 こうした会社のホームページを作ると、必ずその後に機能追加要望や、「そんな事言ってない」などの構築完了後のトラブルに見舞われます。 僕の個人的なこうしたトラブル回避は、出来る限り契約書やホームページ完成仕様を書面で見積書に付けたりして、後から言った言わないの揉め事に発展しないようにしています。 そうは言っても、会社立ち上げ時にITに詳しくない人はホームページを作るブレインが周囲にいないとどうしようもないのが現実です。 さらに、ホームページを立ち上げて1年、2年ぐらいすると、当初ホームページを使って、お客を呼び寄せる武器になると考えていたのに、1日に1人2人ぐらいのPVしか活用できていない事実に気が付き、どうやってホームページを活用させればいいのかわからないという会社さんから相談を受け、そうならないためのホームページについての思考を考えてみたいと思います。

SEO会社に騙されるな

僕の知人の会社運営をしている人は、ホームページのPVが伸び悩み、PVが数を増やせるならと考えて、当時タイミングよくかかってきた営業電話のSEO会社に飛びついて、高額な出費をしたのに、1年後の成果はほとんど何も向上していないという事実に愕然としたそうです。 そもそも、SEO対策を何もしていなくても、PVが伸びて会社の売上も好調な会社と、同じく何もしていないために全くPV数が伸びない会社(いわゆる、見られていないホームページ)の会社って何が違うのでしょう? SEOって外部の会社に依頼しないとできないと思っている経営者も多いようですが、ホームページ改善をしなくてもPV数が伸びる会社さんは、実はSEO対策をしなくてもSEOに強い構造(情報媒体)になっていると考えられます。 これはたまたまのケースもあるし、意図的にそうすることも可能です。 ここで重要なのがWEBマーケティングを熟知している必要があるのですが、簡単に説明すると、世の中で誰もが知りたい情報を自分のホームページにしかない状態にすると、放っておいてもPV数がどんどん伸びていくページが作れます。 一昔前のSEO対策と最近のSEO対策で明確に違ってきているのは、SEOとしてのサーチエンジンは昔は複数あった状態から、今現在はGoogleの一人勝ち状態の為、Googleのサーチエンジンに対しての対策をする事が効果につながるという点です。 具体的に何をするのかというのは、毎年サーチエンジンが更新されているので、セオリーは変わってきているし、検索すればたくさんのSEO対策のページがヒットします。 お金を掛けたSEOでPVが伸びるホームページと伸びないホームページは、そもそものホームページのコンセプトに問題や改善の余地があるケースも少なくなく、そうしたビジネスコンサルティングが行えないSEO会社も山のようにあります。 こうしたセオリーをミッションクリアするSEO会社か、コンバージョンをコミット(コンサルティング)できるSEO会社かを見極める必要もあるので、いきなりSEO会社に飛びつかないように注意しましょう。 まずは、WEBマーケティングを知ることと、自分のホームページを知ることが重要です。

自分のホームページをどうやって知ればいいのか?

基本的にホームページについて重要な点は、会社の情報をいかに詳細に伝えるかという事ではありません。 もちろん、会社の情報を載せる事を目的にするためのホームページなのですが、名刺に書いてある情報をそのままホームページに掲載しているだけのページは、ビジネスにおいて何の意味も成しません。 そのホームページを見に来る人の事を考えると、名刺をもらったお付き合いの開始する相手の会社の人が、その会社はどのような活動をしていて、信頼がおける会社なのかを見に来るという事を考えると、日々行っている活動内容などが掲載されている必要があるし、これまでの取引先など、公開してもいい情報などは、わかりやすく掲載するのが、見に来た人が知りたい情報とマッチして、初めてホームページを設置している意味が出ます。 そして、当たり前のように設置されるべきGoogleAnalytics(以下GA)も設置されていない会社ホームページもよく見かけます。 ※ホームページにGAを設置していない会社の人によく相談をもらいますね・・・ 自分の会社が1日に何人の人から見られているか、どこのページからのリンクでよく閲覧されているか、会社の活動を行った際にホームページに対しての反響(PV数が伸びるかどうか)があるのか?といった事をGAからは数値で見て確認することができます。 こうした自社サイトの計測を行わずに、やれホームページで集客がしたいとか、売り上げを伸ばしたいとか、周囲の会社から聞いた知識をそのまま欲しがるなんて、デパートでおもちゃを欲しがる子供となんら変わりありません。 それでもって金のかかることをやりたくないのであれば、こうした事は自分で行うことが十分可能な領域なので、最低限こうした自社サイト計測をした上で、ホームページについて検討し始めることをおすすめします。

ホームページで一気通貫しない

これまでの話と真逆の意見になるかもしれませんが、ホームページに色々な機能を搭載して、なんでもできるホームページにしたがる経営者は少なくありませんが、それが原因でわかりにくいホームページになると、ユーザーは寄り付きません。 わかりにくいホームページを掲載するぐらいなら、必要最低限のみを掲載して、問い合わせをしてくるぐらいの方が、会社としては成功になるパターンが多いはずです。 ページのメニューが異常に多いホームページよりは、シンプルに3,4個ぐらいのメニュー数であるほうがユーザーの直帰離脱数が少ない傾向があります。 もちろん、会社の活動が多岐に渡っている場合、機能が多くなることはありますが、ホームページを階層化するという思考で、利用者に分かりやすいホームページ構成を作ることができます。 これ見よがしに、会社の多様性を見せつけたいが為に、ユーザーの必要のない情報まで見たがるユーザーなど世の中には一人もいません。 そのユーザー(ペルソナ)が見たい、知りたい情報を、なるべく早く見つけられるホームページ構成にするだけで、ユーザーライクなホームページになり、その情報を求めてPV数も増えてくるでしょう。

ホームページの更新頻度はどのくらいが適切?

一番悩ましいのが、ホームページの更新頻度ではないでしょうか? 1週間に1度は"what's new"として会社のトピックを公開したいと考える担当者もいるかもしれませんが、本気でSEOをやりたいと考えている会社であれば、毎日仕事として活動している企業であれば(ほとんどの会社がそうだと思いますが)毎日何かしらの情報アウトプットが出来たほうが、毎日同じユーザーが来ても飽きないホームページを作ることができます。 この話をすると、ほとんどの人が、「毎日の更新は時間が足りない」「何を情報発信すればいいかわからない」という反応になります。 会社として、毎日仕事をしているのに、それに対してのプチ情報や、会社として得られた何かしらの情報、ビジネス上公開できる情報など、アウトプットできる情報が1日に1つもないという状態の方が、会社としての魅力を外部に伝えられない一番の原因であるようです。 セミナーなどを開催している企業などでは、メーリングリストを活用して、メルマガ送信を毎日(営業日)行っているし、社長が飲み歩いている様子をブログで掲載しているケースもあるし、社内のエンジニアが見聞きした技術情報をアウトプットする開発者ブログなども、内部の人が勉強家である非常にいい印象を持つことができます。 こうしたネタすら自分たちで見つけられない会社のホームページって、やはりたかがしれていると感じられても仕方がない事ですね。 会社におけるホームページの活用って、改めて企業のアウトプットの質と量につきると感じました。 SEOはその質に対しての評価で、量はSEO効果の速度であると考えてみると分かりやすいかもしれません。 そこにSEO会社のテクニックが加われば、ビジネス活用できるというホームページとしての価値観が生まれるのではないでしょうか?

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