忘れ物をして、取りに戻った時に、何を忘れたのかすら忘れてしまう僕は年を取ったことを痛感してしまう日々を送っておますが、
天才と凡人は脳の構造がまるで違うという話を耳にしました。
はっきり言って天才は記憶力が非常に優れているのだとこれまで勘違いしていたんですが、基本的に人間は、天才でも凡人でも脳の構造事態が変わるということは無く、天才は思考の仕方が違うだけだという事が理解できたという話をお伝えします。
天才と凡才の差
凡人の僕が天才を羨む能力として、「記憶力」があります。
物事を覚える量とスピード、覚えた後の記憶残りの割合など、頭のいい人はどれもが優れています。
本当に羨ましいですよね。一度読んだ本は内容の詳細までこっちが忘れてもずっと覚えていたり、他の本を読む時にその記憶と比較してどんどん知識を深めていく為、非常に効率のいい学習ができる脳の構造をしていると思います。
でも、人の脳の構造ってそんなに大差ないとしたら、この差ってどこから生まれてくるのでしょう???
人は失敗する生き物
人間は常に失敗して、それを経験して物事を学習していく生き物です。
失敗する経験をした人は、同じ失敗を2度としないように心得るのですが、書物で読んだり、人から聞いた話と比べると、自分が身をもって経験した失敗は、2度と同じ失敗をしないという思いが格段に強くなるのは、誰が考えても理解出来ますよね?
そう考えると、失敗しない人というのは、単なるラッキーの人か、よほどこれまで失敗を繰り返して来た人のどちらかです。
単なるラッキーの人は安定感はないのですが、失敗を繰り返してきた人は、安定感を感じるという差がよく分かります。
考えられることとして、失敗を避けがちな人に比べて、失敗を進んで行う人は天才に近い思考なのかもしれませんね。
天才は記憶しているのではなく、忘れようとしている!?
天才と凡人の最も違う思考でビックリしたのは、凡人は「一生懸命記憶しようとする」ということに対して、天才は「一生懸命忘れようとする」という思考なのだそうです。
凡人の僕はこの時点で何を言っているのか分からなかったのですが、この理解の差が天才と凡人の差と言ってもいいかもしれません。
要するに・・・
凡人は、聞いたり読んだりした事を、一生懸命、記憶しようとして失敗している。
天才は、聞いたり読んだりした事を、一生懸命、忘れようとして失敗して、結果的に覚えている。
この2つの差は全く逆ですが、その後の成果の分かれ道になっています。
人は失敗する生き物という事が理解できていれば、失敗した結果、成果が逆になっている事を理解している人は、このやり方に賛同できるのだそうです。
にわかには信じがたい学習法ですが、人の潜在意識はコントロールできる事を知っているのが天才という事なのかもしれませんね。
そう言えば、「忘れる」という事を努力してやったことが生まれてこれまで無かったので、これからは頑張って物事を忘れるようにしてみようと思います。
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