長年求めていた事を書いてくれている書籍に出会った時、人は感動を覚えます。
そんなコマーシャルのような体験ができた書籍に出会いました。
これまで、学校時代も、仕事をしていても、「ストレスやだな〜〜〜!!!」と考えて過ごしていましたが、そんなストレスをきちんとわかりやすく理論的に説明してくれる書籍に出会いました。
ストレスは対人に対して生まれます。そんな対人関係をどのように思考すればいいかが書かれており、とてもいいまとめだったので、さらに簡単にまとめて置く為にブログに書いて紹介しておきます。
評価
★★★★★
簡単記事紹介
エゴグラムテスト
自分の性各区にあったものは○、違っていれば×。
※△は無しで。
1. 間違ったことに間違いだと言う。
2. 時間を守らない人は嫌い。
3. 規則やルールを守る。
4. 人や自分を責める。
5. 「〜すべき」「〜ねばならない」と思う。
6. 決めた事は最後まで守る。
7. 借りたお金は期限までに返さないと気になる。
8. 約束を破る事はない。
9. 不正に妥協しない。
10. 無責任な人を見ると許せない。
11. 思いやりがある。
12. 人を褒めるのがうまい。
13. 人の話をよく聞いてあげる。
14. 人の気持ちを考える。
15. ちょっとした贈り物でもしたくなる。
16. 人の失敗には寛大。
17. 世話好き。
18. 自分から暖かくあいさつする。
19. 困っている人をみると何かしてあげたくなる。
20. 子供や目下の人をかわいがる。
21. 何事にも何が問題化を考え直す。
22. 物事を分析して事実に基づいて考える。
23. 何故そうなのか理由を検討する。
24. 情緒的よりも論理的。
25. 新聞の社会面に関心がある。
26. 結果を予測して準備する。
27. 物事を冷静に判断する。
28. 分からない時は分かるまで追求する。
29. 仕事や生活の予定を記録する。
30. 他の人ならどうするだろうと客観視する。
31. してみたい事がいっぱいある。
32. 気分転換が上手。
33. よく笑う。
34. 好奇心が強い。
35. 物事を明るく考える。
36. 茶目っ気がある。
37. 新しいことが好き。
38. 将来の夢や楽しい事を空想するのが好き。
39. 趣味が豊富。
40. 「すごい」「わぁー」「へぇー」など感嘆詞をよく使う。
41. 人の気持ちが気になって合わせてしまう。
42. 人前に出るより後ろに引っ込んでしまう。
43. よく後悔する。
44. 相手の顔色を伺ってしまう。
45. 不愉快な事でも口に出さずに抑えてしまう。
46. 人によく思われようと振る舞う。
47. 協調性がある。
48. 遠慮がち
49. 周囲の意見に振り回される。
50. 自分が悪くないのにすぐに謝ってしまう。
これらの○を2点、×を0点とした合計点で下記に折れ線グラフを作成します。
5つの人格
【人に備わった自我の3種】
親 P ペアレント
コンピュータ A アダルト
子供 C チャイルド
これらは、各単語の頭文字になっていて通称PAC(パック)と呼ばれます。
そして、さらに下記のように分けます。
親 P ペアレント
「批判的な親 [CP] 」と「保護的な親 [NP] 」
子供 C チャイルド
「無邪気な子供 [FC] 」と「従順な子供 [AC] 」
この分類を熟知する事で、人のストレス分類が理解しやすくなります。
そしてこの書籍では、このパターンを元にいろいろな見える化を行なっていきます。
顕著に面白いのは、上記で書いたグラフを元に「パターンの見える化」という詳細が書かれています。
W型やM型、N型などのように、折れ線グラフの線形によって、色々な性質をパターン化する事ができ、非常に理論に基づいて根拠のある内容になっています。
コミュニケーションの見える化
平行交流
会話において、言った事に対してストレートな返答をするコミュニケーション。
交叉交流
会話で言った事に対して予想外の反応をするコミュニケーション。
キャッチボールができていないパターンです。
裏面交流
会話していて、その表面的なやりとりとは異なる交流がなされるパターン。
言葉に表さない非言語のメッセージがある場合ですね。
上記の3パターンの会話を意識するだけで、会話上手になる事ができますよ。
ストロークの種類とフック
「ストローク」とは「存在を認める事」なのだそうです。
朝、お互いに挨拶をするのは、ストロークによるコミュニケーションというワケですね。
人から認められたいという「承認欲求」を満たすための行為がストロークという事なのだそうです。
そしてストロークには、「言語のストローク」と「非言語のストローク」があり、あいさつのような言語ストロークと、スキンシップなどの非言語ストロークに分かれます。
さらに「プラスのストローク」と「マイナスのストローク」に分類され、「肯定的ストローク」と「否定的ストローク」と言った方が分かりやすいかもしれません。
なんちゃらハラスメントは、マイナスの言語も非言語もマイナスのストロークに当たるワケですね。
不思議なことに、「人はストロークが不足した時にマイナスのストロークを求める」という心理があるようです。
相手にちょっかいを出して怒られたいという子供などの行為はこれに当たるワケです。
大人でも、あえて怒られに行く人がいたり、「かまってちゃん」などはこの心理的作用という事がわかります。
そして、この怒られたくて出すちょっかいが「フック」と言われる行為なのです。
相手がフックを出している事を意識できる人は非常にコミュニケーション能力が長けていると考えてもいいでしょう。
そして、ストロークにはさらに「条件付きストローク」と「無条件ストローク」があり、相手に対して「素敵」と表現する時に、「着ている服が素敵」というのは条件的で、「よくわからないけど、とにかく素敵」というのが無条件なのだそうです。
無条件であればあるほど、受け止める人は、ストレートに受け止めるのですが、根拠のない無条件ストロークは、逆にネガティブにとらわれる場合もあるので、要注意という難しい領域です。
初めて会った人から無条件に「素敵ですね」と言われると、少し怖くないですか?
とにかくストローク不足にならないように、気を配る事が重要なようです。
基本的構えの4パターン
・私もあなたもOKである。
・私はOKでなく、あなたはOKである。
・私はOKで、あなたはOKでない。
・私もあなたもOKでない。
図にすると、下記の通りです。
これはもちろん、相互に「OK」になるのが良いのですが、相手とのコミュニケーションにおいて、どのポジションにあるかを考えて自分の心理状況を分析してみるための図になります。
そして、最終目標は「全ての人はOKである」と思える思考なのです。
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