[映画] パージ:大統領令

2018/07/28

レビュー 映画

t f B! P L
立て続けに「パージ」の関連動画である作品を閲覧し熱が冷めないうちに感想を書いておきます。 今回は大統領選挙直前に行われたパージで、大統領候補が色々な陰謀によりパージのターゲットとなってしまう内容なのだが、裏切りと陰謀と大統領って、まるでドラマの「24」を思わせるような内容になっています。 そして、大統領候補の女性が以上に若くて美人であるという事も少し現実離れしているんですが、非常に理不尽な「パージ」の法律自体を廃止しようと動いている大統領候補だが、ウケるのは、反対陣営が、正気の沙汰と思えない思考で、法律を変えないようにしているのが、実はリアルな国会の場を彷彿とさせるようにも見えて、笑うに笑えない場面も見受けられました。 R15指定の本作ですが、見ておいて損がない作品なので、個人的にオススメですね。

下駄評価

★★★☆☆
パージシリーズの第3弾である本作は、パージという法律を排除したい側と、それを阻止する2派の派閥対立という構図ですが、カリスマの店舗店員やら、元不良のリーダーだった女性の話など、本筋とは関係ないエピソードが意外と大きく占めていて、ストーリーとしては少し陳腐な印象を覚えました。 結末は、誰もが予想する通りの結果になるので、シナリオマジックはほぼないと考えていいのですが、それぞれの演出はプロデューサーにマイケル・ベイが入っていたり、著名なスタッフに支えられているおかげで、高いクオリティを保っているようにも感じました。 あり得ない仮装現実での法律という設定ですが、それを通して色々な社会問題に繋がる事が連想できて、思考を巡らすいい作品ではないかと感じました。 個人評価の星3つは、演出がいいにも関わらず、シナリオにひねりがなかったのでマイナスポイントが響いていたのが原因ですね。 せっかくのシリーズムービーなのに、過去作品のストーリーなどはあまり絡めていない点も勿体無いとも思い、もう一工夫欲しいというのが要望ですね。

スタッフ・キャスト

監督ジェームズ・デモナコ
チャーリー・ローン上院議員エリザベス・ミッチェル
レオ・バーンズフランク・グリ
ジョー・ディクソンミケルティ・ウィリアムソン
マルコス・ダリジョセフ・ジュリアン・ソリア
レイニー・ラッカーベッティ・ガブリエル

あらすじ

この映画のアメリカ合衆国では、犯罪抑制の手段として、年に1日(12時間)だけは、どんな犯罪を犯しても罪に問われないと言う法律が存在します。 その法律を巡って、近年、そのふざけた法律を排除したいというローン上院議員と、その法律のお陰て犯罪率が低下できているという別派閥の議員が対立をして、どちらが大統領選挙で勝利するかで、パージ法が維持されるのか、撤廃されるのかが注目されている中、 選挙直前の夜に今年もパージが実行されます。 そこで当たり前のようにパージ撤廃を公約に掲げるローン上院議員は、暗殺計画の中心人物になっており、プロの暗殺集団から、身内の護衛艦にいたる、周囲の誰も信用できない状況に追い込まれ、危険な街中を逃亡するはめになる。 同時に、パージ反対派閥の市民が、相手派閥の議員を暗殺する計画も進められており、色々な入り組んだ組織構造でそれぞれが対立すう事になる。

犯罪抑制って?

例えば日本でこうした法律があったとしたら?と考えたら・・・ はたして犯罪は無くなる(減少)するのだろうかと思考して見た。 恐らく日本でパージが行われたとしたら、アメリカと同じく、パージ当日は、街中はお祭り騒ぎになり、日頃から恨みを抱いていた人を殺したいと考える人が実際に行動するでしょうね。 そして、殺人を犯しても罪に問われないというのであれば、1年間我慢をしてその日に向けて計画殺人を行う人がほとんどだと思われますが、衝動的な殺人などは防げないでしょう。 だって衝動的だから・・・ 日頃からニュースで夫が嫁を殺したとか、子供が親を殺したとか、色々な痛い事件が報道されていますが、それらは計画的殺人も多いかもしれませんが、多くが衝動的な方が多い印象です。 結局、日本でパージが実行されたとしたら、確実に年間の死者数は増えるでしょうが、交通事故や衝動的な殺人が減らないでしょうね。 個人的に、弱者が損をする法律になりかねないので、こんな不平等な法律は日本では可決されるとは思わないですけどねwww

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