「忙しい」が口癖になっている人は、毎日どのような生活を送っているのだろうか?
恐らく、ちゃんと食事をきっちりとってると思われます・・・
「寝る暇も無い」と言っている人は、本当に寝ていないのだろうか?
きっと寝ています、だって死んじゃうから・・・
そもそも、そうした人は、本当に忙しいのだろうか?
忙しくなくする事はできないのだろうか?
そんなことを考えてみました。
忙しい人は実は忙しく無い?!
仕事で「忙しい」と言ってしって、いつも何かに追われているような人は、他の人よりも仕事量が多くみられがちですが、人が1日でこなす事ができる仕事量など、さほど大きな差がでるものではありません。
もちろん、効率のいい人と効率の悪い人は、数倍の作業量の差が出るかもしれません。
効率の悪い人が、「忙しい」と言っている場合は、効率を良くすれば忙しく無くなるのかもしれませんが、実は仕事は、「効率のいい人」に集中する傾向があります。
会社で上司が部下に仕事を頼む場合、効率の良いAさんと、効率の悪いBくんが目の前にいたら、何か理由が無い限り、Aさんにまずは頼む事がほとんどです。
これは、その仕事を確実に素早く対応してもらって会社としても効率的なAさんを選択するのは、ごく普通の事です。
このように、効率が良い人の他にも、「話しやすい人」という点もありますが、そもそも効率の良い人は「話しやすい人」でもあり、効率の悪い人は、「話しにくい人」という共通点もあります。
そして、効率の良い人にどんどん仕事が振られていきます。
周囲にこういう人がいたら、観察してもらいたいのですが、仕事をたくさん振られた時に、「忙しい」と言う人と、言わない人がいます。
この場合の忙しいは、実は「仕事が多い」という事ではないのですね。
仕事で「忙しい」と言ってしまうのは、「自分のキャパオーバー」であると遠回しに言っているだけだったんですね。
なので、効率の悪い人は、キャパオーバーになると、「忙しい」と言ってしまいがちです。
キャパオーバー以外でも、「自分のスキルで解決できない仕事」などの場合も「忙しい」という表現がされますが、確かに猫の手も借りたいほど忙しいのかもしれませんが、助けてあげようと「手伝いましょうか?」と手を差し伸べても、忙しいのに手伝ってもらわないという人は、「ビジネスビジー」な状態であると理解してあげましょう。
人の行動は無意識が8割
人間は、普段から気を張って生活しているのではなく、起きているうちの8割ぐらいは、何も考える事なく過ごしています。
何も考える事というのは、ボーッとしているだけではなく、いわゆる思考しない状態という事で、無意識に選択してしまうという状態です。
例えば食事をする時に、「次にどれを食べようか?」とずっと思い悩んでいる人はあまりいなくて、なんとなく自分の食べる順番が勝手に想像されて、無意識に食事をしていると思います。
仕事でも、ルーティーン的な作業とか、書き写すだけの事務作業などは、ほとんど思考をせずに作業を進める事ができます。
いわゆる考えて仕事をする場合は、「集中して仕事をする」という場面です。
確かに会社で仕事をする時に、数時間ぶっ通しで集中して作業するというのは、そんなにたくさんありません。
そして人は、なるべく考えずに仕事をしたがります。
本能的にそういうものだと理解していれば、そういう人には腹は立たないのですが、通常、そうした人は怠慢に見えてイラッとしてしまわれがちです。
そして、思考をしたがらない人の口癖も「忙しい」という事も、観察してみるとよく分かります。
そうです、人は、物事をあまり考えたがらないのですね。
こうした法則を知っていると、貴重な2割でしっかりと成果を出すように、自分をコントロールできるのですが、怠慢な人はこうした法則にすら気がつかないでいます。
黄金習慣術
人から「1日好きな事をやっていいよ」と言われて、野放しにされると、人は「退屈」と感じる人が多いはずです。
好きな事を好きなだけやっていいはずなのに、「退屈」と感じるのは、上記した、人が集中できるのは、2割程度しか無いため、無意識に作業をやってしまうからなんですね。
人が無意識に作業をすると、好きな事だろうが、嫌いな事だろうが、作業自体が「めんどくさい」という感情が発生します。
たしかに、好きな事をずっとやっていられる人はいますが、好きな事をずっと続けられない人との違いはなんなのでしょうか?
これは、好きな事をずっと続けられる人は、好きな事をやるという習慣が身についているという事なのです。
趣味でギターを毎日触っている人は、時間があればあるだけ、ギターを触っていられる人が多いでしょう。
ギターが好きで最近始めた人は、恐らく1時間もギターを弾き続ければ、それ以上やるのは苦痛に感じてしまうと思います。
これは、ギターを触る習慣が身についているかどうかが、苦痛に感じるかどうかの分かれ目で、習慣により、ギターを触っている事が無意識にできるようになっているからなんですね。
他にも、絵を描く事、プラモデルを作る事、プログラムをコーディングする事、スポーツやトレーニングをする事。
これらを習慣化する事ができるだけで、人は、長時間作業を続けていく事が可能になります。
こうした習慣化のコツは、よく聞く言葉ですが、「毎日少しずつでも作業を行い、継続して続ける」という事だけなんですね。
そして、継続して続ける事で、少しずつ長時間作業が続けられるように脳みそが育ってきます。
こうした習慣化する内容を1つではなく、複数持つ事で、人はたくさんのスキルアップをする事が可能になります。
そして、作業をする時に、その作業が苦痛ではなくなり、「忙しい」というセリフがでなくなるでしょう。
こういう継続する事自体を習慣化する事ができれば、無意識に成長する事ができる人になることも可能になるので、こうした体質改善を行いたい人は、毎日の少しずつの習慣化を継続してみてはいかがでしょうか?
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