仕事以外の思考が人生を決める

2018/05/27

ビジネス 学習

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人は何を持って幸せを感じるかというと、アドレナリンが放出されて、やる気が出て、ドーパミンが放出されて、快感を得ることができる。 そんな脳内物質のことなどはこの際どうでもよくて、自分でコントロールしようとしても、なかなかできない。 人は誰かに自分のことを求められると、喜びを感じるが、求められすぎると、それに対してストレスを感じる。 また、求められた内容が、自分の想像を上回る内容だった場合、それをやる気に置き換えて喜びに感じる人もいれば、自分には荷が重すぎると考えてストレスを増やしてしまう人もいます。 もちろん、こうした色々な人がいるからこそ人がロボットでないという証明でもあるのですが、これを仕事に置き換えて見るとその人の人生が見えてくると考えられるので、この記事を読んでいる人に、自分ごととして考えてもらいたい。

仕事とプライベートの割合

1日8時間睡眠する人は、人生の3分の1を睡眠に使っているワケですが、仕事で1日8時間働いている人は、単純計算すると、週に40時間、1ヶ月を4週と考えると、
1週間の総時間 : 24時間 × 7日 = 168時間 1週間の労働時間 : 8時間 × 5日 = 40時間
労働時間の割合は、大体4分の1程度である事がわかる。 もちろん、祝日や大型連休、その他の法定休暇などを考えるともっと下がるのがわかるが、残業をしている場合は、ウェイトが高くなる事も見て取れる。 そして、忘れてはならないのが、通勤時間、片道1時間を標準と考えると、仕事に対して取られる時間は、1日10時間にもなる。 1日の労働時間に加えると、週に168時間あるうちの50時間が仕事に費やしている時間になる。 ややこしくなるので、仕事がらみの飲み会などはここには含まないが、総じて考えたいのが、総時間の中の三分の一は睡眠時間に取られていることを考えると、労働時間はその中の半分近くを占めることになる。 そして、残りの半分がプライベートの時間という事を考えると、仕事とプライベートはハーフハーフ。 人により、時間の条件が変わるため、ハーフにならない人もいるが、どうしても、通常の人は、仕事を負担に感じ、プライベートを安楽の時間に感じてしまう。 よくテレビなどでブラック企業の事が話に出る時に月の残業時間が表示されるが、80時間をすぎると上記ウェイトが、大幅に変わり、仮に80時間の残業をしているとしたら、4週で割ったとすると1週間で20時間の残業。 仕事時間40時間 + 通勤時間10時間 + 残業時間20時間 = 70時間 となる。 差し引くとプライベート時間は、
168(総時間) - 56(睡眠) - 70(仕事) = 42時間
確かに食事やお風呂などの生活時間を考えると、プライベートとして過ごす時間はほぼなくなる計算になる。 え?こういう人は睡眠時間を削っている? もちろん、8時間も睡眠できるような心理状態ではないでしょうね。 とにかく、こうしてストレスを抱えているように感じますが、本当にそうなのでしょうか?

何故仕事はストレスなのか?

仕事は、どうしてストレスを抱えてしまうのでしょう? 世の中には、仕事が趣味であり、四六時中仕事をしているという人もいます。 自分で店を開いていて、朝早くから夜遅くまで経営している場合、その店に住み込んでいるような人もいます。 この場合、ほぼ100%に近い状態で仕事をしているのですが、こうした人はが、想定しているようなストレスを抱え込んでいるとしたら、日本は過労死の山になってしまうでしょう。 もちろん、ストレスは心理的な要素が強く、経営者であれば、自ら立ち上げた会社という事もあり、仕事というよりは、人生をかけたライフワークにしている事も少なくありません。 通常の労働者においても、仕事にストレスを感じている人とそうでない人は、見ていてもわかるぐらい大きく差がある事が分かります。

仕事とプライベートはどのように区別すべきか?

僕はエンジニアという仕事をしている為、仕事もプライベートも常にパソコンを持ち歩いて、プログラム作業をしている事が趣味であり、仕事でもあり、自分のストレスのはけ口でもあるのですが、 このように仕事と趣味を公私混同してしまう事で、かなりの領域でストレスから解放される事がわかりました。 そう簡単にいかない人も多いと思いますが、いっそのこと、自分のストレスが溜まるだけの仕事って見直して見たらいかがですか? 仕事を辞める辞めないという選択肢だけではなく、何故ストレスが溜まるのか?どうしたらストレスがたまらなくなるのか? こういうことを考える事が、ストレスを軽減させる思考だと考えられます。 一番良くないのは、ストレスを他人の責任で高められて、自分ではどうする事もできないという状態。 こういう人は、自分ではどうしようもないと思い込んでいて、自らが思考することを行っている場合も少なくありません。

仕事以外の思想を持つこと

会社で仕事をする時に、一生懸命仕事のことを考えることは、美徳と考えられますが、僕は一概にそうではないと考えています。 それは、仕事において、工場生産のような、思考しなくても手を動かせばいいだけの仕事の場合、ミスをいかにしないかという事を考えますが、多くの仕事がイノベーションを求められる時代になってきています。 これは、単一作業をミスなく行うことは、ロボットに任せておけばいいだけなので、それ以外の考えるという作業を人が行う方が効率的なんですね。 当たり前ですが、世の中のAIは、まだまだイノベーションは起こせない時代なのです。 そうした時に、仕事におけるイノベーションは、その仕事以外の仕事にも関心があれば、組み合わせによるイノベーションが生み出しやすくなります。 また、一辺倒の思考が、多方面の思考を持てるだけで、アイデアの質と量が大きく変わる事もよく分かります。 そしてそうした多次元の思考に興味を持つこと自体が今現在世の中の企業が欲している人材であると同時に、ビジネスで成功する人の条件でもあると考えられます。 営業の仕事であれば、営業に関する知識以外に、どれだけ多くの知識を持っているかで営業成績がアップするでしょう。 エンジニアであれば、言われた仕様に対して、どうすれば、世の中で受け入れられるサービスが作れるか、UIUXなどはプログラムをいくら書いても成長しないジャンルですからね。 経営においても、多方面な知識と最新のニュースなど、情報量が全ての判断を左右すると言っても過言ではないでしょう。

あとがき

このように、仕事以外の思考って、非常に重要なのに、仕事一辺倒でストレスを溜める人が非常に多い世の中になっているようです。 もちろん、仕事以外の事を仕事中に考えてばかりでは良くないので、この辺のバランスも重要なのですが、0か1というレベルではなく、説度を持ってウェイトを管理できるような柔軟性が求められているのだと思います。 仕事にストレスを感じている人は、今までの思考を変えてみる自己努力をお勧めしたいと思います。

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