初心者エンジニアが企業面接の時に気をつけるべきポイント

2017/05/20

ビジネス マインド 学習

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WEBエンジニアの育成スクールを運用している会社さんに訪問した時に、企業の面接担当者の視点を質問されたので、いい機会なのでエンジニア面接におけるポイントなどをまとめてみた。 ただし、ボク個人の視点で内容が書かれているので世の中のエンジニア面談に役立つ情報というわけではない。

面接におけるよくある質問

1. 何故エンジニアの仕事を選んだのか?

エンジニアという仕事にどのような魅力があるのかを話してもらいたいのだが、志望動機を同時に聞いている場合が多く、自分の考えをしっかりと話せないとマイナスイメージになってしまいがち。

2. これまでどのような仕事(コーディング)をやってきたか

今までで一番たいへんだった事を聴いているのだが、多くのエンジニアは、面接の時にこの質問を受けると職務経歴書を読むだけの人が多い。

3. 将来どのようになりたいか?

エンジニア初心者であれば、この質問を受けた時に、何かに憧れていなければ、中々答えられない。 どうやらプログラマーという職の先をイメージすることが難しいようだ。

4. 最近一番気になっているサービスはありますか?

この質問をする面接官は、恐らく業界をウォッチする視野の広さと、そのエンジニアのレベル感を確認しようとしていますが、エンジニア側としては、この質問は、あまり意味が分からないというのが本音のようだ。 面接官に気に入られたければ、その会社に何らか関係するサービスを言って話の共通点を見つけましょう。

5. これまでで一番しんどかった事

これはエンジニアの人が過去にどのような高い壁にぶち当たったかを言い表してもらいたいのだが、エンジニアの受け取り方は、ただ辛かった事を言うだけに終わる場合が多いようです。 面接官の聞き方にもよりますが、壁にあたってどのように乗り越えたかが重要なので、そういう視点で答えてみましょう。 「諦めた」というのは、ここではマイナスイメージでしょうね。

エンジニアは面接官とどのように接すればいいのか?

エンジニア側は、面接官に対して大人しく良い子ちゃんを演じていると実はそれはマイナスイメージとして捉えられてしまうことを知っておきましょう。 面接官は、その人のキャラクターを観たくて面接しているのであって、履歴書と職務経歴書、コーディングした作品などの成果物を見るだけであれば、わざわざ面接などしません。 自分のデスクでパソコンを開くか、書面を観ながら判断するだけでいいのです。 しかし、採用面談というのは、あくまで人を見る場という事を理解しましょう。 エンジニア初心者の場合は、自分にスキルが足りないという気持ちが先に立ってどうしても喋り口調が少なくなってしまいがちです。 僕が個人的に望ましいのは、面接という緊迫した場で、いかに自分をだせるかという人間性が、他のエンジニアと違うポイントを与える要素だと思います。

ポイントは「失敗」

面接を行う時に、エンジニアの経験者でも初心者でも一番話したくないのが、今までにやってしまった失敗なのですが、実はこの失敗を大げさに話せば話すほど、面接官には良く見えるという事を理解してみましょう。 失敗というのは、先述した今までに立ちはだかった大きな壁として聞こえ、それをどのように乗り越えたのかが、その人のキャラクターであり、会社に就職した後にその人の立ち振る舞い方そのものなんですね。 あまり言いたくない失敗も、大きな失敗であればあるほど、面接の時には強い武器になるので、大いに失敗を語りましょう。

企業側にする質問

エンジニアの人は、会社面接を行う時に、必ず質問をするようにしましょう。 「何か質問ありますか?」と言われた時に、「特にありません」というエンジニアは比較的多いのですが、これは面接官によっては、自分が面接で一生懸命質問をしているのに、エンジニア側は、会社に対しての質問が一つもないという事に憤りを感じる場合もあるようです。 質問は必ずするのが礼儀だと考えてもいいでしょう。 とにかく質問をしないという面談はお互いに有り得ないと考えたほうが良さそうです。

心に残っている質問

僕の個人的にエンジニアから受けた質問で、心に残っている質問があります。

あなた(面接官)がこの会社で一番成長した事はなんですか?

この質問をエンジニアがしてきた時は、非常にそのエンジニアに対して関心したのを覚えています。 このエンジニアは、自分が面接されているだけでなく、会社をちゃんと見極めようとしている事にレベルの高さを感じました。

この会社に入ったとしたら、どのように成長できますか?

これも、エンジニアの人は通常「面接官に聞きにくい質問」とされているようですが、面接する側としては、是非聞いてもらいたいと思っています。 ただし、会社でちゃんと教育プランを考えている場合ですが、考えていない場合は、何となくお茶を濁すでしょうね。 でも、この質問の返答でその会社の教育体制が理解できると考えれば是非するべき質問かもしれませんね。

残業はどのくらいですか?

個人的にはSIerに勤務している人が、ブラック企業は嫌だという思いから質問する場合が多いですが、この質問は面接官にはマイナスに捉える人もいるようですが、「現状の従業員の平均残業時間」や「日々どの位の残業をしているのか」は、内定をもらってから聞いては遅いと思うので是非事前に聞くようにしましょう。 これもお茶を濁す会社は、間違いなくブラックでしょう。 そして、僕が個人的に思うのは、残業を嫌がるよりも、この質問をしてきたエンジニアは、沢山残業できますか?という聞き方をしてきたので、非常に心に残っていました。 プログラミングが楽しくて仕方ないというタイプでしたね。

個人的に好きな面接と嫌いな面接

僕も今まで何社も面接をしてきて、これまで気持ちの良かった面接もあり、面接官に終始イヤミを言われて気分が悪かった面接もあり、実際に企業に採用する面接官をやり始めて、ようやくお互いの気持が分かるようになった時に、面接って確かに短い時間でその人、その企業を見極める場という事は間違いないのですが、その空間で確認出来ることは、人間性以外はないと認識しました。 エンジニアは、人の心の通った企業に内定をもらってほしいし、企業は実直で成長する可能性の高いエンジニアを採用するべきだと思います。 どちらかと言うと、面接官は、何人もエンジニアを見てきて、何となくその人にとっての成功パターンと失敗パターンを心得ており、エンジニア面接の時は、その型枠にはめようとする事が多いようです。 個人的には、そんな面接をされたら、面接官に質問をして丸裸にしたくなりますけどね。

企業面接に望む心構え

何度も言いますが、面接は企業側がエンジニアに対して行うだけのものではなく、エンジニアがこれから勤めるかもしれない企業を見極める場であるという事を忘れないようにしよう。 世界的にエンジニアは企業にとって、非常に武器になる人材です。 人材紹介会社にとっては、売り手市場でもあるし、大きな市場である事も間違いありません。 企業によって、エンジニアの扱いは違うかもしれませんが、僕の知っているWEB系の会社は、エンジニアが素晴らしいところは、会社も素晴らしいという法則が当てはまります。 自分がそうなるイメージを持って企業採用に望みましょう。

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