アイデアを生み出す時、自分でも納得が行くアイデアが生まれない、人が良いと言ってくれない、として自分は発想力が低いと悩んでいる人、人のアイデア放出は宇宙の法則と似ているという事を少し大げさに考えてみました。
映画や小説で最近良く聞いく「ケスラーシンドローム」という言葉を調べてみたところ、人のアイデア創造の仕組みと大きく関係していると考えられ、少しまとめてみたので、興味のある人は読んでみてください。
ケスラーシンドローム
「衛星軌道上にある人工物(衛星)に人工物が衝突すると、相対速度が非常に大きいために大破して、多数の破片=スペースデブリを生じる。
宇宙で人工衛星が人工物に衝突した時に発生した多数の破片が、また別の人工衛星に衝突してさらなる破片が生まれる。
その破片は片付けられること無く増えていった時に、人類が宇宙に出ていけなくなるという、ドナルド・J・ケスラーという人の唱えた説。
アイデアを生み出す指向性
アイデアは人により生み出し方も違う為、何か決まったアイデアを生み出す方法というのが無いのが現状です。
ここで考えたいのは、アイデアが出にくいという人。
これは、思考に関するケスラーシンドロームが発生しているのではないかと思われる。
思考のデプリ
人は考える時に、過去の記憶が思考になり、それを組み合わせる事をアイデアにするパターンが多いと思います。
この過去の経験が偏りすぎていて新しいアイデアではなく、偏ったアイデアしか生まれないという人がいるようです。
また、ネガティブ思考の人は、過去の記憶で思い出したく無いと記憶に蓋をしてしまうタイプの人は、アイデアを生み出す時に、思考できない方向性が発生する傾向もあるようです。
アイデア豊富な人
過去の記憶は、読書や人の会話から得られる知識も相当する為、勉学を好んで行う人、ジャンルの違う人達とのコミュニティを形成できている人などは、アイデアの質がそうでない人と比べて上位で有ることは、言うまでもないでしょう。
質の良いアイデアを生み出す方法
ここでは、思考のケスラーシンドロームから抜け出す事で、良いアイデアを思いつくという方向性を考えてみました。
思考のデプリを取り除く方法
人は思い込みにより思考の方向性が決まります。
苦手という感覚は、人によって違いますが、苦手なモノというのが、いわゆる思考のデプリという事なので、苦手が少ない(または無い)事が思考の方向性が広がるという理論になります。
苦手を克服するには、並大抵の努力ではできないかもしれませんが、苦手を無くす必要はなく、ここで一番考えたいのは「無意識の苦手」を無くすことを考えましょう。
自分でも気がついていないが苦手なものが有るということは、無意識にアイデアの方向性を塞いでいます。
自分が何が苦手なのかをしっかりと見極めてみると、アイデア発想の質が向上することでしょう。
周辺コミュニティの活用
苦手の克服に関しても、身近な人が、苦手なことを教えてくれる事が一番の近道だったりします。
自分の気がついていないことを、周りの人は気がついてくれます。
これは、周囲の人とより自分が近い関係にあり、お互いによく知り、相手にとって何が違和感んがあるかを無意識にでも汲み取れるという事が重要なようです。
身近な人の意見が重要
家族や恋人などは、非常にこれに近い関係ですね。
こうした事を言い合える友人などがいることは、ある意味、宝物と言っても良いかもしれません。
そして最も重要なのは、そうした意見を聞いた時に、逆ギレしたり、本当の自分は違うとして、聞き入れ無いというタイプの人も自己のケスラーシンドロームから抜け出せない人でしょう。
他人から言われたことを真摯に受け止めて自己認識、改善できるという事が、その人が人として向上し、さらには、アイデア発想の質が高くなる一番の近道であると考えられます。
禅問答
上記の様なアイデア発想の向上する環境を構築できたら、改めて自分のアイデアを出してみた時に、今までと質が違うことに気がつくはずです。
「思考の殻を取り除く」
という禅問答がありますが、まさに同じ感覚だと言えます。
最後に
いかがでしょうか?アイデアが上手く出せないと悩んでいる人って、人にはあまり言わないけど、自分の中でモヤモヤしている人は多いはずです。
かつて僕も全く同じ感覚を持っていたんですが、ブログを書き始めて、アイデア創出の為の思考という事を考え始めた時に、ずっと思っていたことを今回の記事にしてみました。
これを読んでくれた人の何かの参考になれば幸いです。
関連リンク
ケスラーシンドローム | Wikipedia
ケスラー・シンドローム | hatena keyword
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