
これまで、様々な業界のホームページを作ってきました。
飲食業界、製造業界、大学技術系、Webサービス、B2Bビジネス業界、アパレル業界、コスメ業界、ギャンブルサイト、旅行業界、エンタメ業界・・・
思い起こすと数え切れないぐらいの業界対応です。
これらが全て自分のスキルとなっているのは、本当にありがたいことで、ビジネスドメインと言われる、
業界ルールから、業界特性、全体的な共通事項などなど、Web制作界隈で、セミナーを開いてお金が取れるんじゃないかというネタが満載です。
これら全体を通して、いつもお座なりになるのが「サーバー」です。
ホームページ制作って、どうしても、見た目のデザイン(しかもほぼトップページ)に注目されがちで、
トップページのデザインができたら、ほぼ完了なんじゃ無いかというぐらいのテンションの下り具合が、クライアントから感じ取れます。
そして、サーバーに関しては、
・すでに運用しているサーバーがあるけど、業者任せ。
・サーバーについて知識がないので、自分で選定ができない。
ほとんどがこのどちらかです。
個人事業の方や、友人などで知識のある人に助言をもらって、安価なサーバーをすでに契約しているというケースがごく稀にあるぐらいですね。
このサーバー選び、一体何を基準に、どういう視点で、コストの感覚など、どう考えればいいのか、
自分のオススメも踏まえて、ホームページを作るときのサーバー選定の方法について、ブログに書きこ残しておきたいと思います。
サーバー選びでの間違いポイント
エンジニア(Web制作する人)の視点と、ホームページを作りたい(ITに疎い人)とでは、サーバーについての感覚が、まるで違っています。
サーバーなんてどれも同じでしょ
「値段の差こそあるが、サーバーってどれ使っても大差ないでしょ」
程度に考えているクライアントが多いので、
「できるだけ安いサーバーを使う」
という思考になりがちです。
サーバーとネットワークとドメインの違いすらわからない
サーバーって一体なんなのかすらわからないので、付随する機能や、各種のシステムについては皆無なのは間違いありません。
ドメインが、example.comみたいな、「なんちゃらドットコム」程度のことは知ってるが、それがサーバーとなんの関係があるのかわからない人は、ちゃんと理解する思考を持つことが重要です。
それを説明してくれる制作会社を選定するのも重要ですけどね。
Wordpressをホームページと思い込んでいる
ホームページを作ろうとして、AIや、制作会社に無料で聞くと、十中八九「Wordpressで作りなさい」と言われてしまいます。
ここが大きく間違い始めるポイントなんですが、安価サーバーほどWordpressを神のように扱っています。
個人的には、神ではなく、紙やゴミだと説明させていただいています。
サーバーは何でもできると思い込んでいる
ホームページが設置できるサーバーがあれば、メールもできるし、インターネットシステムなどは思いのままに構築できると思ってしまう人が一定数います。
確かに、
ホームページはホームページサーバー
メールはメールサーバー
同じサーバーに設置もできるし、別々のサーバーとして分離することもできます。
わからない人にとっては、何故分ける必要があるのか?
1つにしておけば、サーバー料金も1つで済むと考えてしまうようです。
サーバーの金額っていくらぐらいが適正なの?
いくらが適正なのかは、
会社ごと、用途ごと、アクセス数ごと、管理体制ごと・・・
こうした属性によって、適正の内容が大きく変わってきます。
アクセスが多い場合は、負荷が高くなることに対応できる(または、冗長構成や、マルチサーバーのバランシング構成に対応できる)必要がある。
管理体制が、複数人いる場合(エンジニアや運用担当者など)、またITが苦手な人が運用作業をする場合は、CMSの構築が必須になります。
特殊な用途で、サーバーにポーリングシステムやWebRTCみたいなビデオチャットシステムを構築するようなシステム対応の場合は、モジュールインストールできるLinuxサーバーである必要があります。
このように、ケースによって重要なポイントは、全く変わってしまいます。
それぞれ、クラウドサーバー、オンプレミスサーバー、レンタルサーバー、VPNサーバー・・・
こうしたサーバーの提供サービスを選定して、それらの料金比較をして、初めて適正価格が見えてくるというモノです。
でも、クライアントは「サーバーっていくらぐらいかかるの?」って、一言で即答を求めます。
これは、上記のような決めなければいけないことを、検討前段階に、想定して算出してもらおうとしているのと同じなんですね。
なので、自分としては「新規作成でれば、ピンキリで、月額で0円から5千円ぐらいで考えるのがいいでしょう。でも、初期構築は別途かかります。」と言っておきます。
ホームページの作り直しは、まずサーバー構成の見直しを考えること
すでにホームページを持っていて、それをリニューアルする。
または、そこに新たにページを追加する。
という場合に、サーバーはすでに存在していることになります。
この間、LPを1ページ作るという依頼を受けた会社は、
HTMLと画像とCSS、Javascriptのモジュールをフォルダ内に入れて(zip圧縮して)納品すればいいと言われて、納品したところ、
「サーバーにアップロードできない」
と言われて、緊急対応じた事例がありました。
Wordpressで構築されていて、どうやってファイルをアップロードすればいいのかわからない。
とのことでした。
FTPのやり方も使い方もよくわからない。
どうすればいいかわからない。
担当者もいないので、助けてください・・・
とのことで、レンサバのログインから、FTP機能を有効にして、アップロードまで完了してあげました。
何故納品形態をファイルでOKにしたのか、いまだに不明なんですよね。
サーバーセキュリティについて
多くの会社が、そのホームページサーバーは、制作会社が構築してあるもので、レンタルサーバーのログイン情報程度しか情報を持っていない事がほとんどです。
会社内に、サーバー管理をしている人が皆無なパターンが大半なんですよ。
「何か問題があれば、制作会社に連絡すればいい」程度に考えていますが、
ハッキング被害を受けて、踏み台サーバーにされたとしても、制作会社の責任にはできないのが現実です。
セキュリティの管理は、自社の責任と認識している会社も少ないのですが、
大きな事件、莫大な損害金になることも、今時のネット事情からはあり得るので、そのための保険が、サーバー管理体制だと考えた方がいいですね。
もちろん、安価にできる方法などもあるので、そうしたブレインが必要ということも重要です。
サーバー管理の適正
多くの会社が、次のような体制になっていないでしょうか?
・ドメイン → 社長が契約
・サーバー → 昔の制作会社が契約
・メール → 別会社のサービス
・DNS → さらに別の会社
・FTP → 担当者しか知らない(または使った事がない)
・契約情報 → 前任者のメールアドレス(メールに残っているなど)
そして、この体制で5年、10年ぐらい運用してきていて、これまで問題はなかった。
こうした会社がホームページを作りないしたいという場合が、一番厄介なんですよね。
知らないけど、自分たちで勝手に変なルールをたくさん作っていたりします。
そんな人たちは、以下の項目を答えられるようにしておくといいでしょう。
・どこのサーバーなのか?
・誰が契約者なのか?
・契約期間はいつまでなのか?
・月額・年額はいくらなのか?
・解約や設定変更でいくらかかるのか?
・ドメインは誰が所有しているのか?
・メールはどこで管理しているのか?
・サーバーのログイン情報はどうなっているのか?
・制作会社との契約を終了した場合どうなるのか?
これは、自社で把握しておくべき内容です。
これを一つずつヒアリングしていくのは、時間の無駄だし、
この作業費も見積もりに入れようか迷うぐらいの労力なんですよね。
オススメサーバー構成
タイプ別に、オススメのサーバー構成をリストアップしておきます。
どうしてもWordpressを使いたい人
ロリポップが国内最安値です。
ロリポップの料金表を参考にしてもらうといいでしょう。
B2Cサービスを発足したい
迷わず
AWSです。
初年度は、値引き制度があるので、かなり安価に感じますが、
次年度から、正規料金+トラフィックに応じた従量課金が発生するので、通常よりも割高にはなります。
それでも、機能面や管理を考えると、世界で多くの大手企業でも採用されているシステムだけあって、間違いない構成にできます。
コストの抑え方は、エンジニアの質によって変わってくるので、精通したエンジニアがいない場合は避けた方がいいかもですね。
Linuxサーバーをとにかく安価に持ちたい場合
ホームページ以外でも、色々なシステム構築を考えていたり、
小さいけど、複数のサーバーを設置したいような場合は、
X-Serverを使う会社が多いでしょう。
ロリポップはWordpressサーバーの構築には向いていますが、VPS的に使う場合は、X-Serverxの方がいい面が多いです。
モジュールのインストールができるだけで、サーバーの使い道は未知数になりますからね。
0円でGoogleサービス構成
過去のブログで何度も書いていますが、
GoogleBloggerのテンプレートを書き換えることで、サーバーの月額コストを0円に抑えることができます。
ただし、これは、国内では、ウチの会社しか扱っている制作会社はない(他では聞いた事が皆無)為、詳細についてはお問い合わせをいただければ説明させてもらいます。
あとがき
この記事を読んで、「サーバー」と一言で片付けられる内容ではないことがわかってもらえたら、幸いです。
ただ、これからサーバーの勉強をする気がある人なんて、エンジニア見習いぐらいの人しかいないと思います。
わからない人は、わかっている人に聞けばいいし、任せておけばいいんです。
ただ、サーバーに関しては、継続的に保守をするという事が重要なので、一時だけ任せるというのがダメということを最後に理解しておきましょう。
サーバーにおける「いざ」というときは、確実に危険信号がONになっている状態で、ほぼアウトな状態な場合が大半です。
そうならないための保険を今一度考えるのがサーバー管理なんですよね。
何をどうすればいいかという事ぐらいは学習しておいてもいいと思いますね。
もしかしたら、自分みたいに、「サーバーは友達」と思えるかもしれませんよ。
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