[映画] ギヴァー 記憶を注ぐ者

2019年9月26日

レビュー 映画

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ストーリー

近未来のとある理想郷とされた町。人々は、争いや犯罪の無い、平和な「コミュニティ」という環境を構築していた。 人の生活は全てルール化され、家族構成から、生涯就く仕事まで、長老委員会という機関によって管理されて、理想郷として考えられている。 コミュニティの人々は、過去の記憶を持たず、過去における人間の醜い行いを知らないまま、理想的な平和な暮らしを過ごしている。 ジョナスは、子供の頃から他の子と自分が少し違うという感覚を持っていたが、それがどういう感覚なのかはある日まで理解できていなかった。 生涯の仕事を決める「任命の儀式」で、ジョナスは「レシーヴァー(記憶の器)」という職業に就く。 ここでは、「ギヴァー」と言われる者から、過去の記憶を引き継ぐ事になり、これまで人間が経験してきた過去を、受け継がれ、色々な真実を知る。 ジョナスは子供の頃からのモヤモヤが解決され、自分が何をすべきかを悟る。 幼馴染のフィオナに対する自分の愛情に気が付き、人々が毎日、投薬する薬が、人々の感情を無くし、色々な意欲を抑制するという事を伝え、彼女も投薬を止めて、少しずつ感覚を取り戻すことになる。

キャスト / スタッフ

原作ロイス・ローリー
監督フィリップ・ノイス
ジョナスブレントン・スウェイツ
フィオナオデイア・ラッシュ
主席長老メリル・ストリープ
ギヴァージェフ・ブリッジス
父親アレクサンダー・スカルスガルド
母親ケイティ・ホームズ

評価

★★★★☆
小説をかなり忠実に映像にしている事が、非常によく分かる世界観になっている。 冒頭、違和感なく白黒映像になっているのが、人の記憶としての「色」を失っているという事をギヴァーから伝えられた時から、少しずつ画面に色が出てきた時に、見ている側も徐々に気がついてきて、その映像美とセンスのいい感覚が非常に心地が良い。 ストーリーは、児童書が元になっているだけあって、お手本のような話の構成になっていますが、小説で想像力に任されていた部分などが、映画では少し説明不足になっている節もあり、個人的にはそうした疑問に思うところを徹底的に生活感を出して表現してほしかった部分もある。 例えば、人同士の争いが無いという事が、人の会話で説明しているだけで、実際に現在の人間の争いが起きる場面などで、この世界では争いが起きないという場面を見せて納得させてほしかった。 また、境界線を超えると、そのコミュニティの過去の記憶が蘇るというのが、テクノロジーによるものか何なのか少し説明不足で、ITの制御が解けたのか、何かしらの制御解除が行われたのか、この映画の一番の見せ場ポイントだっただけに、信憑性が不足していたのが残念でした。 家族ではなく、「家庭ユニット」と呼ばせたり、殺すことを「喪失」と言ったり、細かなこだわりによる世界観構築は非常に入り込みやすいポイントでもあったので、2度ほど見て、町中の色々な細かな世界観にも気を配って見てみたいと思わせる作品でした。 どうやら、この作品は4部作らしいので、その後の世界も非常に気になりますね。 引き続きウォッチしましょう。

関連サイト

wikipedia : https://ja.wikipedia.org/wiki/ギヴァー 記憶を注ぐ者

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