[Book] 「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」を読んだら英語が話せるイメージが出来た

2018年8月21日

レビュー

日本人は世界中で一番といってもいいぐらい英語が話せない人種らしいですね。 そして、ほとんどの日本人が「英語を話せる様になりたい」と考えているそうです。 この本では、スティーブ・ソレイシィ先生が、日本の英語教育にメスを入れると同時に、日本人の基本レベルでどのようにして英語を習得していくか、これまでの英語勉強の基本をまるっきり覆してくれる内容に本当に目から鱗です。 とにかく、この本を読んで、英語の勉強がしてみたくなるのは確実ですね。オススメの書籍です。

日本人が英語を話せないのは、日本の英語教育自体に問題がある

スティーブ・ソレイシィ先生が、まだ日本語が堪能に話せない時に日本に来て苦労しながら日本語を覚えた事と同時に、日本人の英語力に疑問を持ち、日本の教育システムに問題がある事を指摘している。 日本の教育は基本的に高校や大学受験などの入学試験に対して行われる場合が多く、そこにはペーパーテストであるがための、空欄の穴埋め問題に対して、正解を記述するという内容なのだが、先生曰く、
英語って話し方が複数あるので、正解を1つにするのがおかしい
日本語でも、物を食べて「おいしい」「うまい」「いける」「ヤバイ」「美味」「結構なお手前で」...などなどたくさんの言い回しがあるのと同様に、英語にも色々な話し方がある。 中学、高校でちゃんと英語の勉強をしていた人は、英文法については、かなり詳しい。・・・でも、英語が話せない・・・という人が圧倒的に多いらしい。 これは、学校で習った英文法のようにしっかりかっちりしている文章でなければ、英語が通じないと思い込んでいる日本人が多いとのこと。 確かに、駅前で外国の人から道を聞かれた時は「あ〜」とか「う〜」とか「え〜」とか言って、英語の第一声で困っている人をたくさんみかけますし、自分もそのジレンマに陥ってしまいます。 「まっすぐ言った突き当たりを右に曲がって2つめの建物」・・・というような事を英語で直訳しようとするのが問題のようですね。 そんな時どうやって話せばいいかという暗記をするよりも、もっと簡単に英語って話せるっている事がふんだんに書かれています。

英語スキルをあげたければTOEICを勉強しても無駄

日本企業が英語を重要視して、会社の従業員条件として、英語を習得できなければ、ポジションを外すとか解雇するとか、かなり厳しめのルールを作った会社もありますが、英語ができる指標というのがTOEICの得点としている会社がどうやらほとんどなのだそうです。 確かに僕もそうしたニュースを聞いたり、知り合いの会社で、そんなルールが出来た話を耳にした事があります。 そして、僕の友達にも、TOEIC:750点も取れているツワモノでも、ネイティブの外国人の方に話をされて、あたふたしていたり、きちんとヒアリングできなかったりするのをみると、TOEICを勉強して仮に満点を取れたとしても、英語が流暢に話せるという訳ではない事がよくわかりました。 目的はTOEICの点数ではなく、英語が流暢に話せるという事に変わりはないので、この本では、SKYPEなどを使ったネイティブとの会話と、スピーキングテストをおすすめしていました。 TOEICよりも、そちらの方がよほど有意義なのだそうですよ。 ちなみに、先生曰く、TOEICは650点取れば十分なのだそうです・・・

釣竿表現でスピーキングアップ

「釣竿表現」とは、ソレイシィ先生が教えている、共通の言い回し方だけで会話ができるようになるので、その数パターンのみを覚えておくだけで、あとは知っている英単語を加えて話すだけで会話が成立するというモノ。

1. "Would you ~ ?"と"May I ~ ?"だけで大体の会話ができる。

相手に何かをお願いする時は、"Would you ~ ?" 相手に何かをしてあげたい時は、"May I ~ ?" ジェスチャーしながら "Would you ?"や"May I ?"というだけで大体通じる。

2. 道を聞かれた時は、"It's the way." + 行く方向を指差す。

「あっちですよ」みたいな感じで、指差してあげると大体はいいようです。 そのあとは、 "It's on the left."「左にあります。」 "It's on the right."「右にあります。」 とか付け加えるだけで、十分に通じるようですよ。

3. 何か欲しい時は「プリーズ」とは言わずに"May I have ~(欲しいもの) ?"と言う

水が飲みたい時は May I have water ? または、ショップなどでは、欲しいものやメニューなどを指差しながら"May I have that ?"と言うだけで大体通じる。

ポイント

1. 英語習得の上達の早い人と遅い人の特徴

上達の遅い人は「たくさんの単語や文法で話そうとして話し始められない」 上達の早い人は「便利で使いやすい単語や文法だけで話し始める」

2. 海外ドラマの見方で英語勉強

DVDを使って、日本語字幕を見た後で英語字幕、字幕なしという風に見て、ドラマを楽しみながら英語も学習しちゃおう。 海外映画よりも海外ドラマの方がより日常会話がされていて、勉強になるようですよ。

なんとなく英語という物がわかって来た

上記のような事を本で読んだ上で、海外ドラマの字幕版を見ていると、みんなシンプルな英語を話している事に気が付いた。 僕のおすすめは「ウォーキングデッド」は、セリフが非常に少なく、日常会話程度の英語しか出て来ないので、むしろ英語で驚いた時の単語や、何気ない一言などのような事がよく聞き取れましたね。 これでこれからは、「勉強している」と言い張って、海外ドラマを垂れ流しにできますね。

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