人との会話でどうしてもしっくりこないと感じる瞬間ありませんか?
きっと相手もしっくりこない感を感じていると思われます。
そんな時、「この人苦手だなあ」とか「この人とは相性が悪い」と思い込んではいけません。
他人はそれぞれの価値観を持っているので、自分と話がうまく噛み合わない時に、「相手が悪い」と決めつけてしまいがちです。
でも自分と話が合う人ばかりと付き合っていては、自分の視野が広がらないどころか、コミュニケーションの弱さが克服されません。
こういう時は「相手の目線に合わせる」という技を身につけておかなければいけません。
わかっているようで意外とできない目線合わせの技について、考えて一皮剥けてみませんか?
よくあるコミュニケーションギャップ
・世代の違う人と話すとき、ジェネレーションギャップを感じる。
・異性と話すと、論点が違い、よく喧嘩する。
・別の会社の人と話すとき、組織文化が違うため、話の方向性が全く噛み合わない。
こういう時、いかにも自分と相手が違いすぎている事を原因にしているが、そもそも、他人だし、こういうシチュエーションって、珍しくもなんとも無いという事を理解しましょう。
もしかしたら、自分に合わせてくれない相手が悪いと遠回しに言っているだけとも思われる。
こういうコミュニケーションギャップは、「目線合わせ」を行う事で自分から解決してみましょう。
目線を合わせるのは見下す事ではない
「目線を合わせる」と聞くと、小さな子供に対して、大きな大人がしゃがみこんで、目線を合わせるという場面を想像すると思います。
子供は大人の目線が上すぎて見上げるのですが、そこには「威圧感」を感じる傾向があります。
それを回避してあげるように、まず目線を水平に保てるようにする事で威圧感を取り払います。
こうしたことから、どうしても上から目線の人が目線を下げるという風に思われがちなのですが、大人同士の会話において、「目線を合わせる」というのは、自分の方が上に立っているという視点で行なっては、きちんと目線を合わせることができません。
逆の立場でもよくあるシチュエーションとして、僕の経験で、とある頭のいい代表の大学を卒業した経営者の人と話をする機会があったのですが、その経営者が自分が学んできた学問の難しい単語を会話に織り交ぜて話をする傾向があり、どうしても理解に苦しんだという経験がありました。
その経営者の口癖が「これは言っても分からないと思いますが・・・」と前置きをするところで、僕は目線が合わない感覚を覚えました。
でも、そんな時に話に付いて行こうとできるだけ自分の最大限知っている単語を頭の中で駆使し、ある程度しっている感を出そうとしませんか?
これが上から目線の逆で、自分よりもスキルが高い人に対して目線を合わせに行こうとしている下から目線の良い例です。
でもこうした場合、上にいる人の目線を下げてもらった方が本当はいいんですけどね。
コミュニケーションが下手なだけ
そうはいっても、どうしても話が合わない人も世の中には数多くいます。
そして自分が相手に合わせるようにすると、何故か「敗北感を感じてしまう」という人、非常に危険な思考の持ち主です。
人と目線が合わせづらい人は、コミュニケーションが苦手なのですが、本人がそれに気が付いていない場合に問題が発生しがちです。
そもそも、相手に合わせられないのは、コミュニケーションが下手なだけで、人格やその人自体を否定している訳ではありません。
そういう人は、相手に合わせてもらうコミュニティは、存在しないと考えてみるといいでしょう。
自分の事をよく知っている人であっても、誠意を持って相手に合わせる姿こそ、「親しき仲にも礼儀あり礼儀あり」の精神です。
目線が合わせられない人サンプル
会社のエレベーターで、同じ会社の人とたまたま一緒になってしまった時、世間話の一つもできない人、下手すぎます。
街中で、知り合いとすれ違っても、挨拶ができない人、最近ではスマホを操作しているふりをするケースもあるようです。
合わない相手との目線の合わせ方
それでは、相手に合わせるってどういう風にすればいいのでしょうか?
ゴマをすったり、相手に気を使うことだけではありません。
ありきたりな話をしても良いですが、相手がどう考えているかを考えられる余裕を持たなければいけません。
目線を合わせられない人は「相手の事を考えられない」人なのです。
まるで友達のように話す必要はなく、良い感じの距離感を、保つ必要はあるかもしれませんが、その距離を感じることができるかどうかがポイントでしょう。
距離感がわからないと、相手に不快感を与える話をしたり、よそよそしくなりすぎたり、チグハグな相槌になったりしてしまいます。
ここで相手の事をキチンと目線を合わせて見られるかどうかですね。
目線を合わすことができるようになれば、一気にコミュニケーションの達人まで登りつめることが可能になります。
きっと、人生に大きな変化が生まれることでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿